~月 ~(恋愛ポエム集)
初投稿となります。
溢れる想いをポエムという形で表現しています。
宜しくお願い致します。
「 冷たい月 」
冬の空で
闇を照らし
街を見下ろす
銀色の月よ
その場所から
あの人が見えますか・・・
あれから
時が過ぎ
季節が変わった 今も尚
この場所に留まり
動けずにいる私は
愚かですか・・・
惨めですか・・・
前に進もうと
歩き出しては振り返り
想い出をあさり
また闇に彷徨う
こんな私は
哀れですか・・・
・・・問いかけてみても
答えない月
あの頃の
あの人と同じように
ただ そこに居るだけ
突き放すわけでもなく
ただ静かにそこに居る
それは
優しさではなく
冷酷
答えを
出してくれないから
今も私は
あの人に縛られる
もうここには居ない
あの人に
意味のない涙を
流しながら・・・
「 下弦の月 」
月が
笑う
私は
泣く
君を
想い
涙が
あふれる
見上げる
花火
君は
いない
あの時
私が
背中を
向けた・・・
月が
笑う
星は
見えない
君は
いない
君は
いない・・・
「 昼の月 」
気が付くと うつ向いている
だから空を見上げてみた
こんなにも空は青かったんだ
いつから見ていなかっただろう
そして
その傍らには 白い月・・・
そう
今の私は あの昼の月
居るべき場所は ここじゃないのに
あの頃の光を求めて
今もここに留まっている
・・・もう 戻らなきゃ
星たちのもとに。
闇の中にも
光は存在する
目を凝らせば
無数の輝き
その ひとつひとつが
私を きっと
迎えようとしている
なのに・・・
勇気のない
昼の月
ぼんやりと
青空に浮かんだまま
今日も 光を求めてる
私を照らした
あの
優しかった光を・・・
読んでくださり、ありがとうございました。
これからも、心に響く詩、そしてセンスも大切に書いていきたいと思ってます。