表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナンヤ寮の日常!?  作者: 蒼月
5/13

4・ナンヤ寮の部屋

「それじゃあ、まず部屋を決めるね」


センさんは穏やかな笑みを崩さずそう言った。


「うーん、部屋番号は401ね」

401……4って使うんだ……気になんないけど。

「えっと、シュウ。ちょっと部屋見せてきて」

「OK」


シュウが僕を振り返った。


「それじゃあ行こ」


シュウに着いていくと、401号室は2階にあった。廊下を進むと10栗号室の隣にあるようだ。

……ん?


「10栗号室?栗?」


えっ。ふざけてる?いやいや、栗だよ!栗。その前の部屋は……08号室……


「部屋の番号って何で決めてるの?」


冷めた瞳でシュウを見つめた。


「うーん。俺も分からないな。でも、俺って本名 秋夜しゅうやだから。秋は10月ぐらいだろ?それで旬の食べ物は栗だと思うって10栗号室にしたって言ってたな」


あっつまりその場のノリで決めてるんだ……センさん。ついでにシュウが10栗号室なのだとか。

改めて、401号室は一人部屋とは思えないほど広く、落ち着いた造りになっていた。間取りもゆったりしていてよく寛げそうだ。


「うん、こんな感じだな。物は後から増やそう」


シュウが楽しげに笑った。そんなシュウを見ていると年上な感じがしない。


「ねえ、シュウって何歳?」


思わず、疑問が口から零れた。シュウはこちらを見て


「15だよ。今年、16だ」


と、微笑む。


「あっ同じ年だね」


やはり、予想は正しいようで。


「おお~俺ら何かの運命かもな!」

「そんな運命あるの?」


運命というものをあまり信じる気はないけど……

この出会いがただの偶然とは思えないから。

運命だったとしたら、これだけは神に感謝したい。


「部屋がわかったところだし、家族(住人)を紹介かな」


嬉しそうにシュウは告げた。

部屋番号の由来は後に出てきます。

次回はいよいよナンヤ寮の住人達が登場!


誤字脱字を見かけましたらご報告下さい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ