異形との遭遇
光に包まれた先は自分がいた場所とは違う世界でした。
「どこだよ?! ここーーー!!!」
どういう事だ?!私はさっきまで蔵の中にいたはずなのに、これはいったい?!
落ち着け、落ち着け、状況がわからない時にパニックに陥ったら、ダメだと学校で習っただろ!
「おい、娘」
そうだ。まずは呼吸だ!呼吸をして、落ち着くんだ!!
「おい!娘!殺すぞ!!」
「へ?」
目の前に鋭い爪が襲ってきた。
反射で避け、蓮香がいた場所には深く抉られた痕があった。
(少しでも遅れてたら、私どうなってた?!)
蓮香は目の前を見ると異形がいた。
それは下半身がクモの鋭い爪を持つ男がいた。
「そうさ!そうだ!その顔だ!!その恐怖に歪みきった顔ぉ!!オレは大好きだぁ!!その顔を見ながら人を喰らうのがオレは好きなんだ!!」
(あいつ!今人を食べるってっっ?!
逃げなきゃ!やばい!)
蓮香の頭に一つの事が浮かんだ。
(死ぬ!!殺される!!)
逃げなければいけない。逃げないと、逃げないと!
動け!足!動け!
蓮香は背を向け、走った。
「鬼ごっこかい?オレァそういうの好きだぜ。
なんせ、油断させて捕まえた時の顔が一番いいか
らなぁ!!」
蓮香は走った。命懸けで走った。
こんなに必死で走るのは生まれて初めてかもしれない。
どうして、こうなった?!私は蔵に居たはずなのに、外はまだ明るかったのに!どうして、外は真っ暗なの?!進はどこ行ったの?!
進!!助けて!助けてよ!!
「追いついたぜ。嬢ちゃん。さぁ
いただきまぁす」
誰でもいいから「助けて!!!」
「あい、わかった」
滅
「ぎぃぁぁぁぁぁ!!!!
あついぃぃぃ!!!腕がァァァァ!!」
気づいた時にはそいつの腕が燃えて爛れていた。
「大丈夫か?娘。」
声が聞こえた方を見た。
助けてくれたその人は、平安時代に貴族が着ていた服装をした美しい人だった…
眠いぃぃぃ!!!




