表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第二話 イケメンっているんだね

勇者ねぇ。

テンプレな勇者召喚だね。

最悪パターンだと、召喚したやつがアウトなパターン。

利用するだけ利用されて用済みになるとポイッ、などもあり得る。

しかもラノベじゃないので死んだ後、なんだかんだでもう一度召喚されて、復讐系主人公降臨!!的な展開になるとは限らない。

とりあえず大体の事情はあちらの王様っぽい人が説明してくれるだろう。

後は書庫を探してこの世界の情報を覚えておくか。


「あの〜、勇者様達?」


白色の髪の少女が現実逃避もしくは思考停止に陥っているクラスメイト達に話しかける。

あの〜。はよ戻ってきてくんない?いつまでぽけ〜っとしてんの?

と思いつつも目立ちたくないし、だるかったのでなにもしない俺であった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



時間が少し過ぎて、ようやく落ち着いてきたクラスメイト達。


「私の名はリアと言います。いろいろ戸惑っている方もいますが、説明しますのでよろしければついてください」


みんなが落ち着いた頃合いを見計らってリアは喋った。

とりあえず従っとくか。



 歩いて数分。

 会議室みたいな部屋で円型の机に囲んで座っている中。

 王様に会いました。

 うん。なんというか。

 全然王様っぽくない。

 まず、禿げてる。

 切ったんじゃなくて、毛根ごと一つずつ引っこ抜いたようなくらいツルッツルでピカッピカである。髪の毛のかの字すらない。

顔はものすごいイケメンである、のだが。

なんというか、少林寺のお坊さんみたいな印象である。

そんな人が王様の格好をしているとものすごく違和感がある。


「私はアヌクス王国の国王、キギル=アヌクスです。召喚に応じてもらい、ありがとうございます」


応じてはいないけどなっと心で付け足す。


「私たちがあなた達勇者様を読んだ理由はーーー」


要約すると、人族、魔族、亜人族(他にもあるが)の主な三つのうちの人族と魔族が何百年も戦争を繰り返していた。しかし魔族側に魔王誕生!いつもなら魔王誕生とともに勇者も現れるらしいが神託では、異世界から勇者を召喚しろと言われたらしい。そしてとある古い文献から勇者召喚の魔法陣を見つけて俺たちを召喚したと。


「ふ、ふざけないでください!!私たちに戦争しろってことでしょ!!そんな危険なこと私の生徒達にやらせようっていうんですか!?そもそも、戦闘経験も力もない私たちに何ができるんですか!今すぐに返してください!」


 先生が怒った。まあ自分勝手なことで連れてこられた挙句、さらに戦争に出ろって言われたら怒るよな。

 だけど不思議、大人にしては幼すぎる顔に低い身長のせいか、怒ってんのに全く怖くない。

 後俺はまだ帰りたくないのだが。


「すまないが今は無理だ。大急ぎでやったので、今は返す分の魔力が全く足りない」


 帰れないパターンですね。

 今はって言っているあたり、そのうち帰れそうだけど。

 が、異常事態の連続により、冷静になりきれていないクラスメイトたちが騒ぎだした。


「はああ!!?ふざけんなよ!」

「帰してよ!!」

「戦争なんて嫌だ!!」


 ラノベだったら、俺はこの人たちを助けたいっ!!とか言う人でもいるんだろうな。


「俺はこの人たちを助けたいと思う」


 イケメンが立ち上がり言った。

 現実にいるんだね、本当に。

前に書いたやつを見た人はわかりますが、こっちではお父さん死んでないんですよね。

前では勢いに任せて書いてたんですけど、ふと気づいたんです。この伏線どう回収すればいいか。

考えたんですけどあまりいい案が思い浮かばず。

それならいっそなかったことにしようというわけです。

期待していた人もいるかもしれませんが、すみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ