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2年物語  作者: WhiteCrow
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第1話 部活。1

「よし、ラスト1本!」


ここは中学のテニスコート上。

2年前、中学生活で闘志を燃やすために選んだ場所でもある。


パコン、という聞きなれた音が交差する。


「っしゃぁあ!!」


サーブが綺麗に決まり、この日の部活は上機嫌で終わった。


部活が終わるとコートにブラシをかけ、ボールを数え、足りなかったら探す。

まぁ、普通の流れだ。

テニスを選んだ理由は専ら、『楽しいから。』


その理由ひとつで約2年をおおむねすごせてしまうのだから、やっぱりテニスは好きだ。




白石健。それがオレの名前。

目立った名前でもなく、どこにでもいそうな、そんな感じの名前だ。


「いっしー、先着替えちゃっていーよー」

「あーい」


部長の悠人(オレはゆー、と呼んでいる)がボールを数えながらそういってきた。

学ランに着替えつつ、最近新しく入ってきた1年生達に声をかける。


「おーい、着替え終わったヤツからブラシかわれー」


はーいなどの返事が返ってきた。


衣替えの季節である5月、まだ少しばかりの肌寒さを感じながら半袖のワイシャツに腕を通す。

僕は今年の4月から受験よろしく、中学3年生になった。


3年生になれば、なんだかちょっと大人になった気分を味わえるかと思ってもいたが、

実際そんなのは幻想にすぎづ、待っていたのは勉強漬けの毎日だった。


でも不思議と嫌ではなかった。

こんなことを言ったら友達(ヤツら)に首を締められること間違いなしだけど、

やっていれば自然とやる習慣、というものが身についてしまうのだ。


だから勉学面ではあまり困らなかった。



そそくさと制服に着替え終わると、ボールを片付けにいった。


「ゆー、ボール変わるよ」

「サンキュー。んじゃお願いするわ」


ゆーは着替えにいき、隣では女子テニス部(女テニ)がボールの集計をしていた。


「あと何個ない?」

「あ、いっしー。今日は2個多くなった!」

「おー。んじゃ中嶋も着替えてきていいいよ。ボールはかたしとくから」


隣で笑みを浮かべながら話すのは女テニの部長、兼同じクラスでしかも同じ班の中嶋彩香(なかじまさやか)だ。

ちなみに、2番手。…あはは。


「え、でも、一人じゃ大変でしょ?」

「バカにすんなっ。1年を使う」

「なにそれ〜」


じゃお願いするね、と笑いながら言って、彼女は去った。


「1ね〜ん」


1年を呼んで一緒にボールを倉庫にしまった。

みんな着替え終え友達とダベっていると、顧問の籬屋(まがきや)が来たので集合がかかる。


「集合!」

「「「はい!!」」」


円上に素早く整列する。


「明日は土曜だから通常部活なんだけど、ちょっと家の予定が入っちゃって。

 だから明日の部活は無し。

 それと、もうちょっとで市内大会があるから来週から朝練を始める」


3年生にとっては最後の県大会予選の前の大事な試合だ。朝練は欠かせない。


「それくらいかな。じゃ、終わり」

「気をつけ、礼!!」

「「「さよーらぁ!!」」」


こんにちは。

WhiteCrowです。



───うん、いい。

こういう後書きを一回やってみたかったです。


物語は自分を少し重ねてます。

初めてなので、そのほうが書きやすいかなー…なんて。

なので、フィクションとノンフィクションが混ざってます。


感想とかをくださると、飛んで喜びますっ!


ラブストーリーにするまで話が長くなるかもしれませんが、ご了承ください。

また、更新がかなりの確率で不定期になるかと思います…。


ですが、頑張って書きますので、

どうか応援よろしくお願いします!!

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