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プロローグ
天暦530年
――ラスゲイツ平原――
30年前に始まった先の『ラスゲイツ大戦』(別名『DIVINES WAR(神々の闘い)』)により1年前まで人々がこの地で争っていた…
――この大戦よりも遥か昔、今より100年前に、史上最悪とも語られる『エレニアの死戦』が五大英雄によって終りを迎えた。
大英雄達5人はそれぞれ
【村正】別名
【地護救帝】別名
【天地槍】別名
【紫微北辰】別名
【砕麟】別名
という5つの『運命の開拓』によって創られた、五神器とよばれる特殊な“力”を操り、もう一つの闇の神器、【漆黒の刄】(フォビドゥン・エッジ)、【暗黒の剣】(ディザスター・エッジ)を激闘の末に打ち破り、その力を封印した。その後、五大英雄は忽然と世界から姿を消した。
――それから70年後の世界。その片隅で、ライル帝国とアゼル帝国の2カ国間で始まったこの大戦は互いに財力を削り、均衡を保ったまま時が過ぎていっていた…2年前、かつての五神器の一つが発見されたことにより時代は急速に進みだした――