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旧世代勇者の物語(仮)  作者: キュルビス
本編だけどここから先に進む気はまだ無い
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シェアルちゃん初めての旅 Part2

前回のタイトルが間違っていた。「初めての」○「始めての」×泣きたくなった………しかし!訂正はしない。ここに書いてしまったからな!初めてココを見て「そうなの?」ってなった人に笑ってもらうために!

どうも皆!どっかのキチ○イ男の弟子シェアルです…言ってて悲しくなってきた。自分で選んだのに何を言ってるんだろうか。まぁ良いや、気を取り直して…旅の初日、まぁハリセン式訓練とでも呼ぼうか。アレは辛いものがあるよね。コッチは寝てるのに叩きに起こされる…酷くない?二日目は初日師匠があの時は起きてたんじゃないかと思って再チャレンジしたんだけどヤッパリ吹き飛ばされてさ。本当に出来るんだな~…って、この話はしなくて良いや。最初の四日位は全く気づけなかったけど今は大分感じられる様になってきた。あ、そうだ現在はハリセン式訓練が始まって早一週間がすぎた。もう二週間目か…新しい訓練をやるって言ってたな。やっと大樹を切るのに慣れてきたのに大変だな~。あ!でもでもドンドン強くなってるのがわかるの!大樹を切っているだけなのにさ!それでも強くなるのが楽しくて嬉しくてたまらない。世の中弱肉強食だからね!強くなって損はない。只…訓練の初日は絶対に辛いと思うから憂鬱だな。それに最近は…


「ハアァ…」


「?シェアル?どうした?溜息なんて珍しい。チビでバカ、できる事と言ったら身体を動かす位、後は人よりよく食うしか脳のない阿呆の癖に悩み事とは驚きだ。」


コレだ。この毒舌あまり頻度はないけどね。確かにボクはチビでバカですよ?しかしそこまでハッキリ言わなくてもいいじゃないか。これ以外にも大樹を切っている時遅かったり休憩しようとしたりするとムチで叩いてくる様になった。何なんだ…


「いえ、新しい訓練をやるって言ってたので何かな~と思いましてね。」


「ん?ああ、その話ならお前にとってはかなり良い事だと思うぞ?」


「え?何をやるんですか?」


「フフーン、それはな…戦闘訓練だ!」


「おお!戦闘訓練!…と言ってもまだボクにはレザールとペガサスしか戦闘に向いた力はありませんよ?」


「うん。そこで…能力にしか頼らない戦い方は魔力が切れた時こわい。だからソロソロ武器も必要になるだろうと思ってね。今日から新しく始めるのは…短剣の訓練と銃の使い方だ。」


「え!じゅ、銃!?銃ってあの伝説の勇者…てか師匠の作った最強の武器の中の一つですよね!」


「ああそうなんだけどさ…元々あの銃も俺以外は持てない筈なんだよね。複製なんて解体しないと作れる訳が無いんだ。」


「持てない?どう言う事ですか?…も?」


「持てないってのは文字通りさ。『も』って言うのは…ほら持ち上げてみな。」


そう言うと師匠は腰にある刀を前に出した。持てない?危ないんじゃないの?


「触ったら感電とかしないですよね?」


「する訳ないだろ。どんなイメージだよ。大丈夫だって、ほら」


そおっとそおっと、触れても問題ない…みたいだな。良し!じゃあ持ち上げ…!?は?重!何コレ!重過ぎでしょ!?ピクリとも動かない!


「あ、手放すわ。」


ズドドオオォォォン!!!


「え?」


ちょっと…何…腕超痛いんですけど、折れた…絶対に折れた…


「いっ、痛ーーーー!!ちょちょちょ、ちょっと痛いって師匠!持ち上げて下さい。折れてる折れてるから!!」


「よいしょっと、コレでわかったろ?俺以外が持つと触った人間の強さによって重くなる。他にも世界にはこう言った認められた者にしか持てない武器がある。それを神器又は魔剣と言うんだ。一つ賢くなったな。あ、折れたんだっけ?ホラよっと。」


「じ、神器…ウェイさんとの戦いで言ってたアレですね。師匠の武器って神器だったんだ。あー痛かった。ありがとうございます。」


「まぁ俺が俺の為に作った武器だからな。もし誰かが持てたとしても、本当の性能は引き出せない様になっている。」


「本当の性能?」


「ん~…シェアルはオリハルコンって知ってるか?」


「そりゃあ知ってますよ。世界最強の鉱物ですよね。確か硬過ぎて壊せないとか。」


「そう。オリハルコンは同じ素材であるオリハルコンですら壊せない。どの国、大陸でも加工は無理と言われている。この刀はオリハルコン製だ。」


「まぁ話の内容からして何と無くわかりましたけど…それがどうしたんですか?」


「オリハルコンはオリハルコンでも色によって少し違うんだ。石に能力がついている。」


「オリハルコンって色があるんですね。」


「ああ、オリハルコンってのがな、もうそれはそれは珍しいんだが。その中でも極めて珍しい色は白だ。」


「師匠の刀の色ですね。」


「そう。白が持ち主以外には誰にも持たせないって能力。俺は全部の武器に白いオリハルコンを一欠片だけ装飾した。まぁ表面じゃなくて内部にだけど…もう装飾じゃないな。あ、でも鞘には装飾し忘れたんだっけ。」


「そこは、どうでも良いですけど成る程です。それで武器は師匠以外持てないと言ったんですね。」


「そう言うことさ。」


「で、本当の性能と言うのは?」


「ん?だからその能力の事だよ。白いオリハルコンはな他のオリハルコンと接触する事で触れている石の能力自体を所有者のみが使えるようにする働きもあるんだ…コレ言わなきゃわかんないよな。なんで言わなかったんだろ。」


「それはわかりませんが、白は随分と有能ですね…じゃあ、黒はどうなんですか?師匠もう片方の刀は黒ですよね?持ち手がそうですし。まぁ鞘は灰色ですけど…」


「こいつの名前は『攻黒コウコク』。俺は戦うに当たり自衛の為、一振りの刀『白守ハクシュ』を作った。そして別の理由としてこの攻黒を作った。」


「別の理由?一体なんですか?」


「…!え?え~と…何だっけ?思い出せないな。まぁ良いよ。そんな事はどうでも良い。黒いオリハルコンの能力だっけ?黒は無能だ。」


「無能ですか。ん?それって、纏うとどうなるんですか?」


「え?知らない。纏った事あるの白守だけだもん。てか、攻黒は抜いた事もない。」


「……魔王は?」


「白守だけで倒したけど?」


「黒の意味!攻黒は一体なんの為に作ったんですか!?」


「何だったかな~。なんせ無能だからな~…お?シェアル見ろよ。森が見えて来た。」


「え?おお!早く行きましょう!短剣でも初めて武器なんて持ちます。少し怖いですが楽しそうです。」


「おい、引っ張んな…ん〜…服が破けちゃうだろ!!」


「なんだかわからないんですけど…それはいけない!」


人殺しはした事無いけど死体ならスラム街にうじゃうじゃ転がってた。それを見たからこそボクは強くなろうと決心したんだ。やってやるぞ。


~~~~~~~~~


右手に斧を解体して作ったナイフを持って師匠との対峙…死ねる!いや、師匠のはナイフじゃなくて作ったハリセンなんだけど、もう恐怖心しかないよ。やる気のなさそうな顔して!…落ち着けボク。やってやるイケるイケる

『イケる!』


「…ホラ来いよ。覚悟も決まったんだろ?俺に一太刀入れないと終わらないぞ?後は俺の腹が減ったらだな。」


「わかりました。それでは…ハアッ!」


「ホイっと、大振りすぎる…ナイフは相手を細かく刻むように攻撃するんだ。元々刀身も短いから深くまでの踏み込みがやりにくいだろうが、数をより多くこなせばナイフの使い方も上手く。攻撃間隔も短く出来る。」


「セイ!クッ!ヤァ!テリャァア!ウラァ!…………あ、あたらない……」


「ふああぁぁぁぁ……確かに、あたらなーいねー。」


ブチ!っとキちゃいました!!この野…


「あっ!コッチから行ってみたら良いのかな?楽しそうだし、ね!」


「え?」


ゔわあああぁぁぁぁあ!!師匠が真っ直ぐ飛んでくる!あ、でもそこまで早くない。肉体強化も筋力の上限解放もしていないのか。今、師匠はボクの首を狙った攻撃をしてきている。コレはしゃがんだほうが良い。その判断を直ぐさま決行!うお!?しゃがんだ瞬間髪をハリセンが掠った。コワ!でも…


「良し!」


「一つ避けただけで喜ばない。冷静に見ていられるなら相手の次の攻撃を予測。イケると思ったなら攻撃に移る。」


次の攻撃を予測?師匠を見て冷静に判断…ふんふん。さっき右手に持っていたハリセンを左下段から振り上げたんだよね。それをしゃがんで避けた。うわぁ…いつの間に左手にハリセン持ってたのさ。


ドパァーーン!


あっぶねえぇ!地面叩き割る羊皮紙状で出来たアイテムあるか!?死ぬかと思ったわ!


「よーそーみー…禁止!甘過ぎるわ!明日まで待つと思うな!今日は強制的に起こしてまだ続けるからな!」


パアァァァン!!


「ヘブン…!」


………今回も…最…後のオチが……気絶ですか……初日だから…厳しいと思ってたけど…グフゥ……


次回は…水曜日の朝九時か夜の十一時!


あ、そうだ。僕決めましたよ。語り手は、ギャグパートをワタルさんに任せて、一般戦闘は基本的にシェアルさん、時々ワタルさんで行こうと思います。

シリアルなお話戦いは…俺ぇ!で行きたいと思いますよぉ!


シリアルなんて書ける自信…無いんですけどね。

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