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人間は考え、悩む。そして、忘れる。

作者: ラベンダー

 私は仕事の悩みがある。今日は休日だ。リフレッシュをしたい。けれど、仕事のことが頭から離れない。


 今日はどこかへ出かけようと思った。行く先は決めた。私は家のドアを閉め、外に出た。そこで私は家のドアのカギを閉めたのか不安になった。しかし、多分閉めただろうと思い、そのまま出かけた。


 私は電車を待っている間、ずっと家のドアのカギを閉めたのかどうかを考えていた。仕事のことは考えずに。


 電車で移動し、私は本屋に入った。欲しい本があったので購入しようと思った。


 本屋にいるときはこの本を買うのかどうかを悩んでいた。仕事や家のドアのカギを閉めたのかどうかを忘れて。


 私は本を店員に渡した。その店員はとても良い人だった。私は気分が良くなった。


 気分が良くなったのは本を買ったからなのか?それともその店員のおかげか?


 私はもう一つの本屋に入った。欲しい本がまたあった。買いたい。


 私はレジに並んだ。


 私の前には客が一人いる。


 私は待つことにした。


「どうぞー」と声が聞こえた。もう一人の店員が対応してくれるらしい。


 だが、その店員の態度は酷かった。話し方が雑なところだろうか?何と表現すれば良いのだろう?仕事感がすごいというか。客を見ていないというか。


 私はその態度にイライラしてしまった。文句を言おうと思った。しかし、言えなかった。


 私は殴ってやろうと思った。殴ってもないが。私は頭が良くないので口喧嘩になったら負けてしまうだろう。そのため、殴るのが手っ取り早いと思ったのだ。仕事や家のドアのカギを閉めたのかどうかを忘れて。


 帰りの電車の中はイライラと悲しい気持ちがあった。


 お昼はコンビニで弁当を買って家で食べようと思った。いつものコンビニの店員は良い人だ。癒されようと思った。


 しかし、店員はいなかった。セルフレジで買ったからだ。


 私は家に着いた。


 家のドアのカギは閉まっていた。


 





 

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― 新着の感想 ―
 出かけるときに家の鍵を閉めたか気になるのはあるあるですね。  不安や悩みなんてものは案外大したことではなく、簡単に忘れてしまうほど些細なことなのかもしれないですね。
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