第5話 チュートリアル終了
「ハァ…ハァ…、終わったのか?」
そう言うと、
「おめでとうございま〜す。見事、勝利しましたね!しか〜し、何故トドメをささないんですか?ほら〜さっさと殺しましょうよ!ねぇ!」
どこからか、シーラの声が聞こえてくる。シーラの声を聴くと、殺さないと行けないと思う。
(そうだ……殺さないと、殺さないと、殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す)
「殺す」と、そう言う声が頭の中で響く。
「へっ……すげー面してるなぁ……ゴフッ!」
アレが何か言っている。だが、そんな事どうでもいい。
(殺す!!!!)
体を強化して、男の首を絞める。
「ぐっ……お前の………頭冷まし…て、やるよ」
口の中に何かを入れる。
「カラッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!」
一瞬、意識が飛んだ。そしてすぐに、猛烈な辛さが口の中を犯した。
「辛い辛い辛い辛い死ぬ死ぬ死ぬ!!」
「はっ…うめぇだろう?」
そう言って笑い出す。
「お前……うぐっ…味覚ついてる!?」
筒井は、余りの辛さで、男の味覚があるのか聴く。
「安心しろよ。チキンとついてるわ。」
「なぁ……なんで僕を助けたんだ?」
筒井は、何故自分を助けたのか、気になって聞き出す。
「俺に勝った奴があの女の言いなりって言う事が気に入らねぇって言うだけだわ」
えっ
「………本当にそんなことのとのために?」
「当たり前だ。それにお前あのままヤったら自分を保たないだろ?」
事実だった。あのまま殺したら僕は、正気を保てるか分からなかった。
「お前は、殺したく無いかもしれないが、俺を殺さなかったらここから出れない。そして、俺は、お前に負けた。なら堂々しろ。そして俺を殺した事を一生後悔しろ。それが今の俺にできる最高の嫌がらせだ」
「お前……性格悪いな」
男は、笑い出す。
「はっ。悪くなきゃお前を殺そうとなんてしないぜ」
僕は、限界まで腕を強化して、振り上げる。
(そうだ。僕がころさないと、いけないんだ!)
「ウ、ウァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
グサっっっ
そう鈍い音が鳴り、目を開けると僕の拳は、男の心臓を突き刺した。
「レベルが上がりました」
その声が聞こえると魔法陣が現れ僕は転移した。
「いやー皆さんとても良いバトルができましたね!
これでチュートリアルは終了です。また、何かあれば呼びますのでこれでさようならです。じゃ!!」
シーラがそう言うと、転移し自分の家に帰っていた。
「ふっあははははははははは。殺した、僕が殺した、僕が……殺した」
僕は、そう言い、布団にくるまって泣き叫び気が付いたら寝ていた。
お読みいただきありがとうございます。
ブックマーク、評価よろしくお願いします。
筒井が食べたのは、デスソースを少量使った飴です。