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ファンタジー共通設定  作者: 加茂 もぐま
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《属性》


▼属性

様々なものを見聞きするうちに扱える属性が増えることもあるが、基本的には生まれ持ったものを伸ばし、扱えるようにする事が専らである。

稀にだが、すべてを扱える者も存在する。

代々、特定の属性のみを扱う一族もいるだろう。

一つの属性に力を集中する分、発動される事象が強大になる傾向がある。


(ノーン)

咒力を操ることと同義なので使い方さえ分かれば誰でも行使出来るようになる。

基本的には肉体的の強化や動作の補助として扱う。

玉虫色(たまむしいろ)で示す。


(ニュート)

日々を生き抜く生命の輝きの元となっていて、地盤となる根源の性質を表す。

「可能性」の象徴。煌虫色(こうむしいろ)で示す。

(ホーリ)

命を癒し生命力を高める、聖なる場所に満ちている御魂の力。

「神秘」の象徴。明虫色(あけむしいろ)で示す。

(イービル)

命を蝕み生命力を奪う、邪なる場所に満ちている御魂の力。

「涅槃」の象徴。暗虫色(くらむしいろ)で示す。


(グリーニ)

木花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、草木の成長・発育する様子を表す。

樹木や草花を巧みに操りながら、目的に応じて使い分けたりするのだろう。

「春」の象徴。 鮮緑色(みどりいろ)で示す。


(ガーヌ)

光り煌めく炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。

火の粉から地獄の業火までと、炎といっても色々ある。

浄化の焔や地獄の業火は、何も知らない何の契約も持ち得ない歳若い様な又は幼い様な経験の浅い初心者が扱えるには、相当な理由が必要になるだろう。

「夏」の象徴。真紅色(あかいろ)で示す。


(アース)

植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。

砂や石や岩、引力や重力に磁力、雷なんかもそうかも知れない。

石や岩は砂の集まりであるし、宇宙に存在する惑星が持つ引力や重力が無いと磁石は作れない。

そして磁力がある場所に集まってくる別の力の放出が電撃となって現れる。

「季節の変わり目」の象徴。仲黄色(なかきいろ)で示す。


(オーア)

土中に光り輝く鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。

あらゆる金属や鉱石が操れたら、身に纏えたら、なんて素敵な事だろう。きっと目が痛いに違いない。

「秋」の象徴。橘橙色(だいだいいろ)で示す。


(ウォータ)

泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。

水は状態変化に形状変容で、水蒸気、湯気、熱湯、ぬるま湯、雨、水、結露、加冷却水、シャーベット、(みぞれ)、雪、(あられ)、氷と姿を変える。だが、水蒸気から氷まで同じ組成物(そせいぶつ)で出来ている。

これは恐らく、泥水でも、ジュースやワインでも出来る事だろう。

「冬」の象徴。群青色(あおいろ)で示す。


(ソーラ)

万物を明るく照らす太陽が元となっていて、見守り助けるもの、光の性質を持つ。

光や灯は小さく指先程でも恐怖心を和らげる。だが気を付けて欲しい、虫眼鏡等で一点に集中させたか細い太陽光でも火を着ける程に温度が高くなるのだ、レーザーなどの様にそれを太く揺るぎなく集める事が出来ればどれほど危険な事か。

もしかしたらビームサーベルは取扱いに資格が必要になっているのかも知れない。

「昼」の象徴。胡粉色(しろいろ)で示す。


(ルーナ)

太陽の光を反射して影の形を変える月が元となっていて、変わり往くもの、闇の性質を示す。

闇や眠りにその中で見る幻や夢、そして月の形が変わる要因である影は何となく、怪異的なおどろおどろしさすら感じられる。

「夜」の象徴。煉墨色(くろいろ)で示す。


(エーア)

あらゆる所を吹き抜ける囚われないもの、伝達と運搬の性質を示す。

嵐や飛翔そして空気の波動や波長すなわち音を操るには風を極めるしかない様だ。

「因果」の象徴。無透色(すけいろ)で示す。


(アイリス)

全てを束ねるもの、退廃と豊穣の性質を示す。

なんのこっちゃ分からないけど、創造するとか時空とか錬金術とかよく分かんないようなのは涅槃(ねはん)の所為にして良いはず。

「混沌」の象徴。日緋色(ひひいろ)で示す。


それぞれの属性が互いに関係し合っていて、以下にその関係を示す。


相生(あいしょう) 順送りに相手を生み出して行く、陽の関係。〇生〇と表す。

木は燃えて火を生み、燃えた跡には灰が残って土に還り、土を掘ると鉱物や金属が得られ、金属の表面には水が生じ、水に養われて木は育つ。

また、木が燃え続ければ火はやがて衰え、水が溢れ続ければ木は腐ってしまい、金に水が凝結しすぎると金が錆び、土から鉱石を採りすぎると土がその分減り、物が燃えた時に出る灰が溜まり過ぎると土の処理能力が追いつかなくなると言うこと。


相剋(あいかつ) 相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係。〇剋〇と表す。

木は養分を吸い取り土を痩せさせ、土は水を濁らせて塞き止め、水は火を消し、火は金属を溶かし、斧は木を切り倒す。

また、土は木の根が張ることでその流出を防げ、水は土に流れを抑えられることで谷や川の形を保つことができ、金属は火に熔かされることで金属製品となり、木は刃物によって様々な木工製品に加工され、火は水に消されることで一切を燃やし尽くさずにすむと言うこと。


比和(ひわ) 同じ気が重なると、その気は盛んになる。 その結果が良い場合にはますます良く、悪い場合にはますます悪くなる。


日と月は互いに互いが弱点で、風は良くも悪くも全てに影響を及ぼす。

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