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私が思った事をラジオ風に~

私が思った事を長々とラジオ風に語るだけ

作者: 音羽一樹

織:はいどうもこんにちわ、常に真面目に不真面目で自称天災の天才、織葉基樹です。

フ:呼ばれりゃ作者の作品で暴れまわる助手のフルードだ、よろしくちゃーん!

織:このラジオでは毎回ゲストをお呼びして私が気になった事を淡々と語っていきます。そして初回のゲストはこちら、幼馴染みの為なら何だってやりかねない、最強ながらも最凶の異名を持つ泉翔さんです。

翔:いや持ってないですよ、頭おかしいんじゃないですか!?

フ:ていうか大丈夫か作者、こいつお前が考えてる作品の主人公だろ?

織:心配するな、最終決定権は私にある。というか私にしかない、しがない私の脳内で行われているからな。それにこれを聴いてるやつなんてたかがしれてる人数しかいないさ。

フ:なんつー脳内会議だ、ネタバレもノーな痛い身とか悲しくなんない?

織:それが自身のアイデアの構外廃棄へと繋がるんじゃないか思うのでいいんです、そうじゃないと自信も自身も成長しないからさ。

翔:そろそろ始めましょうよ、停滞はまずいですし。

織:それは手痛いな、それじゃあ始めていこうか。


織:まずは一通目、ペンネーム『BL大好き』さんからのお便りです。「私はなろうで小説を書いている者です。数年前から少し前まで現代ファンタジーを投稿していたのですがイマイチの評価だったので、今流行っている異世界転生チートファンタジーを書いて投稿したら今までの作品よりも短期間で高い評価を得てしまいました。作品自体の出来は悪いのに名前が売れて私自身は微妙な気持ちでいっぱいです、これをどう受け止めたらいいのでしょうか?」

翔:えっと、つまりどういう事ですか?

フ:要は流行にあやかった不出来な作品なのに一瞬で高評価を得ちまって、それまでに出してた作品の立場がなくなって作者は拍子抜けとジャンルによる評価の違いで不満だって事だよ。

織:ハッハッハァ異世界転生もチート使用もクソ食らえやこの小説の弱者がぁ!!

翔:なんか暴走してませんか!?

織:もしこの世界が本当に異世界物でチート使えたならマジで良い世界だっただろうなあそうだろエテ公どもがそれでも世界は異常な程非情なんだよチート無しで成り上がらなきゃ勝ち上がらなきゃこの世界生きられないんだよ常にサバイバルなんだよそれに頼ってる時点で人生負け組なんだよ童貞短小野郎どもがアァッッ!!

フ:もうこのアホはダメだろ。

織:まあ待てって、まともに狂っただけさ。

翔:さっきまでの険しい顔は嘘ですか……?

織:色々と言いたいけど順番に話していこうか。一度は気になった事だとは思うけど異世界チート物ってなろう界ではジャンルとして独立しているんだよ、ランキング上位を見てもそればっかなのは運営がそれを推奨しているからだろうね。

フ:ちょっと待てよ、他にも理由があるだろ。利用している奴の年齢層とかあるしそれに俺の好きなジャンルを貶めるような真似をするって事は俺らをナメてるんじゃねえのか?

織:いやいや別に批判をしている訳じゃあないさ、僕は嫌いであっても反対は滅多にしないからそこの所は安心してくれ。

翔:安心出来ない……。

織:それに年齢層の問題も確かにあるけど結局は運営が悪い事に繋がるのさ。

フ:一体どういう事だ?

織:このサイトを利用している人は基本的に中高生とかの若い人が大半だ、その人達が求める小説はどこでも澄ました顔して無双してストレス発散出来るあっさりとした物、つまり異世界チートを読みたがる訳さ。

翔:あー……わかります、僕も優美華さんを守って疲れたら楽に一掃出来ないかなーと考える時があります。

フ:でもそこからどういう風に運営に繋がるんだ?

織:そこが肝心でね。異世界チート物が人気を博した事で運営はこれをチャンスだと思ったんだろうさ、そこからその系統を推奨し始めて作者どもは死に物狂いで異世界チート小説を書き始めた結果、なろうは異世界チート物が流行る異様なサイトになったって事だ。

翔:勝っていたのは作者ではなくて運営でしたという事になるんですか?

織:そゆ事。一応両者が利用し合える関係にあったけども運営の方が上手だったから、今の登録ユーザー数は百万っていう域に達しているんじゃないかと僕はにらんでいるんだ。

翔:百万ですか、意外とすごい数の人達がここにいるんですね……。

フ:だがその分小説もたくさんある訳で傑作も大半がその山の中に埋もれていくから、こんな小説があっても見向きもされずに消えていく訳だ。探すのに苦労するだろうなあ。

織:悲しい事言うなよ……という事で『BL大好き』さん、あなたの人気はあなた自身が手に入れた物です、せっかくですのでそれを活用してはいかがですか。運営の甘い蜜は吸い続けていてもいいですし、もしプロ作家になるつもりでしたら運営から離れて出版社に応募するのも有りだと思います。もちろん寄生するのも十分有りですので、そこはあなたが自由にやっていってください。

フ:読者が集まってやったんだ、そういうのは有りがたく受け取っておけよ。

翔:でもいいんですか、こんなずるいような事をして?

織:有名になるにはそれ相応の努力も必要だし才能だって必要さ。でも最終的には運が決めていくから、もしオファーが来たら素直に「うん」って言いなよ、そういう可能性もうんとはないから。

フ:そう言っているお前も実はこれを聞いて欲しいと思ってんじゃないか?

織:いや僕の下手な戯れ言だし別にいいよ……まあ、足にウンが付いた事はあるけど。


フ&翔:うわぁ……


織:案外短くしようとすると一枚しかいけないや、ラジオってこんなに大変なんですね。

フ:お前の見切り発車は本当にひどくて疲れが溜まるぜ、だって企画思い付いてラジオ始めてから六時間だぞ、こんなん規模と内容が不釣り合いだ。

翔:そうですか? 僕はそんな風には感じませんでしたけども。

織:これが私の限界だって言うなら全開の力はかなり低いでしょうね。

フ:弁解の余地があるあたりまだまだ余裕だろ。

織:展開はベタですがね。ということで今回はここまで。司会は私ネットLove織葉基樹と!

フ:チートLove異端な批判屋フルードに?

翔:優美華Love、ゲストの泉翔がお送り致しました!

織:次回のゲストは女性になります。それではまた、お会いしましょう……で、なんでそれにしたの?

翔:え、悪いですか?


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