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社内恋愛のススメ  作者: 瀧純
CASE:5 斎藤怜[サイトウ レン]の場合
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CASE:5 斎藤怜[サイトウ レン]の場合

 今日は火曜、部活動の日だ。


 遡ること三週間前、色々あって同期にまさかの告白をされたと思ったら、俺はいつの間にか飲み歩き部のヒラ部員になっていたらしい。…いや部の名前がいまいち良くねぇな、利き酒部とかのほうがまだ良さそうな気もするが。

 ダブルワークの身の上でなかなか時間も取れないものの、とりあえず会社以外の落ち着ける場所で今後のディスカッションを行う。…って約束になってから、ようやく空けられた最初の火曜だった。とはいえ正確には空けることはできず、こうして俺のバイト先のシフト中に部長が再来店しただけだ。お互いこれ以上時間が空くのもなかなか気まずいもんだし、電話でするには重たい話だ、人の入りが悪い平日夜のカウンターならそうそう差し支えもないだろうってことで同意、敢行された。

 そんなわけで、目の前のいつものカウンター席で、大島はチーズ盛りをアテにお気に入りのエール(2杯目)をちびちびとやっていた。平和な部活動のいち風景ってやつで、込み入った話をするなら今が絶好の機会なんだろう。



 ――隣に座ってる男に口説かれてなければだが。


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