自分なりの言葉でいい ~薦めたい気持ちが大事~
レビューなるものについて、自分なりに思うことを呟きたいと思います。
処女作を書き始めて一ヶ月と少しした頃、レビューをいただけました。
俺、処女作に最初にレビューをいただけたとき、その希少性を知らなかったんです。
なろうの機能をあまり把握してなくて、感想のように返信でお礼を言えないことに困った記憶があります。メッセージの機能を知って、大分あとになってお礼を送らせていただいたのですが、ご迷惑じゃなかったかが未だに心配です。
俺ね……、ほんとになろうの機能ほぼ活用してなかったんですよ……
読み専だった頃は、
作品を読む→気に入ったら作者ページに行く→その人の他作品、ないしブクマかお気に入りユーザーを見に行く
、ということをひたすらしていました。
あとは、この作品を読んでいる人は、という密林ちっくな紹介項目に表示される作品で気になったタイトル・あらすじのものを読みに行っていました。
なので、なろうのtopページに行ったことがなくて、ランキングの存在も当初知りませんでした。
書き始めて、徐々に把握していった状態です。
そんな俺が、よくレビューをいただけたな、と思います。
で、レビューのレア度についてですが、その辺りは統計データを算出して述べているエッセイがいくつかあるので、そちらを参照してください。
自分がざっくり確認した限りでは、以下の通りです。
総作品数:716,284
レビュー数:58,207(約8%)
一作品あたり
200以上:約0.0001%
100以上:約0.0007%
50以上:約0.0018%
10以上:約0.07%
5以上:約0.16%
※2020.03中旬時点
レビューは書く人自体が少ないそうです。
俺は偶然、自分に合うレビューの書き方を紹介しているエッセイを見つけたので、書いたことがあります。
既にレビューのある、書籍化済の作品でしたが、そんなものは関係ありません。リアルでその作品について語り合える人がいない、ということはまだ薦める余地がある、ということです。
一人、好きそうななろう読者をリアルで見つけたので、その作品に嵌めました。嵌めたときの達成感はなかなかに楽しいです。心の中で思わずガッツポーズしました。
二次創作経験のある俺からすると、自分の好きなものを主張し、あわよくば布教し同志を作る、という作業は自然なことです。布教が当たり前だったのは、マイナージャンルに嵌りやすい傾向だったせいもあると思います。
とりあえず、言えるのは……
嵌めるのは楽しいです。
なので、
・他の人にもこの作品を読んでほしい
・この作品について語り合える同志がほしい
・この作品を知らない人がいるなんて勿体ない
と思える作品に出会えた方は、行動してみるのも一興ですよ。
好きな気持ち、薦めたい気持ちを込めて言葉にするだけで、レビューは書けると思います。そういった気持ちで書いているときに、誹謗中傷が入る余地はないですから。
注意する点はただ一つ、
ネタバレをしないこと。
これだけでいいと思います。
先日、家族が現在社会現象になっている鬼退治アニメを見まして、漫画を最新巻まで持っている甥っ子にネタバレされたと悲しんでいました。
人間には、知らないことを知る、という楽しみがあります。期待を持って続きを待つというのは、焦れもしますが高揚感を得れるものです。
なので、甥っ子には「他人の楽しみを奪ってはいけない」と注意しました。
直接話す分には、ネタバレをして大丈夫かを確認すればいいですが、レビューは不特定多数が読むためその確認ができません。
なので、ネタバレのないよう、もしくはネタバレするにしても最初の数話分だけにしてあげる優しさが必要です。
レビューには、好きな気持ちと、ちょっとの優しさ、それがあれば充分です。
俺は広報関係の仕事に就いたことがないので、キャッチーな文句などは浮かびません。ただただ、その作品が好きであることしか言葉にできないのです。
けれど、言うだけ言ってみたら、誰かに伝わると信じています。なろうはたくさんの作品が溢れているので、声をあげる意義は充分にあります。
様々なエッセイで、細やかな諸注意だったり、書き方だったりをレクチャーしてくれていますが、自分に合うレビューHow to法を参考にすればいいと思います。
なろうという砂浜から、あなたが見つけた桜貝をそのまま砂浜に埋もれさせるかは、あなた次第です。