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J氏の憂鬱

願い事をかなえる龍

作者: 泰平


この通りにこんな店あったっけ?

R氏は毎日通勤で通る道に、変わった店があることに気づき、

吸い寄せられるようにそのお店へと入った。


J氏「いらっしゃい」


中には、愛想の悪そうな定員が1名。

あとは埃をかぶってそうな骨董品が並んでいる。


(しまった、まちがったなぁ)


R氏は入店したことを後悔しながら

一通り店のものを見た。


動いてなさそうな時計に、モチーフのわからない人形。

そんなか見たことある龍の置物があった。

(これアニメにでてこなかったっけな・・)

R氏は考えこんでいると。定員が話しかけてきた。


J氏「お客さん、お目が高い。

   それは、今日入荷したばかりの品です。

   その龍に願いを込めると3つまできいてくれます。

   前の所有者が3つ願い事が終わったのでまた売りに出しました」


自分が知っている龍より4つ願い事が少ないとは思ったが、R氏は興味を持った。


J氏「値段は300万です。どうします?明日にはなくなってますよ」


300万。高いが、3個願いが叶うなら、元は取れそうだ。

1個は、お金儲け、1個はあの憎い上司、1個は大好きなあの子・・・

なるほど。高くない。

R氏はそう考えしばらくだまりこんだ。


沈黙が続いた。


J氏「お客さん、300万です。どうします?」


R氏「いや、やめとくよ」


J氏「どうしてです?なんでもかなうのに」


R氏「300円で売ってくれるように願ったが、この龍効果がないようだ。」


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