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悪役放棄、更に自由人へ(仮)  作者: 平泉彼方
第一章 逸般人な悪役令嬢、好き勝手過ごす
1/142

0 プロローグ的な何か、其の一

 読者の皆様どうも始めまして、そしてこんばんわ。


 読専だったのですが、その内パッと閃いたので形にしてみて投稿する事に致しました。故に稚拙な部分が多く見付かると思いますが、どうか温かな目で見守って下さい。宜しく御願い致します。

 ども、ごく普通のどこにでもいるOLライフをついさっきまで満喫していた、本郷由樹です。ああ名前的に男を連想する人が多いだろうけど一応性別は完全無欠な女性なので悪しからず。


 とはいったものの、多分一般的に私は『御局』とか呼ばれる奴じゃないだろうかと最近考えていた。だって周囲には結婚したり、恋人が居たりする人がいるけど、私には居ないからね……


 べ、別に寂しくなんて無いもん!


 今の職場には満足しているし、それに私は私の力で生きて行きたいと思っているしね。独身貴族は自由だから最高だよ!


 ま、先程それも終わったのだけど……













 いやね、今私、死に立てホヤホヤ何ですよ。


 時間は大体夕刻。仕事の休憩でコンビニに行こうと思って横断歩道を渡っていたんだよ。


 その時に何かやばい感じの車のブレーキ音が聞こえて来たんだ。そんで、危ないって向い側の歩道にいた上司が叫んだんだ。で、目前に光が近付いて来て、いつの間にか私は宙を舞っていたの。


 いや〜、流石に驚いた。地面が遠ざかって行くのを唖然と見ていたよ……


 で、直ぐにドシャ、グシャって鳴っては行けない音が私の身体からして……私を引いた奴はそのまま逃走したな………クソッ。


 で、上司が慌てて私の所に来たんだけど……何と上司の頭からヅラが取れていたんだ…非常に珍しい事に。


 故に私の最期の言葉は……


「ヅラ、取れていますよ…ゴブッ」


 だった…………マジで無い。


 いや、もう少しマシな言葉を遺して逝きたかった………













 さて、ずっと私はこうやって語っていた訳だけど、ココって何処よ?


 何か真っ暗闇なのか、全然目が見えないし、無味無臭で音も……って、五感が全部塞がれているのか?!


 ま、当然か……私間違いなく死んだしね。


 つか、あれは間違いなく死んでいるはず……だって走馬灯も見たし。


 つか、走馬灯って実は生物が死ぬ直前に死を回避するための方策を必死に過去の経験から探る一種の防衛本能だって知っているかい?まあ今回ばかりは何の役にも立たなかったけどね………


 でもまあ人間何ていつか死ぬものだし、仕方が無かろう。


 それに一応戦場とかで獄死したり、工作員に暗殺されたりするよりはまだ平和的な死に方だったと言えるだろう。


 本来ならそうやって死んでいた可能性有るしね……私なら…


 と言うか、私自身自分の死に方が意外だった……もっとそれこそ激しいものを想定していたからね……それこそ結構色々な所から恨み買っているのでてっきり爆死か毒殺か斬殺か……


 数えたら切りが無いか…まあそうだよね……アハハハハハ、ハァ


 まあ多分もう察しは着いていると思うけど、私はごく普通の平々凡々で平和なOLをしていたからと言っても別に一般人と言う訳ではなかったのです……好きで逸般人になった訳でもないけどね。


 それは兎も角。この暗闇(仮)に何時まで居ればいいのやら……つか、ココって地獄とかではないよな?!


 私はそんなに悪い事は…悪い事………ま、まあ人間生きていればいい事悪い事色々するよね!!


 大体生きるために他の命(植物とか動物とか色々)常に奪っている訳だし、その犠牲の上で成り立っている訳だからね…いや、只単なる弱肉強食だよね。


 うん、それだァ!!!!!


 あくまで弱肉強食で弱い奴が悪いのだ!!


 ………だから死んじゃった私は単なる負け組……あ、何か憂鬱な気分に……


 まあ気長に待ちますかね。



 次回も宜しく御願い致します。


8/23: コンビニに移行→移行 訂正致しました。ご指摘有難うございます(_ _)

8/31: 文章全体を若干変えました。

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