中1~
・・・私はうなずいた
この人なら私を悲しませたり不安にさせるようなことはしない
そう思った
今思えばその時、もっとよく考えて返事をすればよかった
だって、結局わかれたんだもん
いきなりの告白にびっくりしながらも少しうれしくて、恥ずかしくて私は下を向いたまま教室に戻った
すると斜め前の席の男子が
「良紀は何気モテるんだぞ。良紀をねらってる奴なんかいっぱいいる。でも良紀はお前がずっと好きだったから、他の奴にコクられても断ってたんだぜ。」
なぜかとてもうれしかった
でもこんな簡単にoKしてよかったのだろうか
匠と別れた4日後にはもう新しい彼氏がいる
これじゃあ私はコクられれば好きじゃなくても付き合う軽い女ってみられちゃう
でも私は匠を忘れたかった
だから今回はこれでいいんだ
そう思っていたけどやっぱり私は軽い女って見られてるのかな
毎日休み時間には彼氏になった良紀が私のクラスにきてくれる
でも最初はお互いの事を全然知らないままだった
だから、私も良紀もMになっていて、話しかけられてもはずかしくて返事ができなかった
廊下に良紀がいるのに気づいても私は教室からでることなく、むしろ教室の角で友達の後ろに隠れていた
こんなんじゃ付き合ってるって言えない
私はもっと積極的にならないといけないとおもった
話しかけられたら堂々としなきゃ
それから私はみんなの前でも堂々と彼と話せるようになった
始めの頃は話しかけられただけで顔が真っ赤になってしまっていたけど、それもだんだんなくなって付き合ってるってみんなの前でいえるくらいになれた
私の周りで付き合ってる人達も何人かいたけど、その中で私たちが1番らぶらぶといわれるようになった