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悪役放棄、更に自由人へ(仮)  作者: 平泉彼方
第一章 逸般人な悪役令嬢、好き勝手過ごす
24/142

23 壊れかけの……(あ、コレは流石にやばいかも)

 読者の皆様どうもこんばんは。そして感想とレビュー有難うございます!!これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します。


 さて、前回に引き続き王子の魔改造はじまるよ〜!!(*過度な期待はせず、お読み下さい。)


 それでは本編をどぞ。


 さて、一応今世の自分に降り掛かって来る火の粉を避ける一貫として用もないのに我が家に居座る王子の教育を始めようと思った。


 つか、将来王様やるにしても冒険者するにしても今のままだと本気で色々不味い状況に彼はいる。


 だからこそ、私が直々に面倒を見る事を決めんだけど……


 教育しようにも正直基礎的なアレコレ(知識と体力とそれ以外諸々は勿論、生きていく上で必要な常識等まで…)が色々と足りていない事が判明してしまった。


 ……本当に王宮では一体何をして暮らしていたのだろうか?


 疑問に思う今日この頃です。


 そこで、基礎力を今一度付けてもらう為に我が家の家臣団へと彼を託す事にした。つか、私が色々見る事を伝えたら家臣達が…



「お嬢様がわざわざ時間を取らずとも自分達がやります、御手を煩わせません!」



等と、物凄い形相で言われてしまったのだった。


 皆さんどうしたよ………そこまで必死に言わなくても…


 ………つか、私や周囲がどん引く程に鬼気迫る勢いだったので逆らえなかった。


 ま、そんな分けで我が家の家臣団でも屈指の実力を持つ自称『ラウツェンスタイン騎士団』へ暫く預ける事となった。


 ………正直物凄く不安です。と言うか、断りたかった…


 だってね……あそこは色々頭がオカシク…いや、いい意味でも悪い意味でも規律の厳しい屈強かつ忠義に厚い何と言うか、ある意味凄い集団となっているのだ。


 これも全部あのハルトマン隊長の指導、いや、彼にあのルナライト出版の『これで貴方も鬼教官』シリーズを巡り会わせてしまった事が全ての元凶か……


 まあいい、済んだ事はいいんだ。


 そう、全ては過去の話し。様は大事なのはこれからなのだよルーナちゃん。だから負けるな?



 ゴホン。さて、気を取り直して。


 王子を預ける事になったの部署の次いでに、我が家の持つ軍部について軽く説明しておこう。



 我が家の自称騎士団。


 その規模は大きいが、部隊は大きく3つに分ける事が出来る。それ以外にも実際細かに分類する事も出来るのだが、分かりにくいのでその辺は今回置いておく事とする。



 まず1つ目は、我が家で常に召使いとして働いているウォルター筆頭の『使用人部門』。


 彼らは大概元暗殺者やら元戦闘奴隷やら物騒な集団だったりする。


 勿論家事労働を目的としてちゃんと雇っていた人達も居る。だが、我が家は公爵家であり、さらに父親が『国の番犬』の様な立場にいる。故に使用人とて身に危険が有る事はこの館に居る限りは仕方が無い。


 だから全員ウォルターやカール等の元敏腕暗殺者等から指導を受けており、最低限Aクラスの暗殺者相手に無双出来る位の実力を各個人持っている。


 新入りとして入って来た人達も、基本的にはその厳しい訓練に耐えられる事を前提として雇っているから当然と言えば当然かな?


 だが、彼らはそれだけでは終わらない…彼らにあるもう1つの顔は『諜報部隊』。


 我が家に来た客人から流れの吟遊詩人に渡って様々な人物から然りげ無く情報を引き出したり壁となって聞き耳を立てたりする事が、日常的に行われている。


 そこで見付けた我が家に不利となる話しや世界情勢等々、様々な情報をもたらしてくれている事は確かであり、相当重宝している事をここに記しておく。


 余談だが、私の侍女を一応しているハンナも元々は隣国の諜報部隊の隊長だったのだが捕まって戦闘奴隷として潰される寸手の所で我が父が拾ってきたそうだ。そして諜報の技術は彼女を軸としている部分は大きいと言える。


 父よ………ナイスだ。


 つか、この部隊に関しては元々父の前の代から存在しており私が新しく設置した訳でもない。強いて言うなら最近になって部隊名が就いたと言うべきか…組織として確立したと言うべきか……


 元々家臣から当主が代々慕われており、家臣が主人を守るために自主的に行っていたみたいだからね……後は自分のみを守る為に。



 さて、2つ目は領民達が直々に頼み込んで作った組織……『警備部隊』。


 この部門では名前の通り領内の市町村における警備を行っており、私が作った部門でもある。いや、作らせたと言うべきだろうか…領民に案を提示したのは紛れも無い渡し自身だったし。


 ここでは基本的に領民が各市町村で『自警団』を作って巡回したりする等を行っている。また、戦国時代宜しく戦闘になった際には現地で食量の調達が恙無く出来る様な体勢も整えている。


 ま、ここで詳しく語る必要も無い気がするので次に行こう。



 最後は、今回王子の世話?を行っている組織……『兵士部門』。そのトップは『自称騎士団』の総隊長も兼任で行っているリチャルド・ハルトマン………『鬼教官』である。


 そして、この『兵士部門』は殆ど私個人の私兵と化している……


 私には既に民間軍事企業としてルナライト社所属の『ルナハウンズ』と言う露骨な名前の軍隊を持っているから特に兵はこれ以上不要では有ったのだが、彼は何故か私に忠誠を誓っており実質的にそうなっているのだった。


 故に父や兄達の言う事より私の事を全てに於いて優先する部隊………正直将来が不安だったりする。


 つか、現時点でも時々暴走するので私も〆ているのだが……


 王子の件も正直彼らの暴走の結果預ける事になったのだ…きっと厳しい訓練が行われているのだろう…正確には“訓練”と言う名の“扱き”になっている可能性が十分に高いが……


 だがこればかりは王子にも原因があるのだから致し方が無い。まあ後で語るけど。


 それよりもだ。


 この部隊を更生する人員は、基本的に私が王都から引き抜いて来たり食いっ逸れとなった敏腕冒険者や傭兵を雇ったりして作った部隊だった…そう、全て過去形。


 何故なら前述した様に彼らは“雇う”のではなく“忠義を誓う”と言う形となったのだから。


 当然給金は渡すのだが、彼らはそれ以上の働きをする他自主的に我ら“公爵家”を守る為領内に留まり続ける事を誓ったのだった。


 正直彼らがそうなった理由には………心当たりは十分にあるのだが、ここではスルーしておこう。


 彼らは軍事訓練を普段から行っている他警備部と連携して巡回を行ったり領内の関所で監視をしたり、他にも色々と取り組んでいる。


 ちなみに土木作業も行っており、位置的には“軍事行動の行える自衛隊”と同じ様な感じと言えば分かり易いだろうか?


 ただ日本の誇る自衛隊と比べて軍事力に関しては特に比較の対象にもならない程凄いと言えるけどね。思想もそう言う意味合いではある意味全然違うと言えるが(意味深)。


 それもある意味当然の結果だろう。


 私は勿論、ウォルターやカールの地獄の扱きがベースとなっており、更に元から『鬼隊長』と呼ばれていた王国最強の隊長が『鬼教官』として彼らを指導したのだから。


 それこそ最初は駄目駄目だったがここ数年で私のかかとに届く程度まで強化された。本当に皆頑張ったと思う。


 その代償なのか、前述通り思想的に相当偏っているが……


 敵には容赦が無く私には絶対服従…つか、犬となっていると言うべきだろうか?


 ま、これから王子の様子を見に行く訳だからそこで詳しく見えれば分かるだろう。


 ああ不安だ……



…………………(narrator)………………



コンコン「失礼致します!」



 ドアを開き入って来る中年の美丈夫……だがその眼光はとても鋭利で向けられた相手が居たら一瞬でも死を連想するかも知れない。


 だが彼は、椅子に腰掛け優雅に茶を飲んでいた少女を目にした瞬間、その目はまるで愛しい相手、いや、最も敬愛の相手を見る様な、倒錯的な表情をした。



「ハルトマン総長、頑張っているみたいですね。」


「!!お褒めに預かり光栄であります、ルーナ様!!!」



 目を細めて笑顔を向けられた瞬間、ハルトマンと呼ばれたこの男は王族に対して行う最上位の敬礼をした。


 そう、彼こそが『鬼教官』、そして『血鬼降臨』として敵味方問わず恐れられている『リチャルド・ハルトマン総隊長』である。


 実質的には『ルナハウンズ騎士団』の総帥なのだが、トップはルーナ様であると豪語しており、自分は総隊長だと主張している。


 故にルーナは基本的に彼には“総長”と言う称をつけているのだった。



「ハンナ、お茶を。」


「は、只今。」



 侍女ハンナに命じてルーナはハルトマン用のお茶を用意させている間に王子の修業に関する進行具合等を聞いた。



「………やはり皆さん彼の事は受け入れていない、と。」


「……我が隊の面子は皆、ルーナ御嬢にぞっこんですから。王子の事は邪見に扱っています。こればかりは私が注意しても……」


「………仕様がないですね」



 カップとソーサーを机置いて、少し思案する様な表情をするルーナ。彼女は内心予想的中だな等と思い、思わず頭を抱えたくなっていた。


 一方の総隊長は、ルーナのその仕草の美しさに一瞬目を奪われていた。


 ルーナの立ち振る舞いは、それはもう並の淑女、いや、王族だとしても叶わない程美しいものなのだ。まあ当然と言えば当然なのだが。


 前世分の経験と今世における母親やウォルターのスパルタ特訓、それ以外にも普段から肉体を成長阻害しない程度に鍛えているため動作に無駄が一切無く、凛としてみえるのだった。


 故に、部下であり、相手をじっと見詰めるのが不躾だとして仕様がない事だろう。


 年齢無関係に同性であっても彼女に惚れるのだから、異性がほれぼれするのも致し方ない事だ……そう、これは仕方の無い事。


 それにルーナ自身も特に気にする事が無い様子だった。


 そして、彼女は続ける。



「……それに、王子はそれでも粘ってい修業をしているのでしょうから。」


「御嬢の仰る通り、王子はどれ程嫌がらせを受けようがめげる事無く鍛錬に励んでおります。まあそれに、嫌がらせ等を行っている連中にはそんな事をしていられる程の余裕が有るのだと判断して鍛錬メニューを更に追加しております。」



 ルーナは苦笑した。


「………程々にね。」


「いえ、嫌がらせ等していられる程暇を与えてしまっていた私共に問題があるので今後ももう少し増やして良いと思うので有ります。」



 ルーナは茶菓子を摘みながらこりゃ駄目だ…御愁傷様、等と心の中でエールを送っていた。


 その時訓練所にいる担任達は一瞬寒気がしたとかしていないとか。


 ゴホン、それは兎も角。



「で、総長からしてみたら王子は今どの辺でしょうか?」


「そうですね………私の隊員達の鍛錬フルメニュー来られる程度には達しております。」


「なら一応目標達成か……」



 満足そうは表情を互いに浮かべた。


 そして、ルーナは…



「この後少しだけ鍛錬の様子を伺っても宜しいでしょうか?」


「隊員達が喜びます、そして光栄で有ります。」



 嬉し気、だが、何処か怪し気表情を浮かべたハルトマン。釣られてルーナも不敵な武人の表情を浮かべた。



「次いでに私も身体を動かしましょうか…着替えてから参りますね。」


「!!有り難き幸せに御座います!!!」



 騎士として最上位の礼をするハルトマン。恍惚な表情を浮かべ、それを隠す様に膝を折っていた。


 その様子に苦笑しながらルーナは続けて…



「そうですね……抜き打ちで行くつもりなので、皆には秘密でお願いしますね?」



 人差し指を一本唇に当て、目を片方閉じる仕草をするルーナ。


 ハルトマンは内心やはり御嬢にはいつも敵わないな、と改めて思いながら頷いた。



…………………(end)…………………



 訓練場へ行くのは夕方……丁度皆が疲れ的を少し抜きたくなる頃だ。


 まあさぼるていることは恐らく無いだろうが、それでも少しでも乱れとか有ったら折檻するつもりだ。勿論責任者含めてね。


 さて、王子がどれ程鍛えられたか少し楽しみだ。



 我が家の裏庭にある山を越えた辺り、丁度平地となっている場所。そこで普段騎士達は訓練を行っている。



 ルナライト社各部門と下請け業者の親方ドワーフ達、更に私の力作。主に情熱と悪乗りと暴走によって出来た訓練場である。



 そこには陸空海における戦闘に対応出来る様、日々訓練するための特殊な施設が揃っている。殆どリアルと相違無い程の幻想と幻覚を生み出す魔道具が各施設に設置されており、そこで普段から仮想敵と戦う事も出来るようなっている。


 実際に体験してみた印象としては、まるで生前の日本で流行っていたVRシステムの様だった。


 ただ、別にヘルメットも被らなければ電脳世界にダイブする訳でもないが……


 ちなみに地形の設定や仮想敵の難易度は基本的に冒険者ギルドの基準と同じだと考えてくれればいい。


 ま、アレは全部ルナライト社魔術・魔道具開発部門の暴走によって出来た副産物だ。結果的には良かったが最初は予算が……


 結局冒険者として稼いだ私の貯金を殆どつぎ込んだんだった……懐が一気に寂しくなって心が寒くなった事は言うまでも無い。


 そしてそれ以外にも日本式の道場や乗馬場、それ以外にも様々な施設が有るのだが今はそれを置いておく。



 今回私が視察するのは『第三訓練所』と呼ばれる中級から下級の兵達が訓練する場所だ。


 建物は基本的に鉄筋コンクリート製で、地面だけは酷い怪我を減らす為にも弾力性のある不思議素材を使っている。全体的に色合いは無機質だがこれはこれで落ち着く。


 施設内に魔道具の設置はされておらず、ここでは自己を鍛えてもらう事を目的としている。ダンベルを始めとする前世のトレーニングルーム等に置いてあった身体を鍛える道具が置いてあり、そこで決まった筋トレを皆行っている。


 この中から十分に鍛えられた者が各部隊へと組み込まれる仕組みとなっている。


 また、部隊に入った者達も普段はここで筋トレをする事になっているため何だかんだ言って1番使われている場所だろう。


 故に、視察して現状を把握するのに1番もってこいな施設なのであった。



 そして、私は静に訓練所のドアを開けた。



「おい、〇〇野郎共!!お前らの○○○は〇〇かァ?!」


「「「No, sir no!!」」」


「なら何なんだ、その腑抜けた〇〇は!!!敵兵の〇〇を○するるもりでやれ!!!分かったな!!!」


「「「Yes, sir yes !!!!!」」」



 ……見事ハー○マン式の、罵詈雑言、野次罵倒だらけの厳しい訓練が行われていた。


 そして思う事は1つ……王子よ、悪かった。


 ……頼むから余り影響を受けていないでく「ルーナ様!!!」


 私の存在に真っ先に気付いて駆け寄って来たのは王子だった……もう少し傍観している予定だったのだが。


 まあいい。


 近くに寄って来たので良く見ると、あれ程細かった身体に筋肉が程よく着いており、前見たより逞しく強くなっている事が直ぐに判った。


 何より顔つきが何だか……そう、少し何処ではなく随分変わったと思う。


 何と言えばいいんだろうか、う〜ん……私を見る目が何かココの兵隊の人達と似た様な…



「ちゃんと修業していたみたいですね。」


「お褒めに預かり恐悦至極に御座います!!」



 そう言うなり、ハルトマンと同様に膝を折る王子……一応身分的には私の方が下なんだけど不敬罪とかにならないよね?


 ま、ここなら誰も何も言わないか……それよりもだ。



「君達も頑張っているようですね。」


「「「お、御嬢、こ、光栄であります、sir!!!」」」



 ………おい、私は一応女性なんだから“Sir”は無いだろうが…少なくともこの中世の世では可笑しいからな?!


 別にいいけどさ……



「さて、私はここで見ているので皆は普段通りに続けて下さい。」


「「「「「了解であります!!!!!」」」」」



 こうして普段通り?の訓練は続けられた訳だが、そこで私は王子がこの集団に有る程度染まって来てしまった決定的な現場を目撃してしまった……



 それは、兵同士が数名ずつ別れて行う戦闘訓練での出来事。



 ここでは互いに牽制し合う為に罵詈雑言が更に飛び交う事となる。そして内容は当然子供や淑女には絶対に聞かせられない事ばかりだ……まるで柄の悪い傭兵達の様だな。


 ああ私は淑女?だけど大丈夫か?


 元ベテラン傭兵、現在も冒険者兼傭兵舐めんな。こんなのは日常茶飯事だ。



 そして、その訓練で王子も連中に混じって汚い言葉を多用していたのであった………



「手前には〇〇が着いてないのかこの〇〇野郎!!!」


「そんな腑抜けた攻撃するなら帰って自分の○〇〇でもしゃぶっていろ!!」



 ………ああ、止めてくれ〜…………つか、どうしよう?


 つか、もう後戻り出来そうにない様子です……


 目つきとかが特にやばくて…何か逝っちゃっていて……前世で読んだ『ヘルシ○グ』と言う漫画のイスカ○オテを思い出す……


 斯くなる上は……もう一層の事、教育方針変更するか?


 そうなると王子に似合うのは………そうだな、アレを与えてようか。そうして、ああしてこうして………










 よし。










“表向き無駄に輝く白い王子。裏は黒い影や闇を持つキャラ”


 目指す先としては有りだな。


 ギャップ的にも合うし、敵も予想外だろうからきっと殲滅し易くなるだろう。


 それに、アレを身につければ暗器による暗殺の危険性が更に減少するだろうから好都合だ。


 その上で色々と叩き込めばいい。


 よし、方針決定!!!


 ならば、善は急げ……さっさとこの集団から王子を引き上げよう。


 ………これ以上変な言葉を覚えられても困るからね。



…………………………………



 訓練が終わり次第、私はハルトマン隊長と模擬戦を皆の前で行った。彼らのこれから目指す更に先の領域の戦いだが、きっと学ぶ事も多く有っただろう…と思いたい。


 その為にわざわざ手加減し、その上精鋭の部下数名を付けたんだから。


 結局戦闘は5分と続かなかったけどね……もう少し手加減すれば良かっただろうか?


 そして、王子には私が直々に指導する旨を伝えた。


 王族として必要な教養や政治経済に関する知識、帝王学等もいままでハルトマン隊長達の下で学んで来たはずである兵法や軍法と共に学ぶ事になる。


 そして、私が彼に教えるのは拷問器具である”茨鞭”の使い方。


 美味く指導が逝った暁にはドミノマスクと専用の”戦闘服”でも作ってやろうか……全身革張りで黒がいいだろうか?


 ま、どんな風にそだてるかは私の手腕に寄るんだろうけど正直指導は自信が無いからな……今まで弟子とか取った事無いから。


 でもまあ、頑張ってみますかね。

 ルーナちゃんの運営する出版社は色々やばい内容の本も扱っております……主に保管用と国から保護する為に。当然危険思想を持っているヤツやらぶっ壊れた趣味の人も居ますが、それぞれ彼女は上手く使っています。


 何より彼らの胃袋はがっちり掴んだため、ルーナ勢に逆らえないと言う事実が御座いますww


 そして王子の魔改造ですが………皆様の予想の鉛直下向きに行っているでしょうか?ですが私は最初に言いましたよ…結局彼はギャグ要員&残念な人だと。でももう少し王子の魔改造続きます。ご期待せずお待ち下さいw


10/23: 事戦闘において → こと戦闘において 訂正致しました、ご指摘有難うございます。


12/32: 読み返して私自身不満が有ったので、内容を全面的に改訂致しました。他の箇所も少しづつ改訂していきます。

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