1 出合い
始めて投稿、ぼちぼち書いていきます。
ここは何処?木がいっぱい
わたしは……
なんか…ちんぷなドラマみたいに、座ってる体制から取り敢えず立ってみる。いろいろおかしい…
えっと…地面が近い、手が小さい?足が近い?森はとても大きい。木も大きい。
気が付く前にわたしは……いったい何をしていたのか?どうして森にいるの?何処から来たの?迷子だとすると、森の中でむやみに動かない方が良い。でも、高級感のある服がドロドロ。どっかから逃げてる途中なら、逃げないと追いつかれる。
人里の近くなのか?どっかに道が無いか、川が無いか?
取り敢えず動くか。
森を歩く。下に下りて行く、川を見つける為に。落ち葉を踏んで滑らない様にゆっくりと…って思ったしりから滑り堕ちるし〜。ヤバっ止まんないし!ガツッ!
「いたーい!まだ、死にたくない!」
暗転
目を覚ますと、目の前に男の顔があった。
何を話しているのか判らない。でも焦って辛そうな顔が何かを叫びながら私の前髪を上げる。ベタついて上がりにくい髪を無理にあげて、必死に話しかけてくれるけど…言葉が聞いたことのない発音ね。あ、でももう無理かも…
※※※
「起きたんじゃ無いか?まだ行方不明者の捜索または誘拐、拉致、何か情報はないのか?こんな子供があんな森の中で死にかけてるなんて…あり得ないぞ。」
「まだ情報はありません。誰もこの子供を探していないものと思われます。もう保護してから5日、これだけ捜して何も無いところを見れば、棄てられたか、処分するつもりで…どう致しますか。隣国の方も確かめましたが、何も有りませんでした。」
「では、養女にしても大丈夫だな。もし何か事情があっても、私なら護ってやれるだろう。」
「では、閣下の養女?」
「いや、お祖母様の弟子にするから、私の妹にするらしい。このまま此処で治療、教育を成さるらしい。まあ、何も判らない子供の事だその方が良いかもしれん、」
※※※
私にはただ、二人の人の話し声が聞こえる。何を言ってるのか迄は聞こえない。喉が渇いた。明るいし、ここは暖かい。体が重くて動かないね。どうしよう。取り敢えずこわごわ目を覚ますと、綺麗な部屋に寝てるみたい。住んでいた部屋とは違うね。何故こんな部屋に寝ているのかな??