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悪役放棄、更に自由人へ(仮)  作者: 平泉彼方
第一章 逸般人な悪役令嬢、好き勝手過ごす
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8 はじめてのぼうけんしゃ①

 読者の皆様どうもこんばんわ。そしてブックマーク有難うございます。これからも頑張りますのでどうか宜しく御願い致します。


 さて今回、テンプレが出てきます。そう、異世界のお約束です!!さて、我らがルーナちゃんはそれらを同対処するのか?


 それでは本編をどぞ。

 さてと。一応婚約と言う名の虫除けを行い、私は晴れて自由を得ました。やったね!あれから私はのびのびした日々を送っています。


 だって他に見合いをしなくて済むし、年齢的にまだ社交界に出なくても許されるので。


 貴族社会とか私は家出る事が目標だし正直面倒だし余計。父上はその辺り分かってくれているのか、舞踏会招待状とか王宮から来ても、体調不良とか怪我とか色々言って断って来てくれます…ナイスアシストです!


 ちなみに王子は我が家へ結構頻繁に来ます。ですが、別に遭う必要も無いし、つか、婚約の際にその件についても釘を差したので基本放置しています。


 別にいいよね、だって将来的に私と家族に危害を加えて来る可能性がある人物何だし……つか、それ以前に面倒だし。


 それと、一応竜を紹介する儀式?見たいな事を王宮でしたんだけど、父上が王様へ脅…いえ、お話して下さった結果非公式になったのでつつがなく済んだ。よかった、よかった。


 でもあれだな……人型になったジャンクリと王子が視線だけで喧嘩をしていたのが印象的だった…王子も胡散臭いし、ジャンクリは傲慢だから仕様がないのかな……まあいいや。


 そうそう、実はアレから大体3年経っており、10歳になりました。つまり……そう、冒険者登録可能な歳になったんですよ!!


 先日行って参りましたとも、ウォルター連れて。


 そして皆さん、私この前やっと冒険者と傭兵になりました!!やったね!!夢に近付いたZE!!!


 冒険者はまあ、RPGとかに出て来る奴と大体同じ感じ。


 まあ知らない人向けに簡単に説明するなら……依頼を受けて達成すると報酬を受け取れる、国境無き何でも屋みたいな感じか?


 受けられる依頼も実力や持っている技能によって違って来る。それを判断するのがギルドのランク。低い順に“F~A、S、SS、SSS、Ex”となっており、ランクが高ければ受けられる依頼は危険度が増すが、その分報酬がでかくなる。


 ランク上げは試合と依頼達成回数で上がるらしい……


 後、国とは独立した組織であり、ギルドで発行されるカードはどの国でも大概使える立派な身分証になっている。


 その他細々したルールは有るが、その辺はおいおい。


 さて、私が所属したもう1つのギルドの方が気になっているだろう。どんなギルドか、何故私が所属したのか。


 傭兵ギルド。


 このギルドは基本的に冒険者ギルドと制度自体は然程変わらない。だが、確かに明確な違いが存在する。


 では何が違うか……冒険者ギルドの存在が白なら、このギルドは限りなく黒に近い灰色なのだ。


 何が言いたいか。つまり、冒険者ギルドに無い非合法すれすれな依頼も有り、当然顧客には裏社会のつながりが有ると言う事だ。そして当然このギルドに所属すると、特典として裏社会での地位等も付いて来る。


 ギルドランクが高い者は裏社会では一目置かれ、闇取引にも応じてもらえるし、何より相手に舐められずに済む。それも、ここでは男女無関係だ。


 将来男尊女卑の社会で私は自立しないとならない訳だが、これ程都合がいい事は無い。


 実際に所属しているウォルターに色々説明してもらい、更に本人もお勧めした事も有って私はギルドへ登録したのだった。


 ああちなみに冒険者・傭兵のどちらでも、本名での登録はしなかった。冒険者はドーラ、傭兵ではイルマと名乗っている。


 どうでもいい話だけど、ドーラはチャンドラって言うインドの月の女神の名前から、イルマはスオミ神話のイルマタルって名前の月を生んだとされる女神から取った名前だったりする。


 まあこれからもちゃんと生きられます様にと願掛けしてみた感じかな?


 冒険者の時の格好は、ゴーグルで顔半分を隠して全身も黒い革のローブ。傭兵時は黒い目元を隠す仮面に黒色の学ラン(軍服風)である。ゴーグルも仮面も認識阻害の効果付きなので、素顔は完全に隠れている。


 はっきり言おう………マジ不審者である。


 どれくらいか?そうだな……地球であんな格好していたら間違いなく秋葉以外なら通報されるね。近所に居たら、私だったら間違いなくする。


 仕方が無かった、不可抗力だ………他のデザインが余りに酷かったので(ゴスロリ戦闘服とか生理的に無理だった…)、結局自分で描いたら何故か学ラン風の軍服とローブに決まった件。


 本当は黒ジャージが良かったけど、ウォルターに猛反対された結果こうなった…何故だ……


 でも服の機能は無駄に無駄の無いウォルターお抱えの闇裁縫師がハイスペックさを発揮して下さった代物だ。


 まず双方共見た目は動きにくそうな格好だが、細かい切り込み等のお陰で前世のジャージ以上に動き易い。


 次に通気性だが……素材が魔術媒体(ローブは竜鱗、学ランはバイコーンとヘルハウンドの毛)で出来ているので魔術を付与して内部は滅茶苦茶快適な状態になっている。


 砂漠や極寒地帯で普通にリラックス出来るくらいのぶっ壊れ機能を付けたのだから当然か…


 他にも、素材の元が強力な生き物だった事も有り、私の余剰分の魔力を吸って自身を強化した上で自動修復と成長に応じて調節する機能まで付いている優れものだ。


 正に魔剣ならぬ魔戦闘服……無駄に格好いい。


 余談だが、所有者は私だと服が認めているらしく他の人が触ろうとすると反発すると言うこれまた無駄に高い防犯機能までいつの間にか着いていた……


 ま、まあでもこれで戦闘服の買い替えが不要になったから節約出来るしいいかな?


 そんな分けで冒険者としての活動が始まった。


 そして現在冒険者ギルドにて……


「おい、お前みたいな餓鬼はとっとと帰ってママのおっぱいでも吸っていな!」


「その服は俺が使ってやるからここに置いて行けよ、ギャハハ」


 …ええ、テンプレですね。分かります。


 さて。普通ならここでこの2人のごろつきを物理的に沈める所だと思いますが、私はなるべく平和的な解決を使用と思います。


「(茶会等に夢中過ぎて)母親は居ません。それにこの服は(私の獲物の)形見ですから差し上げる事は出来ません。」


 ええ、嘘は一切言っておりません。ですが、誤解を招いた様で……


「そうか、グスン、嬢ちゃん頑張れよ!」


「ズビー、困った事が有ったら力になるから言えよ!!」


 何か同情された……だけど、別に私間違った事は一切していないよ?だからウォルター、そんな目で見ないでよ…


 さて、そんな感じの事が有った訳だけど、依頼を早速受けようと思います。


………………………………………


 さて。初の依頼で私が選んだもの、それは………定番中の定番。薬草詰みである。


 元々山間部等で修業していたので特に苦もなくあっさり見付かった。いつもの様に『空間倉庫』の中に放り込んでおいた。倉庫の時間は止まっているので、鮮度を摘みたての状態で保っておけるのだ。


 結論:魔術、超便利。


 最後に提出して終了、としたかったのだが………どうやら私はトラブルに好かれている様だ。


 明らかに見下した態度の貴族と押され気味だが頑張って主を守っている護衛達。そしてその先に居るのは……


−武器にしているのは草刈り鎌や鍬等。中には斧を持っている人々


−見るからに皆悪い顔色……肌は赤銅色で病人様な青白さはないが、それでも酷い


 そして中に私の見覚えの有る……ああ、確か以前ウォルターと修業の一貫として領内で魔物討伐した事が有ったな…その時襲われていた子供かな?名前は確かハンス・ブラッドレーだったか?


 しかし随分大きくなったものだ。地球に有った農法を色々伝授して豊作になったと喜んでいたのは覚えているが……


 さて、どうしよう。


 ……………………………………取り敢えず全員一旦拘束するか。


 それから事情を聞いて、私が悪いと思った方にお仕置きをすればいいかな?


 でも後で領民の皆さんには注意しておかないと…貴族何て面倒な生物に関わって1番不幸になるのは大概平民だからな……まあ私が言うのも変な話しだけど。


 つか、私を基準に考えて貴族に接した可能性も有る訳で…


 うん。流石にそれは不味い。


 私は別に将来市囲で平民かどうか知らないが、冒険者として面白可笑しくのんびり暮らしたいと思っているから別に立場は気にならないし、寧ろ邪魔。


 次いでに言われるまでは大概忘れている事が多いんだよね、最近………


 まあそれは今いいとして。もしそう言う意味合いで争っているんだとしたら結構やばい……普通の貴族って舐められたら終わりって所が有るので無礼伐ちとかしないと面子が立たなくなるんだよな……本当に面倒くさい。


 まあ、もしその件だったら私が頭を下げれば何とかなるのかな?


 さて、取り敢えずとっとと拘束するか……無詠唱で魔法使えるけど魔族だとか思われたら面倒な訳で……詠唱は適当でいいか?


「アイスバインド」


 うん、イメージ通り。


 全員首だけ出した状態で全身氷付けにしてやった。そしてその様子を呆れ半分に眺めるウォルター…しかし必死に笑いを堪えているのが端から見れば明白。肩が小刻みに揺れているからね………


 ぽかんと口を半開きにした間抜け面の生首が上に羅列する巨大アイスブロックin 森の中……シュールすぎて正直笑うしか無い。


 ちなみに反省も後悔もしていない(キリッ


 ああでもこれから少しシリアスな話しする訳なので、笑いませんでしたよ?…気合で耐えた……そのお陰で太ももつまんだ所が多分痣になっているな…


 まあいいや。


「さて。一応双方に事情を訊こうと思うのだけど、よろしいかな?」


 威圧を与える様に周囲に浮かぶ自然界の魔力に干渉し、存在感を上げた。ついでに人払いと魔物払いの効果をこの場所に付与し、結界を張った。


 さて。まずは正体不明な状態で聞いてみようかな…まあでも多分ハンスは気付いているかな?以前土いじり用の魔術を軽く教えた時に私の魔力の癖?みたいなものを感じたらしいから。


 ………魔術の感知や気配察知に秀でているし、後で冒険者仲間として誘って育ててみるのもまた一興か?


 …次いでに友達のカナリア・フォーレンスも狩人として育ててみるのも有りか?多分喜んで一緒に来たがるだろうし…従者(と言う名の弟子兼護衛対象)として。


 まあいいや。


 それより今は事情聴取をしないと……ああ、本当はこれって跡継ぎ隊の馬鹿兄貴2人の仕事じゃね?


 まあいいんだけどさ……


 さてやりますかね。


…………………………………………………


 舐められていたのが公爵家ウチの方だった件。


「…結局あの馬鹿御貴族様がウチのシマで調子こいてくれた訳ね……今領内の兵と部下を呼んだから。」


「有難うございます。」


「いえいえ、当然の義務ですからね……それで、被害状況は?」


「農地が荒らされた結果、今年の実りの半分程が……」


 …………食べ物の素材を駄目にするとか、一体何考えているの?つか、そこまで私に潰されたいの?


 マジで馬鹿なの?死ぬの?死んじゃう?つか、一辺死んで見ろ!!」


「こ、声に出ていますよ、お嬢様?」


 ……ハンス、別に怖がる事では無いですよ?ですが、流石にはしたないですかね?オホホ…


「あらヤダ。失礼。だけどそれなりの報復は必要よね〜ウォルター?」


 話しを振ると、目がギラリと光る暗殺執事。


「ええ、ああいった輩は一旦舐めて掛かって来たら厄介ですからね。」


 ええ、そうですよね?分かっているみたいで重畳、重畳。あらあら、口角が上がっていますわよ?


 …まあ私も人の事は言えないが……フフフ。


「なら貴方に一任していいかしら……貴方の考える最もエグイ方法でえげつなく潰して差し上げて欲しいの。駄目かしら?」


「いいえ、私も公爵家が舐められている様でそれなりに怒っていますし、何よりお嬢様の頼み事ですから。」


 口角を若干上げたナイスシルバーらしい素敵な笑顔で黒いオーラを出すウォルター。


 あの笑顔は正に、獲物を狩る猛獣の目……ああ、惚れ直してしまいそう。


 …もう少し若かったら射程範囲だったけど、残念。


 さて、一応騒いでいる雑魚は放置してと……


 護衛の人達は1人を除いてまともだったし、押されてもめげずに頑張って耐えていたのは印象に良く残っている。


 家の領内の農民、特に私の直接赴いた所の人達って魔物対策の一貫で有る程度鍛えたから割と強いはずなのよね…並の兵士や冒険者だったら、模擬戦とかしたら苦戦を強いるでしょうね。


 それに耐えたのだから有る程度実力は有る…このまま屑諸共潰すのには惜しい人材だ。


 そんな分けで皆に正体をバラしてスカウトしますかね!


「まあそう言う訳で……注目〜!!!」


「いや、どう言う訳か分からないし…」


「それでは変装解除!」


「スルーかよ?!つか、それって変装だったのか?!!」


 ハンスよ、ナイス突っ込み!


 んん、いいね〜このツーと言えばカー見たいな返し。


 …最近突っ込んでくれる人がジャンクリしか居なかったから折角ぼけてもつまらなかったのだ……


 ああ、滅さ楽しい。


 そして皆さん、いい表情していますね〜特に御屑族君〜(ニヤニヤ)


 流石のこの国の重鎮の娘、特にこの辺りの地方に領地持っているのならば知っていますよね?


「さてと、一応自己紹介と行きましょうか。私は一応この領で貴族、と言うか公爵令嬢何てものをしているルーナです。そして多分今回の件は、父上に報告が行っているので実家で裁かれる事になると思います。御覚悟有れ(ニカッ)。」


 ガックリと項垂れる屑。


「ああでも、私としては騒ぎを起こした原因と増長させた奴がメインに裁かれるのだと思います。いやだって上司が無能であれば幾ら優秀な脳を持っていても部下も無能にならざるを得ないからね。」


 蒼を通り越して白っぽい顔をした偉そうな隊長?なのかな…まあそいつは置いておこう。


「そこで今回は特別其方を取りたいと思います。良く聞いて下さい。一応罰として私と後で模擬戦をして貰います。家に帰ってからちゃんと治療受けた上で行いますので万全な状態で望めます。そしてそこで見込みが有ると私が判断したら、私直属の部下として雇いたいと思います。その中でも更に優秀だと判断されれば父上の部下に昇格します。だから皆様頑張って下さい。以上。」


 一瞬シーンとした後、兵士達は少しざわついた……どうやら甘い話しには裏が有る的に疑っている様だ。


 …まあ実際、雇えばしばらく見習いだから下働きさせられた挙げ句に私とウォルター、それから我が領の現騎士隊長の“訓練”と言う名の変態的なナニカが待っているからね……


 ……ある意味命懸けになるのかな?


「ああでも、この話しに乗るか反るかは皆様次第です。一応公爵領の農地を荒らして不利益を生じさせた罪は大きいので、最悪奴隷にされる事もあり得ますから選択には十分考慮した方がいいでしょう。」


 さて、自己責任と言う釘はちゃんと打ちましたよ?これで何人此方に来るかな?



 フッフッフ……テンプレとは言いましたが誰もお約束通りに解決するとは言っていませんよ?そしてルーナちゃんは今日も異世界を予想の斜め上を爆走するのでしたw


 それでは次回も宜しく御願い致します。


8/10: 殿国→どの国 訂正致しました。ご指摘有難うございます。

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