食事が始まり本題へ
今日も1日が始まった。もやもやしていた頭は今は正常に働き仕事終わりを待つ時間はあっという間にすぎていった。昨日と同じ時間に茶原から連絡がきた。今日の内容は都心のタワーマンションに住む男性とディナーをするというものであった。すぐに返事をしてやる事を伝えた。すぐに住所が送られてきて僕は携帯のマップから住所を確認する事にした。さほど駅からも遠くないよう所だった。向かいながらどんな事が待ち受けているのかという不安が渦巻いていた。目的地は20分程で着く距離にある。そうこう考えている内最寄りの駅に到着した。人の多さに進行方向を変える事は不可能な状態だ…それでもなんとか目的の住所にたどり着いたが不慣れな事に何処が入口なのか10ー20分程迷ってしまった。ようやくエントランスからインターフォンを鳴らして名前を告げると返答はないもののエントランスが出て開いた。階数は48階だ。エレベーターに乗ると耳抜きしなくてはならないぐらい高速で昇っていった。もう1度部屋の番号を確認し、来訪を告げる。『どうぞ』と一言返ってきた。中に入ると広いリビングにテーブルがあり食事が用意されていた。そこに1人座る40代後半の品の良い男性がいた。目が合うとニッコリと微笑み私は吉田寛となのり食事を始めようと告げられた。料理はコースで出てくるようやものが並べられていた。