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アオハルOSKラブコメ(梅花藻の咲く川)  作者: 湯豆腐タロウ
12/15

病室の約束


大津行きの電車に乗ったものの、窓の外の景色が何も「脳に入力されない」状態だった。

琵琶湖の青も、車窓に揺れる陽の光も、どこか「遠い銀河」のことのように感じた。


醒井駅から乗った電車は、いつもの通勤電車とは違って、観光客や地元の人たちが「のんびりモード」で乗っていた。週末の午後の「ゆる〜い時間」が流れている。でも、僕の心はそんな雰囲気に「合わせることが不可能」だった。


――お母さんから舞の気持ちを聞いたけど、本当に、会いに行って「いいんやろうか」。


その問いが、ずっと胸の奥に「引っかかりまくり」だった。


最後は、ポストに届いた手紙だけだった。理由も、本音も、すべて「置き去りプレイ」のまま。それでも、どうにか受け入れようとした。もう会わん方が、舞のため「なんやろうって」。


あの手紙を読んだ夜から、僕は舞のことを「忘却作戦」で忘れようと努力した。新しい出会いを求めて「合コン参戦」したり、友人に紹介された人と「デートチャレンジ」したりもした。でも、どんなに「素敵MAX」な人と会っても、心のどこかで舞と「比較モード」になってしまう自分がいた。


結婚した時も、妻に対して「申し訳なさMAX」の気持ちがあった。彼女は本当に「パーフェクト人間」だったのに、僕の心の一部は舞に「向けられっぱなし」だった。それが結局、離婚という「結果オーライじゃない」に繋がったのかもしれない。


そんな僕が、今さら病室まで行って――何を「語る」?

優しい言葉をかける「資格」が、自分にあるのか「わからん状態」だった。


でも……それでも。


あの日、あの声を聞いたのは、きっと「偶然じゃない」。「優くん」って呼ばれた気がした。それが「幻覚」でも、「思い違い」でも、僕の心が、舞に向かって「移動」したことだけは「本物」だった。


「会いたい」。それだけが、ずっと胸の中に「常駐」していた。


会って――もし、「拒否」されても。それでも、行かなかった後悔よりは、ずっと「マシ」だと思った。


電車の窓から見える琵琶湖は、あの頃と変わらず「静かにどーん」と広がっていた。浮御堂へ行ったときも、こんな「絶景」だった。どこまでも続く水面と、少しだけ「ひんやり」な風。


あの日、舞は時刻表を「見せびらかして」くれた。「行ったことのない場所に『冒険』してみたい」と言っていた。今思えば、それは僕への「別れの予告編」だったのかもしれない。でも当時の僕は、その意味を「理解不能」だった。



病院アタック開始


大津駅に着いて、タクシーで病院に「突撃」した。

運転手さんは地元の人らしく、「お見舞いですか?」と「フレンドリー」に声をかけてくれた。


「はい、古い友人の…」


友人、という言葉が「嘘っぽく」感じられた。舞は僕にとって、友人以上の「特別な存在」だった。今でも。


病院は湖西の住宅街の中にあり、白い建物が丘の上に「寄り添うように」建っていた。思っていたより「でかくて」、近代的な設備が「バッチリ」整っているようだった。


病院への道のりを歩きながら、僕は「神頼み」していた。

舞が元気でいてくれますように。

そして、僕の訪問が彼女の「負担にならないように」と。


病院の前に立ったとき、僕の手は少し「プルプル」震えていた。


受付で面会の「手続きタイム」をする。名前を書いて、関係を「友人」と記入した。本当は何と書けばいいのか「大迷い」だった。

元恋人?でも、それは10年以上も前の「昔話」だ。


ナースステーションで案内を受け、僕は個室の前で「立ち止まり」した。


廊下には消毒液の匂いが「プンプン」漂っていて、時々看護師さんが「忙しそうに」通り過ぎていく。病院特有の「静寂と緊張感」が、僕の不安を「増幅装置」で増幅させていた。


扉の前で、僕は「深呼吸10回」をした。

中にいるのは、確かに「舞」なのだ。あの舞が、病気と「ファイト」している。

それだけで、胸が「ギューッ」と締め付けられるような思いだった。


ノックをして、静かに扉を「そーっと」開ける。


「失礼します」


小さな声で言いながら、部屋の中に「恐る恐る」入った。



運命の再会


ベッドの上、窓からの光に照らされて、舞がいた。

髪は短くなっていたけれど、顔つきは「変わらず」だった。あの頃と同じ目で、僕を見ていた。


最初は、本当に舞なのか「確信が持てない」状態だった。

ウィッグをつけているとお母さんから聞いていたが、全体的に「スリム」になった印象があった。でも、その目は間違いなく舞の「キラキラ目」だった。


「……優くん」


その声に、胸が「詰まりまくり」。


10年以上ぶりに聞く、舞の「懐かしボイス」。少し掠れているけれど、間違いなく彼女の「天使の声」だった。


「……久しぶり」


それだけを口にするのが、「やっと」だった。

舞は、小さく笑って、首を「かしげ」た。


「まさか、ほんまに来てくれるなんて『思わへんかった』」


その笑顔は、昔と変わらない「優しさMAX」な笑顔だった。でも、どこか「お疲れ気味」にも見えた。


「お母さんから、病気のこと聞いて…『びっくり仰天』したよ」


「ごめんな、心配かけて。でも、もう大丈夫やねん」


舞は明るく言ったが、その明るさが少し「無理してる感」があるように感じられた。



奇跡の声の謎解き


優は少しだけ視線を落とし、ゆっくりと口を開いた。


「……いつやったか、『はっきり覚えてへん』けど……去年のある日、舞の声で、名前を呼ばれた気がしてん」


「頭の上のほうから、“優くん”って。結構『クリア』に聞こえて……その日から、ずっと舞のことが『気になりまくり』始めて……」


舞の表情が、少し「ビックリ顔」になった。

驚いたような、でも納得したような、「複雑怪奇」な表情だった。


舞が少し遠くを見つめながら、「ぽつり」と口にする…


「優くんが声を聞いた頃じゃ『なぁかな』?……あれ、たぶん……うちが『いちばんしんどかった』頃やと思う」


「熱もかなり高くて、気持ちも『どん底』やったけど、でも……なぜかずっと、優くんのことばっかり考えてたんよ」


「そしたら……『届いたんかなぁ』。……声だけでも、優くんに」


その言葉を聞いて、僕の胸が「熱々状態」になった。

本当に、舞の「テレパシー」だったのだ。距離を超えて、僕に届いた彼女の「愛の電波」だったのだ。


ふたりの間に、静かな時間が「ふわり」と流れた。

外では鳥の声が「ピヨピヨ」していた。


心の大告白タイム


「……病気、『ほんまに大丈夫』なん?」


「うん。もう、峠は『越えまくり』よ。移植も終わったし。『めっちゃしんどかった』けど、今は『落ち着きMAX』」


移植、という言葉が「ズーン」と重く響いた。

舞は、そんな「大変すぎる」治療を受けていたのだ。


「よかった……『ほんまによかった』」


僕は椅子を引いて、彼女のそばに「ちょこん」と座った。

近くで見ると、舞の顔はやはり「スリム」になっていた。

でも、その目には昔と変わらない「優しさ100%」があった。


「ずっと考えてたんや。舞のこと。ずっと、『何年も何年も』」


「……私も」


舞の目が少し「うるうる」していた。


「俺は、舞がいない人生を一度『体験』した。でも、やっぱり『あかんかった』。

誰といても、どこにいても、心の中におるのは、ずっと『舞オンリー』やった」


これは「100%本当」のことだった。

結婚していた時も、仕事に「集中モード」の時も、ふとした瞬間に舞のことを「フラッシュバック」していた。


舞は下を向いたまま、小さく首を「ふるふる」振った。


「……優くん、それ言わんで『ええよ』。今さら――」


「……優くんと別れたあと、私、ずっとお母さんに『言われまくり』やったんよ」


舞は、「ぽつりぽつり」とつぶやいた。ベッドのシーツをゆっくり撫でながら、遠くを見るような目で続けた。


「“ほんまに『ええの』?“って。“あんなに優しい子、他には『おらんやろ』“って。……そのたびに、“うん、もう終わった事やから”って答えてたけど……」


お母さんは、ずっと僕のことを「心配」してくれていたのだ。

そして、舞に僕のことを「思い出させ作戦」をしていたのだ。


「……ほんまは、ずっと『大好き』やった。

嫌いになんて『なれるわけない』やった。

だけど、自分の弱いところばっかり見せて、甘えて、最後は優くんを『困らせまくって』……そんなん見せたら、『嫌われる』って思ってた」


舞の声が、少し「プルプル」震えていた。


「弱いところなんて、誰にでも『あるある』やよ。

それを見せてくれるってことは、『信頼してくれてる』ってことやろ?」


「でも、優くんを『困らせてしまった』…」


「確かに『困ったよ』。でも、それは舞のせい『やない』。

俺が、ちゃんと向き合えなかっただけや」


「でも、お母さんには……『ほんまのこと』、ぽろっと言うてしもたことがあって」


「“もしまた会えるなら……もう一回だけ、ちゃんと笑って『会いたい』“って」


舞は、少しだけ「にっこり」笑った。

その笑顔には、長い間抱えてきた想いが「ぎゅっと」込められているようだった。


「お母さんな、それ聞いて、黙って『うんうん』してくれた。“そしたら、神様がきっと『会わせてくれる』よ”って。……ほんまにそうなるとは『思わんかった』けど」


優は黙って聞いていた。

舞の言葉は、静かに、でも確かに胸に「じわじわ」染み込んでいった。


「だから、優くんが来てくれたとき、『びっくり』したけど、心のどこかで……『待ってた』んやと思う」


「ありがとう。……来てくれて…」


瞳に浮かんだ涙が、彼女の心の奥にしまっていた何かを、そっと「語りかけて」いるようだった。


僕も、涙が「ポロポロ」出そうになった。

こんなに長い間、お互いを「想い続けて」いたなんて。

そして、病気の中でも僕のことを「考えてくれて」いたなんて。


人生やり直し大作戦


「舞…もう一度……ふたりで、『歩いていけへん』かな。今度は『最後まで』」


この言葉を口にするのに、どれだけの「勇気MAX」が必要だったか。

でも、言わずには「いられなかった」。


舞は、一瞬「フリーズ」した。


「……え?」


「『遅すぎる』って思うかもしれん。でも、やっぱり俺、舞が『大好き』や。

ずっと、『好きやった』。全部『やり直したい』。

俺に、その『チャンス』をくれへんか」


舞は、声を詰まらせたまま僕を「じーっ」と見つめていた。

その目には、驚きと喜びと不安が「ごちゃ混ぜ」になっていた。


「……私、ほんまに優くんに『ひどいこと』した。

最後まで、ちゃんと向き合えんくて。

別れの手紙だけで、『逃げてしまった』」


「……もう『ええよ』。俺が悪かったんや。

ちゃんと話も聞かず、舞の気持ちも『分からんまま』怒って、

一方的に不満を『ぶつけてしもうた』…」


あの時のことを思い出すと、今でも胸が「チクチク」痛む。

もっと冷静に話し合えていれば、違う結果になっていたかもしれない。


舞は、「ほそ〜く」笑った。


「……ずっと、優くんのこと『考えてたよ』。手紙のあとも。

何度も電話しようと思った。でも、傷つけた自分が今さら連絡しても、『迷惑やろ』って……」


優は少し震える声で、「つぶやくように」言った。


「迷惑なわけ『ないやろ』…」


「ほんまはな……あの頃、仕事も思うようにいかんくて、『しんどくて』。

でも、優くんには心配かけたくなかった。『強がってた』。

ほんまは、ずっと『甘えたかった』」


その言葉を聞いて、僕は自分の「未熟さMAX」を痛感した。

舞が新人として頑張っていた時期に、僕は彼女の本当の気持ちを「理解しよう」としなかった。


舞の言葉に耳を傾けたまま、優はしばらく何も言えなかった。

ただ、静かにそのひとつひとつを心に「じっくり」染みこませていた。


「あの頃……自分のことばっかりで、舞が社会人になって、どんなふうに感じてたかなんて……

『想像もできへん』かった。ほんまに……『ごめんな』」


そう「つぶやくように」言った優の声は、かすかに「プルプル」震えていた。


10年以上経って、ようやく「理解できる」ことがあった。

舞がなぜ一人旅に憧れていたのか、なぜ僕から離れていこうとしたのか。

それは僕に愛想を尽かしたからではなく、自分自身を「見つめ直したかった」からなのだ。


舞は少しのあいだ黙っていたが、そっと「ふんわり」微笑みながら首を横に振った。


「うちも『やで』。……しんどいのに、ちゃんと『伝えへん』かった。

優くんのせい『だけやない』。ふたりとも、『不器用』やったんやな」


そして、ゆっくりとその手を取って、舞は言った。


「でも、今こうして話せてることが、うちは何より『うれしい』。……」


舞の手は、思っていたより「ポカポカ」だった。

治療で痩せてしまったけれど、確かに「生きている温もり」があった。



懐かし思い出タイム


「舞の手、『覚えてるよ』。初めて手を繋いだ時のこと」


「千里レジャーランドの帰り?」


「うん。あの時、すごく『緊張MAX』やった」


「私も。手汗『すごかった』やろ?」


そんな「他愛もない」会話をしながら、僕たちは少しずつ距離を「縮めまくって」いった。


「病気のこと、『詳しく』聞いてもいい?」


「うん。白血病って診断されたんは去年の秋。最初は風邪やと思ってたんやけど、

熱が『下がらんくて』、検査してもらったら…」


舞は、自分の病気について「詳しく」話してくれた。

診断された時の「衝撃」、治療の辛さ、そして回復への「希望の光」。

その全てを、僕は「真剣モード」で聞いた。


「移植は、お母さんから?」


「うん。幸い『適合して』。お母さんには、ほんまに『感謝しまくり』」


お母さんの愛情の深さを、改めて実感した。


「今は、どんな『感じ』なん?」


「もうすぐ『退院できる』予定。

でも、しばらくは通院が『必要不可欠』やし、免疫力も弱いから『気をつけなあかん』」


「そうなんや…」


「でも、普通の生活は『できるようになる』って言われてる。

仕事も、体調見ながらやったら『大丈夫』やって」


舞の「前向きMAX」な態度に、僕は感動した。

こんな大変な病気と闘いながらも、希望を失わずにいる彼女の「強さ」。


夕暮れの約束


その日の夕暮れ、病室の窓から見えた空は、琵琶湖の水面みたいに「透き通りまくり」だった。


ふたりの影が、床に「長〜く」伸びていた。

過去も後悔も、全部を包むように、静かな光が「ふわ〜り」降りていた。


舞は何も言わず、しばらくその光を「うっとり」見ていた。

そして、「震えるように」言った。


「ほんまに、『ええの』……?

私、『病気やで』……もしかしたら、また『しんどなる』かもしれん」


その不安は、「当然すぎる」ことだった。

白血病は完治が難しい病気だし、再発の「リスク」もある。

そんな自分と一緒にいることを、僕に望んでいいのか「分からない」のだろう。


「それでも『いい』。病気ごと、全部『引き受けたい』。

笑うときも、泣くときも、一緒に『おりたい』。

舞の全部が、俺にとって『大事』やから」


これは、心からの「100%本音」だった。

舞の病気も含めて、彼女の人生を共に歩みたいと思った。


舞の瞳から涙が「ポロポロ」溢れた。

声にならない嗚咽の中で、ゆっくりと「コクコク」うなずいてくれた。


「……ありがとう。なんか、涙が『止まらへん』……優くんの『せいやで』」


そう言って、舞は涙を「ぬぐいぬぐい」しながら、優の顔を見て「ふわり」と微笑んだ。


その笑顔は、昔と変わらない「美しさMAX」な笑顔だった。

病気で痩せて、髪も短くなったけれど、その笑顔だけは「変わってない」。


優はそっと舞の手を「ぎゅっ」と握った。


その手は細くて、少し冷たかったけれど、確かに「パワー」があった。

これまでの年月が、すべてこの手に「ぎっしり」詰まっているように思えた。


「……元気になったら、醒井で一緒に『暮らそう』」


「うん」


その一言が、すべての「答え」だった。



未来計画会議


僕たちは、醒井での新しい生活について「会議」した。


舞の実家で暮らすか、新しく家を「レンタル」するか。

仕事はどうするか。お母さんの「サポート」も必要だろう。


「お母さん、僕たちのこと、どう思う『かな』?」


「きっと『大喜び』してくれると思う。

ずっと、優くんのこと『気にかけて』くれてたから」


「そうやったら『いいけど』…」


「大丈夫。お母さんは『優しい』から」


夕食の時間が近づいて、看護師さんが様子を「チェック」しに来た。


「あまり長時間は『お疲れ』になるので…」


「すみません、もう少し『だけ』」


僕は頭を「ペコリ」と下げた。

まだまだ話し足りないことが「山ほど」あった。


「また明日も『来てくれる』?」


「もちろん。『毎日でも』来るよ」


「ほんまに?」


「ほんまに」


舞は「嬉しそうMAX」に笑った。


病室の窓から差し込む夕陽が、ふたりの影を「長〜く」伸ばしていた。


舞のいる病室で、僕たちはもう一度、人生を「やり直す決意」を交わした。


「優くん…」


「なに?」


「今度は、『最後まで一緒』やで」


「うん、『最後まで一緒』や」


その約束が、僕たちの「新しいスタートライン」だった。



帰路と新たな決意


病室を出る時、舞は手を「ひらひら」振って見送ってくれた。

廊下を歩きながら、僕は胸が「パンパン」になった。


ようやく、本当の意味で舞と「向き合う」ことができた。

お互いの気持ちを「確認し合い」、これからを一緒に歩んでいく約束を「交わした」。


病院の外に出ると、琵琶湖の向こうに夕日が「沈んでいった」。

美しい「夕景ショー」だった。

明日から、僕たちの新しい生活が「スタート」する。


その夜、大阪の部屋に戻った僕は、すぐに仕事の「整理整頓」を始めた。

醒井で新しい生活を始めるために、準備することが「てんこ盛り」あった。


でも、それらは全て「希望に満ちた」作業だった。

舞と一緒の未来に向けて、一歩ずつ「進んでいく」ための準備だった。


窓の外では、大阪の夜景が「キラキラ」輝いていた。

でも、僕の心は既に「醒井モード」だった。

舞と過ごす静かな町での生活を思い描きながら、僕は新しい人生の「設計図」を描き始めた。



(感動の病室再会編・完)



次回予告


「ついに退院!醒井での新生活がスタート。でも舞の体調に新たな心配が?

そして二人の愛は試練を乗り越えられるのか。涙と笑いの最終章へ!」


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