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番外編 回想『できる!魔導のプレゼント』
カフワは魔法を覚えたての頃、その完成度がとても不安定だった。
それでも、カロに認めてもらいたくてカフワなりに必死だった。
努力をする意味を分かりやすく理解したのだ。
結果を見てくれる人が居る(本だけど)
楽しく修行をした毎日の日常。
ある日、宝石の錬成が上手くいったのでカロの見せてあげようと思った。
綺麗な物がカロも好きに違いない。
これをプレゼントすれば喜ぶかも。
そう思って練成したサファイヤを嬉しそうに手の内に隠して持っていったあの日。
紫に鈍く光るその黒い魔導書はいつも厳しかった。
そんなカロの思い出。
やはりイメージを人に伝える際に絵の方が優れている部分もあるんですよね。
だから絵の練習も頑張ります。
小説本編の方もよろしくお願いします。




