84 ?!ストレス発散ががが……
読者の皆様どうもこんばんわ。今週2話投稿出来るか怪しい状態の平泉です……相変わらず更新が遅くて申し訳ないです。
さて、お待ちかねのルーナによるプロの尋問、と思ったらおや?様子が……
それでは本編をどぞ!
さて。一応祝賀会も好評だったし株主達へ渡した優待企画代わりのとある商品も結果的に満足頂けた。
大体成功したって事でいいだろう。
ま、まあ主役を亜空間にうっかり放置してしまうちょっとしたミスがあったけれども……それはまあ、ご愛嬌だろう。きっとそうだ。そうに違いない。
それに今回は色々と収穫があった。その1つは勿論ヒロインちゃんの無力化だが、もっと凄い連中を確保できたからね……
「さて、キリキリ吐いてもらいましょうかね?」ペチン
『ヒッ?!』
短く悲鳴を上げるのは、目の前に居る貴族達……いや、もう貴族ではないから元が付くか。
そう、コイツらあろう事か今回舞踏会を滅茶苦茶にしようと裏で色々動き回ってくれたのだ。
そして実行させられた連中は雇った傭兵達に任せて全員軽く叱ってもらった後術式を解除した上で家に帰らした。
その家族からはきっちり今回の落とし前を着けてもらえる約束をしてもらった。
被害者ではあるけどほら、そこはけじめってヤツですよ。だって彼らが子供を検査しようとした私を止めなければそもそもこんな事にはならなかった訳だし……その辺ちゃんと自覚して居る分まだマシな連中だと思うけどね。
いや〜…実際彼ら舞踏会終わった後子供の姿を見て安心して冷静になったのか大変だった。
私達(公爵と国王陛下込み)にスライディングトリプルアクセル土下座した上で、『斯く成る上は〜』とか言い出して……挙げ句『腹ァ切ってお詫び致す、子供だけは堪忍して下せぇ』とか実際言いながらルナライト社の出した長ドス出していたし。
武士かよ…つか、ここ西洋の世界観だよな?!
今更感半端無いけど本格的に世界観が可笑しくなっている件……まあ殆ど私やルナライト社の面子等が原因だろうけど(詳しくはいつか説明するとして)。
どんな事を要求したか?ここで私は敢えて黙秘権を行使する。
ただ、その真価が発揮されるのも私の去った数年後だろうなとは言っておく。
話しを戻して。
結局あの後計画・協力及び実行犯の疑いに加えて王宮で働く給仕達を買収していた罪で改めて捕らえ、その場で貴族位の剥奪と家のお取り潰しを宣言してもらいましたよ……国王陛下に。
あの場で動いた愚かなイケニエ共以外にも今回の件に色々関与していた愚図共は、まとめて全員切ってもらった。
中には国王陛下が忠臣だと思っていたヤツも居たらしく、悲しそうだった……どうでもいいけど。
ただ、改めて人を見る目無いな〜と思った事だけは事実だ。
そして連中はまとめて有無を言わさずにラウツェンスタイン領へと連行した。
父親からは既に尋問所使用の許可は頂いていたので彼らは全員今、その塔の中に放り込んでいます。
今からやっとお楽しみのお時間です……さて、どう料理してやりましょうかね?フフフフフ♪
「と言いつつもう決まっていますが……ウォーゼ、ナハト。連れて来てくれたかな?」
私の従魔へ尋ねと、直ぐに2人は私の影から出て来た……と言うか、2人とも何と言うか…
「………今日は人型にしたの?」
「そうだが?」「どうかしたか?」
何故か迫られています……しかも怒った表情をしているし。
「あの〜……何故そこまで怒っているのでしょうか?」
何となく敬語で聞くと、2人は溜め息を吐いてから私を見据える……その目はどちらかと言うと怒っていると言うより心配している目だった。
「御嬢、いくら何でも働き過ぎだ……疲労困憊した顔をしている。」
「まあ御嬢のお怒りも分からなくはなけどさ、ここはオレ達に任せてみなよ。こういうのは結構やり馴れて居るし。きっと簡単に話してくれるだろうから楽もできるしどの位苦しめかとかも調整出来よ。どう?」
え〜………ここは私のストレスを発散……
だが、言い返そうとして私は足下がふらつく感覚を憶えた……無理も無いか、ここ数日寝ていなかったし。
と言うか、よく考えてみたらここ1ヶ月の平均睡眠時間が大体3時間だった気がする……
あ〜…これは確かに不味い。
しかも、結構色々な方に心配かけるかもな…実際ハンナとか時々泣きそうな評定していたし。勿論ウォルターはずっと平常運転だったけどね。
「う〜ん……せめてここに居るって言うのは駄目?コイツらマジで一度〆ないとスッキリしなくてな。」
「まあそのくらいなら……けど、それなら長く楽しめない方法でやるがいいのかそれで?」
「それなら尋問が終わった後にまだ聞き足りないとか色々言って尋問を長引かせればいいだろう?それを映像に残して後で御嬢に献上すればいいと思うが、どうだウォーゼ?」
「それならいいのか?でも終わった後も地獄を見てもらう事は確定だな。」
「だな。」
私以上に怖い笑みを浮かべる2人……話している内容も随分物騒だが、そのにじみ出る黒い雰囲気に元貴族の犯罪人の一部が失禁した。
そして勇敢にもその内の1人が…
「ヒッ、何故私はこんな目にあわねばいかんのだ!!ただあの方に従っただけなのにその何が悪い!悪辣公爵の娘よ、儂らをこんな目にあわせおおって、必ず後悔致すぞ!!」
おお、見事にヤラレ役の台詞だな……ここまでぴったりだと感動を憶えるな。
まあ許さないけど★
「そちらこそ、私の何徹もして計画・実行した舞踏会を潰そうとしてくれた事を許すつもりは無いから……せいぜい苦しんで生きて、無様に赤っ恥晒して下さいね?」
フフフフフフフフフフフフフフ
クククククククククククククククク
ニヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
・
・
・
ピギャァァァァァアアア!?!!
尋問所の塔の中からその日、獣3匹の恐ろしい笑い声と豚の様な鳴き声が大量に聞こえたそうだ。
さぁて、何の事だか。
……………(ウォーゼ・カムイ)……………
御嬢を壁際に座らせて、俺はこっそり彼女を寝かせた……可哀想に、このところ全然寝ていなかったからか、俺の彼女に比べたら祖末な魔術式で直ぐに寝てしまった。
尋問みたいな汚い真似は御嬢にはさせねぇ……少なくとも俺達が代わりに出来る時はな。
っと、コイツも油断ならねぇな、全く。
「おいナハト、何やっているんだよ……」
「何って?御嬢が寒そうにしていたから温めただけでしょ?何か文句有るの?」
人型をした獣が自分の来ている毛皮を異性に掛ける…その意味を理解していながらコイツは……
「……御嬢はお前の番ではないだろう?何やっているんだよ!」
「まあまあ騒ぐな、ウォーゼ。別にそんなつもり無いよオレは……だって別に彼女が番になってくれなくても一方的にオレの一生は彼女に捧げるつもりだし?」
「フ……ならばライバルが減ったと考えてもいいと言う事か。」
「え?諦めた訳ではないよ?隙があれば彼女をオレの番にしたいよそりゃ。けど、今の所オレの実力だと不可能でしょ?まあお前も同じだけど。」
………ブーメランの様に返されてしまった。
まあ確かに俺達では彼女の足を引っぱるし、色々釣り合わないと思う所も多い……まあ彼女の従魔の中ではまだ望みの有る方だが。
特に俺達は常に彼女の影に居るからな……分身体を含めてだけど。
恐らくあの龍よりも、誰よりも彼女と過ごしている時間が長いのは俺達だろう。喋っているか喋っていないかは別として。
っと、無駄話をしていたら気絶させていた屑共が目を覚ました。
「………ここは?」
「ようやくお目覚めかな、囚人共。」
威圧を放ちつつ、ナハトが連中へ話し掛けた……瞬間怯えた表情をしてカタカタと震え出した。
恐らくコイツ、俺と離している間に『夢潜り』したのだろう。
そこでどんな悪夢を見せたか知らんし知りたくもないが、きっと碌でも無いものだったのは確かだ。
相変わらずえげつない……同情等一切せんが。
さて、俺もちゃんと任務をこなすか。何よりルーナ御嬢のストレス発散を奪ってしまう形になったのだからな……致し方ないにせよ。
責めて後で映像を見て満足して頂かなければ此方としても立つ瀬が無いからな。
「さて、ここからは俺がやる。ナハトは下がっておけ……巻き込まれたいなら別だが。」
「え?あの技使うの?うわ〜……容赦ないね、相変わらず。」
「お前のえげつのなさに比べれば可愛い者だと思うがな。それにルーナ御嬢も後でこの映像を見る訳だから当然だろう?」
すると、黒い笑みを浮かべて頷く。
「……確かに。なら半分はオレが担当していいかな?悪夢だけだとちょっと足りない気がするからさ。」
「………好きにしろ。」
俺は俺のやり方でヤルから勝手にすればいい……恐らく幻術を見せるのだろうけどな。
俺自身もまあ似た様なものか……“幻覚”では無いが。
「ニンゲン共、どこまで耐えられるかな?ククッ」
「ニヒヒ、なるべく長い間苦しめる様に軽いヤツからスタートするよ。覚悟しといてね?」
こうして俺達の尋問は始まった。
そんな分けでルーナちゃんの素敵なお話タイムは従魔2人によるスペリオール御話タイムへとレベルアップしました。
次いでにルーナちゃんは疲労回復に励ませて頂いてます……よくよく考えたら11歳って成長期だったし、働き過ぎて成長障害起こして合法ロリ巨…ゲフン、兎も角成長したルーナちゃんを描きたいが為にこうなりました。
そんな分けでルーナちゃんの御話タイムはまた今度。機会はあると断言出来るので、その時までお預けと言う事で(割と早いうちに出てきそうですけどね…)期待していた方々御免なさい。
ですが、反省も後悔も無いです(キリッ
L:「いやちょっとは反省しろ!!つか、私のちょっと過激な素敵御話タイム取りやがってコノヤロ〜!!!」
?!………(ベチャッ)
(へんじがない、ただのにくのようだ)
L:「御見苦しいものを失礼致しました、次回も我らの活躍をどうぞ宜しく御願い致します。」




