第六章五行における具体的計略:木計
具体的にどのような計略があるか解説する。
五行における具体的戦略
木計
通常戦略
部下に優しくする。自分が率先していやな仕事をする。
呉子は高位の指揮官でありながら、末端の兵隊の傷が化膿して腐ったら、自ら口でウミを吸出し、治療した。このため、下級兵士の武士たちの妻は嘆いた。「これで私の主人は命を捨てて戦うことになるだろう」
源義家は凍え死にそうになっている下級武士を自分が鎧を脱いであたため、命を救った。
楠正成は計略によって底板をはずした橋を渡ろうとした敵の兵士を助けたため、感動した兵士たちは
楠正成のために命をかけた。
応用戦略
周恩来の戦略
日本軍捕虜の中でも国への忠誠心が強く、意志が強い者から惨たらしい処刑をし、それを捕虜たちに見せ、無力感を味あわせる。その中でも特に怯えているものたちを摘出して、非常に公待遇を与える。
捕虜たちの間で嫉妬心が芽生え軋轢が生まれる。その中でも特に仲間からいじめられ、同胞に敵意を
持った者の中で有能な者を摘出して厚遇した上で、「実は日本軍はこんな酷い事をしていたのだ」と
繰り返し、洗脳教育をする。自分だけ厚遇された後ろめたさのため、その洗脳を受け入れた者は、
以後、自主的に日本の悪口を吹聴し、自分だけは良心に従って本当の事を言っていると嘘をつきつづける。
キリスト教教会の戦略
反復して賛美歌を歌わせ、毎週神を賛美させる。強制であっても、反復して何ども同じ事を
言い続けると、人間はそれが自分の信念であり、自分の頭で考えていると思い込んでしまう。
キリスト教の場合は、そうした洗脳術をつかって、「人は善行をしなければならない」と
善の方向で、大衆を教化している。なぜなら、大衆は、論理的に「いい事をしましょう」と
言っても、それを理解しようとしない。自分の経験からのみ、学習するので、歌に物語性を付加して、
物語によって追体験させることによって、洗脳が可能となる。
これは木仁による土信への浸透戦略である。
サブリミナル。
良心の呵責によって服従させる。
某動画では、動画の上にバーナー広告が流れる。そこには商品のコマーシャルではなく、ブログの
紹介やニュースが流れる。
それは一見、金にならないように思われるが、そこで、
日本人とインド人のハーフのミスユニバースが「お前は日本人じゃない」といっていじめられた。
日本人は惨たらしい、残忍な民族であり、外国人をイジメつづけた。ハーフは常に弾圧されている。
日本人は酷い。という記事を挿入する。そこでさりげなく白人の写真を添付し、有色人種は加害者であり、白色人種は被害者であるというイメージ操作をする。
そして、なぜ、このように日本民族は残虐であるか、それは市場を開かないからだ。
市場開放して、日本人が長年蓄積してきた財産、会社、記述をすべて欧米の大資本企業に
開放して貢げば、日本人も道徳的な全うな人間になれると訴える。BBCのニュース記事である。
このほかにも、
日本の大学は世界の大学の100位以内にも入っていない、どうして日本人はこんなに頭が悪いのか、
程度が低いのか、というニュースを流す。そして、この大学ランキングを製作した白人が
「日本人は市場を開放しないから、こんなに愚かになった。もっと外国人移民を受け入れ、日本人が蓄積した民は欧米のグローバル企業に使ってもらおう。そうすれば頭がよくなる」と発言する。
このように、一つの記事ではなく、異口同音に、違うセクターから色合いを変えて同種のメッセージを
反復して流しつづける。それによって、「日本人は残忍で愚かだ。日本の富をすべて欧米企業にささげれば、日本人はまともな人間になれる。救われる」という発想を「自分の頭で考えだした」と思い込ませる。
そのようか空気を人工的に醸成するのである。
この戦略を応用するキーワードは「空気の形成」「良心の呵責」「反復」「複数のセクターからの情報の流入」がある。
今回は木仁の人が使える戦略を紹介する。