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孫子、老子の解説  作者: 楠乃小玉
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第五章例題分析「マルクス」

応用編としてマルクスの分析を五行をつかってやってみよう

それでは上記孫子、老子の兵法を使って、カール・マルクスの勢力を分析してみよう。

カール・マルクスは知的な存在であり学者である。

所属は水智である。

 彼の目から見たら仁木である王は取るに足らない存在である。それと共に、王を生存させている原動力は教会が作り出す物語であると見抜いた。

木は木剋信で、マルクスの目から見たら嘘の物語である聖書を使って信である民衆を騙して従属させている。と解釈した。聖書はフィクションであり、毒であるとマルクスは考えた。自分にとって王という存在が取るに足らない存在であり、智の視点から見たら、聖書の内容が明らかに嘘であると認識したからだ。

よって、智から見て低い存在である王と教会を否定し「宗教(キリスト教)はアヘンである」と宣言したのだ。物語は庶民に追体験させるツールであり、道徳を守らせるための洗脳装置であることは事実である。

水智であるマスクスは水智の自然な感情から王と教会を低いものと断定した。そして、なによりも敵視したのは、民衆を搾取するブルジョア特権階級。王に寄生して私服を肥やす火礼=ブルジョワジーである。

この、水智から見たら悪である存在、火礼をこの世から抹殺することによって世界は平和になると

マルクスは考えたのである。これは水智の感情論として当然ありうる流れであった。

この思想に基づき、その弟子たち、これも貧者に同情する木仁であったが、各地に散らばって蜂起することになる。

 結果、ブルジョアが殺戮され続け、シビリアンコントロールが崩れ、火剋金である、火に剋されるはずの軍隊が増殖し、軍事独裁政権となる。ブルジョアが商業的利益を得るために市場調査し、より社会に必要なものを生産する必要性がなくなると義は正義のために、国民の安全を守るために、より安全性の高い製品を計画経済で製造しはじめた。その規制はどんどん強化され、安全性を守るために非常に重く、使えないような物品が市場にあふれた。ブルジョアジーが儲けるために調査した市場調査がないのだから、

役人の思うがまま、計画経済で、安全性の向上という思想のみが追求された。結果、市場経済が混乱し、

ソビエトは崩壊することとなった。

これが、孫子、老子的五行から分析したマルキシズムの顛末である。

こように社会現象を分析し、活用する。

 より潤滑に組織を動かすには、自分が悪と認識するセクターのカテゴリーであっても許容して

共存することが必要である。極度の純化は破滅をもたらす。

そういう意味でも、改革の名による徹底した純化は国を滅ぼすものなのである。


バランスが大事という結論。

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