プロローグ
遂に始めちまった…。
命輝石が停滞してるのに新作なんて…。
まぁ、基本は気分転換で書いたものなんですが…。
それでも読んでくれたら嬉しいです!
西暦2091年。
人類は異次元の脅威に曝されていた。
事の発端は1年前、南極圏で観測された空間亀裂現象…俗に次元の裂け目とも言われる現象が起きた。
そして、その次元の裂け目からは多数の未確認生物群が現れた。
その姿は神話に出てくる合成生物…キメラのように複数の生物の特徴があり、さらに機械化のように金属で覆われている部位も(個体によって異なるが)複数個所、確認された。
その姿形から未確認生物群は『サイバネティック・キメラズ』というコードネームを名付けられた。
また、一部の地域では『合成機獣』と呼称されており、通称としては単に『キメラ』と呼ばれている。
各国政府は未知の存在であるキメラとのコンタクトを取ろうと試みて使節団を派遣した。
しかし、使節団はキメラによって壊滅。
その結果、各国政府はキメラを人類にとっての敵対勢力と断定し、南極圏へと軍を派遣した。
だが、圧倒的な技術力の差によって地球軍は惨敗。
後に『次元邂逅』と呼ばれることとなるそれらの事象を境に世界事情は急変した。
キメラは南極圏に陣取り、近くの三大陸へと北上を開始した。
標的にされたのは南アメリカ大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸である。
当然、地球側もキメラ侵攻に対して応戦はしているものの劣勢が続くばかりであった。
この世界規模で始まった異次元からの侵略者との戦争を『次元開戦』と呼称することとなる。
未だキメラは赤道よりも上の大陸への侵攻は行っていない。
それ故か、赤道よりも上の大陸で暮らしている人々はキメラの本当の恐ろしさを知らない。
だが、邂逅と開戦から一年もの間でキメラは着々と勢力を北へと伸ばしていった。
そして、日本にもその魔の手が伸びてきていた…。
今、近未来ファンタジックSF(?)アクション物語の幕が開かれる…。