あとがき
まずは、この物語を書くきっかけを与えて下さった長岡更紗様に深くお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。<m(__)m>
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“ワケアリ不惑女”のキーワードが生々しく感じられて…
長岡更紗様の『ワケアリ不惑女の新恋企画』に参加したく、物語を考え始めたのですが…
『このままストレートに書くと初めからお終いまで“生々しさ”てんこ盛りで、ドン引きされるなあ(^^;)』と悩んでおりました。
ちょうどそのころ 毎週楽しみに観ていたドラマが最終回となりました。
私、このドラマの女の子(実年齢10歳との事ですが)が凄く好きで…(その演技たるや…いやもう,上手いってレベル越えてます)『ああこの子の…今この時の演技って、もう観られないんだなあ』ってロス状態になりました。
前向きに考えれば将来、女優として大成される方なんだろうなあと思えるのですが…
やっぱりもっと“今”をみたいなあって
んで、不埒な私は思い付きました。『現実には無理だけど、想像の中でなら、「観る事」はできるよね』と。
幸い私の絵が“へたっぴ”なのとお読みいただける方も少ないので…『問題はないだろう(^^;)』と思っていますが、私の頭の中では“カノジョ”に陽葵ちゃんを演じてもらっています。
ただ、困った事にもなりまして…
少しでも気を緩めると陽葵ちゃんに心を持って行かれるのです。
結果、それに対抗できる“重し”を伊麻利さんに持たせることになり…それはそれでめちゃ辛かったです。(T_T)
DVのシーンとか、別れのシーンとか、いちいち全部、痛かった。
そうですね『えっちなシーンそのもの』を書く時が一番楽だった(←これ、当初の“生々しい”シーン(-_-;)を書く事にトライしたいなあという“野望“が完全に消えてますよね(笑))
物語は当初の意図とはまるで外れてしまったけれども…
“どうしようもないオンナ”と“不自然に大人びてしまった少女”との恋物語は、それはそれで素敵だなと思います。(当初は7話で終了するつもりでした)
だけど…それを描き切れない自分の力量の無さが歯がゆいです。
物語の色を変えてしまった時点で…ただでさえ“なろうのトレンド”からは遠い拙作の中でも、更にお読みいただける機会は減ったなあと理解はしています。
だけど、やっぱり、DVとかネグレストは許せないし、そういう題材を選んだ以上、そのことで読むのを“ネコマタギ”されるとしても、受けた人間の痛みは書きたいと思いました。
そう、これも言わねば!
「康雄! お前もサイテーだぞ!!(`A´)」
でも…伊麻利さんは惹かれちゃうんですよね。カレに…
で、康雄の方も…“落ち着ける胸”として伊麻利さんに心を寄せ始めるわけです。
まあ、オトナって、こんなポンコツなところがありますから…
でも康雄は意気地がなく…(まあ一概には責められませんが) でも、そんな「意気地なし」をも見られたくはない“カッコつけ”なヤツですから、陽葵ちゃんにプロポーズさせちゃう。
アイツ、ほんとズルい!!
さてプロポーズするのに“手ぶら”はなあ…と、定番の花でも持たせようかと思ったのですが、“ママへ花束を贈った”母の日当日の事ですから…いったいどんな花束を伊麻利さんに贈る??
これは四宮楓のアタマで考えるのは違うと思い、陽葵ちゃんにドップリ漬かりました。
そしたら、プロポーズの言葉が…
「こういうときは、自分の一番大切なものを…相手の人に差し上げるのでしょ? だって、これからふたりは、ずっとずっと一緒なんだもの。
心から信頼している相手に預けるのは当然!
だから私、この服を着て、お仏壇のママの写真にこう言って来たの
『私の幸せの為にパパをマーねえちゃんにあげるね』って
なんとも賢く優しい言葉が出て来たのです。
やっぱりこのシーンが一番好きかな。(#^.^#)
おかげでこの作品、拙作の中では2番目に好きになりました。
(1番は“冴ちゃんの物語”なので…)
陽葵ちゃん視点でも書いてみたくなりますが、絶対、心を持っていかれてしまうから… やっぱりやめておきます(^^;)
でも「いつか」 伊麻利さんと陽葵ちゃんの“新米親子”のお話は書きます。(*^^)v
なので、『ぼっちポチ』は卒業。
これにて一旦、完結といたします。
とりとめのない戯言にお付き合いいただきありがとうございました。<m(__)m>
2022年5月27日
四宮楓
P.S.
寝る前の…まったり陽葵ちゃん
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