瑛太の思惑
『ゲームマスター』
チュートリアル終了のため、これをお贈ります。役にたつといいですまた、メールがきます。つ次もしっかり読むように
そのメールについていた品は23万メガロだった。メガロとはお金の単位で1メガロ=100円ぐらいの価値があるそうだ。もちろん、このゲームでしか使えないが。でも、妙な数だ。きりがよくない。
ピーピーピー
メールがきた。
『ゲームマスター』
これより、君たちのゲームクリア条件とあるランキングを伝えよう。これからのゲームに役にたつと思うよ。
まずはゲームクリアの条件だ。この地球上のどこかにある遺跡が出現した。その名を『ザ・ラフィコーン』と呼ぶ。聞いたこともあるかもしれんがそこはおいてくれ。その遺跡のBF100に記されている石板の解読が君たちの目指すものだ。せいぜい頑張れ。
あるランキング プレイヤーキル数
1位 零二 キル数 10
2位 カレン キル数 7
3位 陵 キル数 5
あるランキング 金額が多いプレイヤー
1位 高斗 金額 23万メガロ
2位 零二 金額 11万メガロ
3位 カレン 金額 8万メガロ
以上で終了する。更新は1ヶ月後
「……………ヤバいな…………」
このランキングは俺にとって最悪のものだ。
「高斗さん……………」
「ゴメンな………ここでおわかれだ。じゃあな…………」
「あ、あの………」
俺はすぐさま、この場から離れた。誰もいない場所へ…………
ザ・ラフィコーンBF100
「準備は完了しました。これから私はどうすればいいでしょうか、総帥……」
「素晴らしいよ、瑛太くん。自由に動いて構わない。まぁ………監視は続けておいてくれよ。しかし、あの者にわたしてよかったのか」
「彼なら大丈夫でしょう。あなた様の期待以上の結果になられると思います」
「瑛太様、お客様です」
「お勤めご苦労様。今行くよ。検討はついている」
「瑛太ちゃん。これでいいのよね。高斗ちゃんを生かしみんなのターゲットにする」
「最高の演技だったよ。お父さん、お母さん。無茶なお願い聞いてくれて」
「おまえお願いぐらいどうってことないさ。まぁ、最初は驚いたけどな」
「でも、私達はこれからどうなるの?」
「大丈夫だよ。お母さんたちの魂はここに残り、肉体もある場所で封印されているよ。もし、ある者がゲームクリアする。または、別のことをするとすぐに蘇れるよ」
「つまり、私達はゲームマスターの管理下に置かれているのね」
「ゆっくりとゲームを見ていてね、まぁ、魂だから目はないけどハハハ」
「冗談も上手いね瑛太たらハハハ」
「瑛太様お時間です」
「すぐに戻る。じゃあね、お母さん、お父さん」
「では、これよりプロジェクト『ダーク・フューチャー』を始動する」