古代兵器
時は戻り
ウィーク達、5人の騎士とストーンが呑み始めて2時間を過ぎた頃、ストーンが話題を本題に変えた。
ストーン
「所でネオン、キャナビース、シャーベット。例の極秘の件はどうだった。」
ネオン
「…最悪よ。完全に‘活動’を始めてしまってたわ。」
キャナビース
「ありゃそう簡単に動く物ではない。超がつく高度な技術を持つ物が意図的に作動さしたのだろうぜ…。厄介な事してくれやがる。ウィーク死ね。」
ウィーク
「あんだと~~っ!誰に言ってやがら~!!!酒だ~!!酒もってこ~い!!ウィッ!!」
この時、ウィークはベロンベロンに泥酔していた。
シャーベット
「結局俺達は‘危険すぎて’活動したのを確認するのが精一杯だったよ。これがピースフリーダムや、その他の国の人々に知れわたったら大混乱になる。」
ネオン
「それだけじゃないわ。これをきっかけに他の‘3つ’が活動に反応して動き出してしまうかもしれない。
まるでそれぞれが一心同体のように。」
キャナビース
「そうなりゃ、この世界は再び沈黙に包まれるな。今のうち葉っぱ死ぬほど吸わなきゃな。」
ストーン
「ぬ~…。まさか。1000年の時が流れてるというのに…。目覚めてしまったか…。
‘古代兵器フロウリオ’。 」
今から約1500年前の事。
この世界は4つの国が支配していた。
それぞれの国の王は世代を越える毎に世界征服、支配を目論み戦争を何度も繰り返した。
その500年後、その世代の一人の国王は極めて暴君で有名であった。
その暴君はついに古来より伝わる伝説の兵器に手を出した。
伝説の兵器はそれぞれの国が国を創設した時より1つ所有し、巨大なモンスター等が現れた際に最終手段の兵器とするものであった。
だが、その暴君はあろうことか世界征服のために起動。‘活動’させたのだ。
当然、他の国々はそれに猛反発。
ついに、その暴君を止めるべく他の国々も兵器を起動。ついに全面戦争になってしまった。
ところが、4つの兵器は自我を持つように暴走。どの国の兵士も戦争どころか兵器を止めるべく動き出した。
1年ほど時が流れ、制御が不可能になった兵器を誰も止める者がいなくなってしまった。
人類の9割は死に、生き残った残りの人類は兵器の影響を受けない世界のはしでひっそりと暮らすようになった。
数年後、兵器は活動を止めた。ストレスを発散したかのように世界を破壊しつくした兵器は再び眠りについた。
残った人類は4つの兵器を時間をかけて元の場所に戻し、封印したのであった。
そして、現在。
一つの古代兵器が目を覚ましてしまった。
古代兵器フロウリオ。
別名
‘要塞の玄武 ’
ストーン
「いいかお前ら。これは人類存亡の危機だ!!なんとしてもフロウリオを止めなくてはならん!!
世界の平和のために!!我々が戦うのだ!!
同じ歴史を繰り返してはならん!!質問は!!!」
キャナビース
「はい。」
ストーン
「なんだ!」
キャナビース
「どうやって止めるんだー?昔の人は止められなかったのに。」
ストーン
「バカモーーン!!!
小枝つついて止まるもんでもなし!!お前ら突撃して自爆しろーー!!!」
キャナビース、シャーベット、ネオン
「(糞野郎だーー!!!)」
ウィーク
「さ…酒もってこひ…。」