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八雲レポート  作者: 和尚
22/26

感染・ワープ・飛び膝蹴り

 ギュオン


 擬音とともに、今しがた行院へワープしたはずの白川先生が、再び河川敷に姿を現す。そしてその目に、濡れタオルで琴子を介抱している私が映った。

「……今のは……?」

 と、何やらつぶやいた後、その冷たい目で私を見据え……気付いたように言った。

「……常盤さん、白学ランの彼はどこに行ったのかな? 彼に聞きたいことが……」

「呼びました?」

「っ!?」

 と、

 私に気を取られていた白川先生が、背後からかかってきた八雲の声に気づいて振り返る前に、ワープしてくる時点で既に背後に回っていた八雲が先生を羽交い絞めにする。そして、


 どぽっ!


「ごぽ……っ……!?」

「それ(ばしぃん!)」

「がっ……(ごくん)……っ!?」

 その手に持っていた缶コーヒーを、驚きで思わず開いてしまっていた白川先生の口に流し込み、吐き出す前に強烈な張り手を背中に入れて、そのショックで口に含んでいたコーヒーを強引に飲み込ませた。

「げほげほっ……君は……一体何を……っ!?」

「さあ。それよりも……お早いお帰りで、白川博士」

 からかうように言って、八雲は余裕たっぷりに歩いて私と琴子のところへ戻ってくる。

「お早い……ねえ、しらじらしい。青葉君のいる集中治療室にシールドを張って、テレポートで侵入できないようにしたのは君だろう?」

「ええ。こういうケースを想定して」

「聡い子だ……。現代の技術とはいえ、集中治療室は厳重にロックされているから、あれ以外に気づかれずに入る方法はない。それを利用したというわけか……」

 感心したような、しかし微妙にいらだちをのぞかせて言う白川先生。自分の研究の邪魔をされたことが気に入らないようだ。そういえば……そういう理由で死を偽装したって言ってたっけ。

 それとも、今の無理やりコーヒーを飲ませるなんていういたずらに軽くいらだってるのか……両方だろうな。

 と、

「とにかく、研究の邪魔だから、君にはあの面倒なシールドを早々に撤去して……っ!」

 ここで、白川先生はようやく気付いたらしい。

 八雲がさっきから、わざと先生に見えるように持っている缶コーヒーの缶。それが……夕方、先生が私に手渡したものであるということに。

 そのことに気付いた途端、初めて先生の顔から笑みが消えた。

「それは……まさか……!」

「ええ、あなたが若葉さんに贈呈した缶コーヒーです。病原菌入りの……ね」

 基本いい奴の八雲には珍しい、そしてあまり似合っていないバカにするような口調に、白川先生は普段絶対見せない『歯ぎしり』で答えた。よほどキているらしい。その反応に八雲は満足げに微笑み、缶の中に残ったコーヒーをそのまま地面に流して捨てた。

 先生の怒りと驚愕も当然だろう。この缶コーヒーには、先生自身が混入させた『赤鬼病』の病原菌がたっぷりと入っていたからだ。私に飲ませ、今度こそ感染させる目的で。

 しかし、それを看破した八雲により、そのコーヒーは逆に白川先生の腹に収まった。病原菌とともに。

「あなたたち……!」

「すいませんね先生、ブラック苦手なんでしたっけ?」

 いっぱいの皮肉をこめて、私もひとこと言わせてもらった。

 最早その顔に笑みが見られない白川先生は、吐き気でもするかのように口に手を当てた。まあ……そんな感じがしても当然だろう。たった今、その胃袋の中に自作の病原菌が数億匹流れ込んだんだから。

「本来血液感染で、外気に触れるとたちまち弱体化する『赤鬼病』の病原菌……それを経口感染できるほどに改良・強化したそれだ。一口でも飲めば感染するように、菌密度も相当なものになっていたでしょうし……白川博士、あなたの感染は確定ですね?」

「何のつもりだい……? こんなことをしても、無駄だというのに……」

「ええ、無駄でしょう。あなたのことだ、万一の事態に備えて、解毒剤を持っているでしょうからね……?」

 瞬間、先生の目が見開かれる。

「……それが目的か!?」

「ご明察」

 淡白な八雲の返答。

「青葉君は僕が持っていたワクチンで治療しましたが、青葉君を蝕んでいた赤鬼病は本来のそれとは違う……あなたが改良した新型病原菌によるものです。ゆえに、正規のワクチンでは症状の緩和はできても、完治および病原菌の殲滅はできない……そのためには白川博士、あなたが用意していると思われるオリジナルの『解毒剤』が必要です」

 言うと同時に、八雲は空き缶を投げ捨てた。……軽く迷惑行為なんだけど……今の事態が事態だからひとまずスルーで。後で覚えてたら拾ってちゃんと捨てます。

「さ、案内していただきましょうか? 解毒剤のありか……あなたの研究所(ラボ)に」

「ふん……お断りだね」

 と、白川先生は口の周りについたままのコーヒーを袖で拭うと、次の瞬間、テレポートでその場から掻き消えた。

「あっ、ちょ……逃げた!」

「心配いりません、追えます」

 と、八雲は腕につけているユニットをいじくり始めた。ホログラムのウィンドウが次々に出ては消え、出ては消えを繰り返す。

「空間転移による空間歪曲反応、認識……解析…………目的地座標判明、ルート確定、到着地点の安全確認、転送路構築完了、よし。僕らも行きますよ、若葉さん」

「え!? いや、ちょ……」

 行く? 白川先生をテレポートで追うってこと!? 追えんの!?

 いやでも、そうしたいけど、この状態の琴子このままにしとけないし……

「心配いりません、手当ならしてもらえますから」

 と、それだけ言うと、八雲は私の手をとった。

「は!? ちょ、『してくれる』って誰が……」

「行きます!」

「おーい!?」



 ギュオン



 私の声は届かず、いつもの浮遊感が体を包み……一瞬の視界の暗転の後、目の前に……再び白川先生が現れた。うお、ホントに追いついた!

 あれ、でもここ……研究所っぽくない。ただの……裏路地?

「……やはり、すぐに研究所に飛んではくれませんか」

「ああ。君が追跡してくる可能性があったからね……」「

 ……いきなり研究所に飛んで、追跡で場所を特定されるのを防いだわけか……さすがはAAA+だかの科学者、頭が回るわね。知らんけど。

「でも、僕もそう簡単にはつかまらないよ。学生程度の追跡を振り切るくらい……わけはないからね」

 言うが早いか、白川先生は再び消えた。と、

「……そう簡単に振り切られませんよ……!」

 と、八雲も言……あれ? もしかしてまた飛……



 ギュオン



 と、またテレポートの浮遊感。う……連続はちょっときついかも。

 場所は廃ビル。目の前には、白川先生……がまた消えた。

 と、いうことは……



 ギュオン



 ま、また……3連続……ちょっ、きつい……

 そして、再び私(と八雲)はどこかに着地……



 ギュオン



 いや、今度は着地する間もなく飛……



 ギュオン



 だから! ちょっとは話を



 ギュオン



 ちょっと待って! いつまで何回続くのこれ!? いい加減に浮遊感で酔……



 ギュオン



 や……



 ギュオン



 ギュオン



 ギュオン、ギュオン



 ギュオン、ギュオン、ギュオン



 ギュオン、ギュオン、ギュオン、ギュオン、ギュオン、ギュオン



 ギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュオギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュ―――――――――!!



 し……死ぬ……もしくは吐く……

 完全に断続的なものと化している浮遊感の中で、私は車酔いに似た感覚を覚えていた。これが、0.1秒にも満たないスパンでの超連続テレポートによるものであるということは考えるまでもない。というか考えたくない、今は何も。

 目を開けているとすさまじい速さで景色が入れ替わってチカチカするので、さっきから目は閉じたままだ。

 ど、どんな規模の追いかけっこよこれ……白川先生も、八雲も……これで平気なのかしら? 私はもう、意識飛ぶギリギリだってのに……

 と、


 ―――――ギュギュギュギュギュギュオン!


「え……わぁっ!?」

 と、いきなり連続テレポートが止まり、久しぶりに私は地面に着地……しきれずに崩れ落ち、尻もちをついた。あ、足に力が入らない……。

 いたた……ここどこ……あれ? 元の河川敷?

 見ると、着地点は今までいた河川敷……そして、私と八雲の目の前には、やや不機嫌そうな顔の白川先生が立っていた。あ、ホントに追いついたんだ。

「……本当に、予想外にしつこいね……。まさか、4000回以上のテレポートを、それも随所に短距離の時間跳躍を織り込んだそれを完全に追跡されるとは……」

 そ、そんなに飛んでたんだ……ていうか、『短距離の時間跳躍』て……微妙に時間まで超えてたの? 私たち。今ので。

 痛む頭とかすむ目に鞭打って腕時計(電波時計)を見てみると……あ、ホントだ。さっきより……20分ちょっと過去に来てる。わー、なんか不思議。

「一体……君は何者? 学生だてらに時間跳躍をしていて、病原菌に関する豊富な知識を持ち、さらにはこんなに正確な追跡転移ストーキングテレポートを行えるなんて……」

「このくらい普通にできますよ」

 と、八雲はやや無愛想な口調で答えた。

「時間跳躍の概念、空間歪曲のための模擬空間壁とその鍵の掌握、仮想エネルギーのコントロール……それらを完璧に行えれば、このくらいの追跡は余裕です」

「……ますますおかしいな。そんな『時間と空間を完全に理解・掌握する』なんて芸当、雲をつかむような話じゃないか。仮に君がAAAランクの科学者でもそんな真似は……」

「できますよ、その程度。第一……」

 と、やや余裕を失っている白川先生の言葉を遮った八雲は、そこで一拍置いて、



「その『時間跳躍システム』を作ったの……誰だと思ってるんですか?」



「…………!!?」

 そのセリフに……白川先生は完全に言葉を失った。

 その、私も気になったわよ、今のセリフ……それじゃまるで八雲、あんたが……

 と、

「君は……まさか……」

 後ずさりしながら、かすれた声で白川先生が絞り出すように言う。

「まさか君……八雲琥珀か!? 若干17歳にして、あらゆる分野に類稀な才能と専門書以上の膨大な知識を持ち、13歳で『時間跳躍』『空間転移』の2大超発明を成し遂げた……史上ただ1人のSS(ダブルエス)ランクの称号を持つ天才少年総合科学者! 何でこんな所に!?」

 やけに説明的な口調で話し、驚愕に表情をゆがませている白川先生は、まるで動物園にパンダを見に来た子供のような、好奇心と畏怖に満ちた目で八雲を見ていた。いや……実際そういうものを見てる気分なのかも。

 ていうか……なんか色々とすごい単語出てこなかった?

 なんか八雲、あんたって滅茶苦茶すごいみたいなこと言われてたんだけど!? 天才とか……総合なんちゃらとか……ていうか、タイムワープとテレポート、あんたが作ったの!? てか何、『SSランク』って!? 現代区分で……AAAの2個上じゃない!?

 ど、どうしよう……サインとか貰っといた方がいいのかな……って待て待て、この時代のじゃない有名人のサインもらってどうする。落ちつけ私。

 だいぶ混乱気味の頭をやっとで鎮め、と同時にようやくテレポート酔いが晴れてきたので立ち上がって前を見ると、白川先生も困惑から立ち直ったところだった。

「道理で規格外の、しかも僕が見たこともない装備をいくつも持っているわけだ……。フォトンソードを防ぐ学ランといい、これほどまでに追尾性能の高い時空転移ユニットといい、あれだけ有名な君に全く気付けなくなる認識阻害装置といい、それらは全て……」

「ええ……既製品でも特注品(オーダーメイド)でもない……僕の自作品(オリジナル)です。何から何まで」

「なるほど……相手がSSランクの天才科学者とあっては……僕の勝ち目も薄いな……」

 たらり、と、先生の額に冷や汗が浮かぶ。どうやら……科学者として別格の八雲を前に、完全にビビってるらしい。

「ちなみにそちら風下ですから、何か細菌を散布して僕を殺そうとしても無駄ですよ? 装備的にも、状況的にも、あなたに勝ち目はない……大人しく降さ……」

「降参……という選択肢は取りたくないんだ、科学者として」

 白川先生は意外にもまだ抵抗姿勢を見せた。

「それはつまり、今までの研究成果をすべて放棄することになりかねないからね……だから僕は君に、『手を組む』という選択肢を提案したい」

「「は?」」

 私と八雲の声がそろった。ちょ……何、いまさら? 何そのB級悪役的な要求?

 白川先生はこの反応も予測できていたようで、別段何も驚かずに続ける。

「別にカッコ悪いことだとは思ってないよ? いや、仮にそうでも……研究成果を守るためなら、その恥も甘んじて受けよう。八雲くん、常盤さん、君達と和解したい。今ならまだ……3285年の警察当局はこのことを知らないからね」

「……おっしゃっている意味がわかりません」

「なら説明しよう。常盤さん、青葉君に『赤鬼病』を感染させてしまったこと……この場で正式に謝罪しよう。同時に、医療費・入院費および全ての損害を補償し、完治させるための解毒剤も提供する。その代わり……現段階での彼の血液サンプルを、研究用にアンプル1本分だけでいい、提供してほしい」

 ちょ……何を言って……!?

「さらに、今現在僕の病原菌によって病を患っている、竹内琴子をはじめとした9人の君のクラスメート達も、他のクラス・学年の生徒たちも、サンプルを採取したのちに全員、後遺症も一切なく完治させる。補償も何らかの形で行おう」

 なっ……今なんて言った!? 琴子だけじゃなく……欠席してるクラスの他のみんなの病気も、全員あんたの仕業だったの!? しかも、他の学年まで……

 もしかして……すみれが言ってた青林西の『怪奇現象』……全部コイツの病原菌が絡んでるんじゃ……!?

「ふざけないで! そんな、人を……自分の生徒を実験道具みたいに扱っておいて、今更許してほしいって何よ!? 第一、この期に及んでサンプルとか……」

「誤解しないでくれ、僕は『和解』したいと言ったんだ。何をしてでも命乞いをしたいわけじゃない、僕はあくまで……研究は続けたいんだから。サンプルの要請もそのためだ」

 感情のこもっていないその返答を聞いて、私はかえって寒気がした。

 だ……だめだ……この人、何言っても多分だめだ……。

 きっとこの人にとって、研究こそが自分の一番の、崇高な目的と言えるものなんだろう。だから……そのためなら何だってするし、追い込まれて逃れようとするときも、必ず『研究』を前提条件の一つに置かずにはいられない。それが、この人の『当然』……。

「君たちの不都合を全て解消した後で、僕は研究を続行したい。こちらの補償を受けて、サンプルを提供し、その後全てを忘れてくれれば……僕はもう君達にも、君たちの周囲にも一切迷惑はかけないと約束する。まあ、できることなら……」

 と、今度は先生は八雲を見て、

「八雲君、君との共同研究でさらなる高みを目指したいところなんだけど」

「寝言は寝て言うものですよ、白川博士」

 八雲はそうバッサリと切り捨てる。

 それを聞いて少し安心した。同じ科学者でも……八雲はちゃんと、人の心を持ってるんだ……。

 しかし……当の白川先生はそのことにまだ気づかないらしい。この研究パラノイア、ちょっとだけ困ったような顔になると、性懲りもなくこんなことを言い出す始末。

「そうか……確かに、今の条件だと、君にメリットが無いからね」

 だからあんた、いい加減に…………ん?

 何かしら? 今、かすかに先生の後ろに何か白い影が見えたような気が……。

「じゃあこうしよう。八雲君、君にはこれを進呈する」

 とだけ言うと、白川先生は懐から、小さなカプセル?を取り出した。あれ……病院で八雲が見せた、青葉のワクチンに形が似てる……もしかしてあれ、アンプル? しかも、なんかパッケージに『赤鬼』のイラストが……まさか!

「これは、僕が品種改良で新開発した『新型赤鬼病』の病原菌だ。これを君に」

「……それが、僕に何のメリットを?」

「強がらなくていいよ。君も科学者である以上……他の科学者の作品とはいえ、新しいものに興味を持つはずだ。研究対象としては、こいつはかなり有意義だろう?」

「……………………」

 八雲は何も言わない。でも……私はいい加減に我慢の限界だった。この男に何か言ってやろうと身を乗り出した、その時……

 ……再び、その背後に何か白い影が見え、私は思わず動きかけていた口を止めた。

 すると、今度はその影は消えず、前に出てきて、

「無論、これだけじゃないよ。研究所(ラボ)にある他のものもサンプルとして提供する。まあ今はこれしかないから、ひとまずはこれで保証に……」

「そうか、じゃ、それは私が没収する(ひょい)」

「うん、没収……は?」

 と、


 バキャァッ!!


「ぐあ!?」

「い゛っ!?」

「おー……」

 その白い影は、ひょい、と先生が手に持っていたアンプルを奪うと、次の瞬間ものすごい勢いで閃いて……その顔面に見覚えのある飛び膝蹴りをたたき込んだ。

 そのあまりの威力に、吹き飛んだ白川先生の体はバック宙の要領で1回転し、背中から豪快に地面にたたきつけられた。ちょ……な……何今の!? 何が起こったの!?

 蛙のようにノビた白川先生から、その白い影の方に視線を移すと……その白さ以外のものが認識できた。

 正確には……白さの正体は白衣だった。そして、今の蹴りで発生した風に、その鮮やかな金髪を優雅になびかせながら、その『何者か』はきれいに着地した。

 これが『何か』、いや『誰か』……もう、考えなくてもわかる。考えない方がわかる。

 わかるけど……何でここにいるのか、今の行動の意味は何なのか、全くわからない。

 いや、だって……



「ったく……何だってこんな面倒なことになってんだよ? さっさと帰って借りたサマーウ○ーズのDVD見ようと思ってたのに……説明しろバカ共!」



 は……



「葉桜……先生……!?」



 河川敷に姿を現した3人目の白装束……常時白衣の養護教諭・葉桜翠は、面倒くさそうに私たち2人と白川先生を一瞥すると、はあ、とため息をついた。






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