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六月十七日
六月十七日は、私の誕生日。
テーブルにはショートケーキ。
夕食の献立は、からあげとチキンカツ。
豪勢ではあるけど、THE・鶏肉尽くし。
お昼のお弁当と同じなんですが……。
少し遅くなった、ひとりの夕食。
のんびり食べてると、お風呂上がりの女の子が、隣に座った。
「月ちゃん、お誕生日おめでとう」
「ありがとう」
女の子は戻らない。
目線はケーキへ釘付け。
「月ちゃん、食べないの?」
「食べるよ」
「ふうん」と、指差した腕を引っ込める。
しばらくして「月ちゃん、もうお腹いっぱいでしょ?」
「いや、まだ大丈夫だよ」
「ふうん……」
夕食を食べ終え、食器を流しへ。
スプーンを二つと、ナイフを手に取り戻る。
ぴったり、半分こ。
イチゴはあげよう。あまり好きじゃないから。
スプーンを手に取りニンマリ微笑む彼女。
「おいしいね」
「そうだね」
ペロリと平らげ、満足気に階段を昇って行く。
「歯磨きしなよ!」
「わかってる!」
小さな背中を見送って。
今日は、私の誕生日。
両親の命日でもある。




