作品を守る ~書籍化したらするといいこと~
俺、個人の考えなのですが、
書籍化するということは、読者様のために作品を守る責任が発生することだと思うのです。
そのためにしたことが3つあります。
●書報申請
●書籍予約·取り寄せ用紙の作成
●無断転載対策
この3つそれぞれについて、どういうことをしたのか話したいと思います。
●書報申請(https://syosetu.com/syohourequest/input/)
なろうの書報 - 出版作品紹介ページ(https://syosetu.com/syuppan/list/)に掲載を依頼することです。
何のためにこれをするかというとですね、理由は下記の利用規約・ガイドラインです。
□利用規約(https://syosetu.com/site/rule/)
第14条 禁止事項
12.
次に掲げる内容のテキスト等の情報を、本サイト内の投稿可能な箇所に投稿し、又は他のユーザにメッセージで送信する行為。
(ア)
商業用の広告、宣伝又は勧誘を目的とするテキスト等の情報。ただし、当グループが別に認めたものを除く。
□ガイドライン 書籍化に関して(https://syosetu.com/site/syoseki/#link3)
▼書籍化後の対応について
■書籍化後の宣伝について
書籍の宣伝を行なわれる際には、下記の点にご注意ください。
× 規約違反となる行為
・作品本文を使用しての宣伝
・メッセージ機能を利用しての無差別な宣伝
・他ユーザの作品感想欄、活動報告コメント等での宣伝
・ノクターンノベルズ・ミッドナイトノベルズ・ムーンライトノベルズ掲載・作品の書籍情報を小説家になろうへ掲載する行為
○ 規約違反とならない行為
・「前書き」「後書き」「ランキングタグ」「活動報告」を利用しての宣伝
・書籍の特設サイトや販売サイト等へのURL・直接リンク掲載
※宣伝時のURL・直接リンク掲載についての詳細はこちらをご確認ください
https://syosetu.com/helpcenter/helppage/helppageid/170
上記の通り、利用規約違反に該当するリンクを、あらすじ·まえがき·あとがき·ランキングタグ·活動報告などに入れると、最悪垢BANされる恐れがあります。
書籍化した以上は告知し、作品情報のページを紹介した方が判りやすいです。
そこで、なろう内でリンクするのにちょうどいいのが、書報ページなのです!
だって、なろうさんが作ったページにリンクしているだけなのですから! 問題なんてないです!!
そしてリンクを挿入する場所ですが、
【A】「前書き」「後書き」での宣伝
【B】「ランキングタグ」「活動報告」での宣伝
の2つに分けて考えます。
違いは、「リンクが貼れるかどうか」です。AはURLが文字情報として表示されるだけ、BはHTMLタグを使って押せるリンクが貼れます。
どちらもする方がいるかもしれませんが、俺は情報が重複するのがあまり好きじゃないので、後者のBだけにしています。
(どんなHTMLタグを使っているかは、一つ前に書いたので省略します)
□ランキングタグ画像リンク
こんな感じです。
※事前に、画像を使っていいかちゃんと相談して、許可もらっています。
Aのメリットは、読者の視界に入りやすい。デメリットはURLを読者にわざわざ範囲選択させる手間が発生する。
Bのメリットは、リンクが押せるので読者への負担が少ない。デメリットは広告より下になるため、読者によっては気付かない。
一長一短なので、考えて利用ください。
Aには下にリンクがあるよ、と視線誘導だけにし、Bにがっつりリンクする、という手もあります。
そういえば、マニュアルを読んで気付いたのですが、
割とよくする事例がある
【C】「タイトル」「あらすじ」での宣伝
はなろうさん想定していないんですね。
※マニュアル 投稿情報の各項目について(https://syosetu.com/man/toukoukoumoku/#m_arasuzi)を参照。
あらすじにはあくまで、無断転載と疑われないように他のサイトで投稿してたらちゃんと明記してね、とだけ。
なろうの小説は長タイトルが多いので、それに更に【書籍化】とか本の帯ついたら俺は読みづらいのでは?、と思ってしまいます。
□小説情報
上記は俺の書籍化作品の小説情報なんですが、一覧画面であらすじ開くと、このように改行無効化されるんですよね……
もしこれに書籍化だなんだ、コミカライズだなんだ、と追記したらごちゃっとしそうだなぁ;
読み専の時分から、タイトルに【書籍化】【●●PV感謝】と帯ついている作品はあらすじも、もちゃっと情報過多な率が高くて、逆に避ける傾向にあるんですよね俺。
【書籍化·コミカライズ決定!!】とか前に付いてると、場合によっては一覧で肝心のタイトルが消えることも……; タイトルがぱっと判らないものを読む気になるか、は個人的には否です。
自分が一歩引いてしまうような書き方は、自分の作品にはしないです。はい。
まぁ、この辺りは好みの問題ですね。ヒナプロジェクトさんの規定に触れないなら、好きにしてよいかと。
●書籍予約·取り寄せ用紙の作成
次はこれです。
まずツールを紹介します。
書籍予約・取寄せ用紙生成ツール(https://monokakitools.net/bookinfo/)
制作者:悠(@you_at_pedal)·(SS名刺メーカー運営者)
発案者:一二三先生(@hifumix_0123) 「四十七大戦」著
■一読者から作者様・出版社様へのお願い(上記より、抜粋)
こちらの画像を掲載するツイートや記事内に
·書名
作者名
·ISBNのテキスト情報
·出版社サイトかAmazon等の通販・電子書籍販売サイトの書籍情報ページのURL
がまとまっていると、さまざまな購入方法に対応でき、保存・シェア・拡散にも大変便利だと思います。よろしくお願いします。
上記の意見を参考にして俺がSNSにつぶやいたのが下記です。
どうでしょう?
箇条書きが見やすくて俺は好きです。
しかし、こういうのはSNSの良いところですね。有志の方が善意で便利なツールを作成して、共有くださるのですよ。凄いですね。振り込めない詐欺です。
で、これを作る方がいいのは、読者様の負担を減らすためです。
なろうはよくも悪くも、厨二病なタイトルだったり、長タイトルが多く、ぱっと見、似たようなタイトルが多いです。
かくいう、俺も思いついたのがn番煎じなタイトルだったので、既存の作品と勘違いされ中身まったく違うじゃんとつっこまれることが間々あります(笑)
予約開始しても、読者様が本屋さんにタイトル伝えるの大変なんですよ。そして、探す本屋さんも大変……
発売以降も同様のことで、読者様と取り扱う本屋さんが苦労されるのが眼に見えています。
基本的に、予約開始した頃にはISBNの情報がでているので、用紙を作成する材料は揃っていることでしょう。
(カバー画像は発売1週間前ないし発売後に公開される出版社もあるので、画像の利用可否とタイミングは出版社へ確認ください)
作成したあとは、用紙画像付きのつぶやきを固定するなり、プロフィール欄などにハイライトにまとめている旨を明記すればよいでしょう。
自分でする時間が取れない場合、担当さんに頼めばやってくれるかもしれません。
(2024.08時点)
旧Twitterは
有料ならハイライト機能が利用できるので、取り寄せ用紙が複数になる場合は、固定だけでなく、そちらを利用されるといいでしょう。
Instagram/Threadsは画像が10枚/1投稿なので、そちらを固定すれば問題ないかと。
※Instagramは条件により20枚可能
また、Instagramの投稿もThreadsの登校も、一度Instagramのストーリーにあげておくと、ハイライト(まとめ)機能が使えます。
複数の投稿をまとめるときには、そちらが便利です。
(投稿にURLリンクを添えるなら、Threadsの投稿をストーリー→ハイライトへ、の方がよいです)
漫画家・イラストレーターさんは使っている印象ですが、小説家さんは使っているのをあまり見かけない気がします。(あくまで、なんとなく)
書籍化、コミカライズすると関連の情報をいくつか投稿することになります。それを一覧にまとめることができるのがハイライト機能です。
SNSによって有料/無料の差があるので、使い勝手がよい方で活用ください。
●無断転載対策
無断転載を放置すると、まず最初に傷付くのは読者様です。
なろうは無料のサイトですが、クラウドファンディングなどが当たり前になった現在、書籍化しなくとも読者が作者に対してお布施できる機能を持っているサイトは多いです。
【カクヨム】
カクヨムリワード(https://kakuyomu.jp/help/entry/ad_reward)
【アルファポリス】
投稿インセンティブ(https://www.alphapolis.co.jp/pages/incentive)
【ノベプラ】
応援ポイント(https://novelup.plus/help/detail/応援ポイントについて)
【pixiv】
pixivFANBOX(https://www.fanbox.cc)
俺が知っているので、有名なのはこの辺りですかね。
なろうも20周年を迎えて以降、収益化プログラムを検討しているようです。
何も知らない読者様が、作品が面白いからと純粋な気持ちで支援してくださったとしても、それが自分宛ではなく、虎の威を借る狐(長いですね。以降「トライ」とします)宛になってしまったら詐欺に遭ったようなものです。
俺は読者様の厚意を踏みにじられるのが嫌なので、下記外部リンク対応しているところにはなろうのURLを直接リンクしています。
■外部URLリンク対応
·アルファポリス
·ツギクル
あと、カクヨムさんも有名なところなので、転載防止のため載せています。
読者様がトライの被害に遭わないよう、未然に防止しておいて損はないでしょう。
また、知らないまま転載された場合、あらすじに明記がないためにオリジナルのこちらが転載側となろうさんに誤解される恐れもあります。場合によっては、作品削除ないし垢BANでしょうね……
そんな悲しいことがないように、打てる手は打ちましょう。
で、これは小説の場合です。
作品によってはコミカライズもされると思います。
すると、トライといたちごっこが発生するのが、某動画サイトです。
あそこは、一次創作、二次創作の作者ともに被害に遭う場所です。チャンネル登録と高評価を得て収益をあげたいがため、無断転載がとても多いです。
俺妹やエロマンガ先生のイラストで有名なかんざきひろ先生は、被害に遭われた代表ともいえるでしょう。
かんざき先生は、ボカロPもされておりそちらの楽曲動画が多く無断転載されました。そのため、かんざき先生自身が後になってチャンネルを作り、それらの動画を収益化申請しようとしても、オリジナルと認めてもらえず、逆に場合によってはチャンネル削除するぞと運営に脅されるような現状です。
かんざき先生の絵も曲も好きな自分としては、悲しい限りです。
コミカライズされている場合、エゴサが苦手な方でも、某動画サイト(アプリ)内だけは定期的に検索しておきましょう。
で、見つけたら担当さんに報告しておけば、企業で対応してくれます。
誰が点検するか、については相談して決めてもいいと思います。(著作権に関しては、企業の方がプロなので、恐らく専門の部署もあることでしょう)
ただ俺は、漫画家先生が一生懸命締切に追われて作品を描き上げてくれていると知っているので、まだ時間に余裕のある自分が率先してしたい、と思っただけです。
漫画家先生が人生の一部を注いで描いてくれているものを、先生以外の誰かが利益を掠め取るなんて、俺は許せません。俺にできることは、見つけたら読者様へ注意喚起することと、担当さんへ報告するだけしかありませんが、被害を最小限にするために今後も努めたいと思います。
[2022.01追記]
□違法アップロードの傾向
アップロードタイミング:土日祝or無料更新日当日か翌日
平日になると非公開ないし動画削除になりやすいです。
そのため、違反報告する場合は、動画単位でなくユーザー単位での報告の方が有効です。
□現在行っている対策
1.ユーザー報告
報告例 https://www.instagram.com/reel/Czi1BWkxGZb/?igsh=MXZubXlyY3F1eHZhOQ==
(YouTube版)
https://youtu.be/qZxzXti_w1k
2.転載動画および投稿者のURLを明記してSNSで注意喚起
注意喚起例 https://www.threads.net/@gyok66/post/C5QoeKZRshi/?xmt=AQGzDjbZwOZ7DjHgHtw3_fjOJMLCNPggk1dP1qsP3XVArw
3.10万再生超えた場合のみ出版社へ対応依頼
3の状態になるまで待っていられないので、自分は1と2をしています。
2をすると早期に動画を非公開ないし、削除に追い込めます。そうすれば、違法行為する読者様が減るので土日祝は地道にチェックしています。
これが、2020年4月のコミカライズ連載開始から違法アップロードされ続けて学んだ対策です。
参考になれば、幸いです。
基本、コミカライズ連載開始した時点で被害に遭うと思ってください。
コミカライズ、書籍化の作業を経て感じたのは、もう自分のものだけじゃないから作品を大事にしないといけない、ということです。
思いつく限りのことを書きはしましたが、一般人の俺では至らないところがまだあるかもしれません。一人で頑張りすぎず、担当さんたちに相談して、協力して作品を守っていきたいです。
発生した責任に見合う自分でいられたらいいな、と思います。
聖人君子にはなれないけれど、読者様に恥じない自分であるよう頑張ります。
最後、ただの決意表明になってしまい、申し訳ありません。
書籍化、コミカライズされる方の参考になれば幸いです。また、無断転載の被害に遭うかもしれない作者さんが自衛する手掛かりになれば嬉しいです。






