狂ってる少年の魔法練習
ティアマトが30連で当たって超テンション上がった
「さて、授業の続きをしようかと思ったが、さっきの感じだと他の国の復習も済ませてあるだろうし大丈夫そうじゃの。じゃが、これからも復習は続けるんじゃぞ?その内テストで出すからの」
「勿論だよバル先生!それで、次は何をするの?」
「そうじゃのう。今日は天気も良いし、外で魔法の練習をしようかの」
「待ってました!それじゃあ先に庭へ向かってるね!」
そう言うとウーリは勢いよく部屋を飛び出していった。
「ほっほ。元気な子供じゃのう。儂も早く向かうとするか」
「お待たせしたかの、ウーリ君」
「遅いよバル先生~」
「ほっほ。そう老体に無茶言わないでくださいな。さて、それじゃあ始めようかのう。いつも通りまずは5分、精霊感知からじゃ」
「はい!」
そう返事をするとウーリはその場で座り込み、胡坐をかいた。
目を閉じ、体を巡る魔力に集中し、神経を研ぎ澄ませていく。
(おいで)
10秒くらいだろうか。そうしていると周りに気配を感じるようになる。
「ふむ。やはりウーリ君は魔法使いとしての才能が素晴らしいな。この年なら普通は1分、早くても40秒くらいだろに。この子はおよそ10秒で周囲の精霊を引き寄せ、感知できるようになっとる。大人顔負けじゃな」
(精霊たちが近くにいるのが分かる)
精霊を感じると色んな合図のようなものがある。分かり易いもので言うと、火なら少し温かいものを感じたり、氷ならひんやりしてたり、雷ならピリピリしてたりする。他には風なら風の無いところで風を感じたり、土なら土の匂いが、水なら湿った感じがするけどかなり分かりにくい。今は外にいるから尚更ね。けど、光と闇に関しては殆ど情報がなくて分からないんだよね。
それにしても今日はいい天気だなー。こんな日は自然と気分も上がて調子も良くなるものだよね。もしかしたら今なら・・・
「ん?ウ、ウーリ君?何をしておるんじゃ・・・?」
「え?いや、今なら今朝失敗した実験が成功する気がして」
「だからって急に大きな火球を作るんじゃないわい!もし失敗でもしたらこの辺は焼け野原になるじゃろ!ほら早くその物騒なもんを収めるんじゃ」
「はーい」
確かに失敗した時の事は考えてなかったなー、と反省して集めた魔力を霧散させ、再び精霊感知の練習にもどった。
───、──
「?」
「どうしたんじゃ?急にキョロキョロしだして」
「ううん。何でもないよ。多分気のせいだと思う」
気にしても仕方ないので、再び目を閉じて魔力に意識を集中させようとすると
──ぃ
聞こえた!今度ははっきりと!
ぉ―――ぃ
「どこから、というかこの声は」
「どうやら、お友達が来たようですな」
「お――――い!!!」
「アレクにアディーテ!」
さっき聞こえた声はどうやらアレクの叫び声だったらしい。向こうから2人がこっちに走ってくるのが見える。
「よっ!おはよウーリ!遊びに来たぜ!」
と言いながらサムズアップしている茶髪の少年がアレク。誰が見てもわかる超元気な子だ。
「朝からごめんねウーリ君。アレクったら遊びに行くんだって聞かなくってさー」
アレクの横で謝ってるのがアディーテ。少し長めの金髪で、どこか大人びたその立ち振る舞いと明るい性格は町の人からも評判が良い。2人は家が隣同士でよく一緒にいるみたいで、出会ったころからとても仲良しだった。
この二人と初めて出会ったのは、僕が6歳の頃。お父さんとお母さんの買い物についていった時に、はぐれて迷子になっちゃったんだ。そんな時に2人が声を掛けてくれて、一緒にお父さんとお母さんを探してくれたんだ。それからは2人とよく遊ぶようになって、今ではとても仲が良い親友である。因みに年は3人とも同じ8歳だ。
「全然いいよ。2人とも遊びに来てくれてありがとう!」
「うお、眩しっ」
「あーこの笑顔マジ癒されるわー」
「どうしたの?」
「「何でもないよ!」」
「それで、ウーリは今何してたんだ?」
「バル先生と一緒に魔法の練習だよ」
「魔法の練習!見ててもいいか!?」
「わたしもー!」
2人は目を輝かせて言った。魔法に興味津々なようだ。お父さんに初めて魔法を見せてもらった時を思い出すなー。
「うーん。それでもいいけど、ここにはバル先生もいることだから、いっそ2人も魔法を習ってみない?いいかな?バル先生」
そうバル先生に同意を求めてみる
「そうじゃな、見ているだけだと退屈じゃろう。せっかくじゃ、お友達の2人も一緒に魔法の練習をしてみるかの?」
と言ってくれた。これには2人も飛びついてきて
「え、いいんですか!?」
「私たちはうれしいですが、お邪魔ではないでしょうか?」
「ほっほ。1人や2人増えたところでどうってことないわい」
「「ありがとうございます!!」
「僕からもありがとうバル先生!アレク、アディーテ。一緒に頑張ろうね!」
「おう!けど、油断してると直ぐに俺のほうが上手くなってるかもしれないぜ?」
「色々教えてね、ウーリ君。あ、私もアレクと同じ事思ってるから、足元をすくわれないようにね~」
「望むところだよ、2人とも」
2人と一緒に練習することになり、これから更に楽しくなりそうだ。
その頃とある商会本社の一室では・・・
「あのグラス、結構高いんだな」
「自業自得です」
「返す言葉もございません」
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保存するの忘れてデータ消えた...
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