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人類終結戦争   作者: phoenix
人類終結戦争
54/67

闇は永遠の力、光は一時の力

俺は澪野のおかげで少女たちに追いつくことが出来た。が……

「なんなんだ………これは……」

俺が見た光景。それは大量の死体が倒れていた。近くには女性が、遠くに行くにつれて男性が倒れていた。

「どうゆうことでしょうか?高斗さん」

「俺にはわからない……あっ!」

俺は大きな森を見つけた。そこに隠れている5人組を見つけた。俺は急いでそこに向かった。

「何があったんだ!」

俺は強く聞いた。

麗奈(れいな)が………」

「麗奈?もしかして………」

そのとき俺はすべてを察した。

「なんで………どうして……」

「あいつが………(くろがね)が……」

そのときだった。

「見ーつけたッ!」

その5人は次の瞬間、頭を撃ち抜かれていた。出血は多量。4人は即死、残った一人は目に涙をためて言った。

「彼女は………お兄さんのために悪魔に魂を売った。だから………」

「おしゃべりはそこまで。さ・よ・な・ら!」

もう一発頭を撃ち抜いた。

俺は情けなかった。自分の無力さを痛感した。

「零二麗奈………元に戻るんだ!」

初めて俺はその名を呼んだ。

「その名を呼ぶのは止めて下さい……私は……」

彼女はナイフをポケットから取り出した。

「悪魔だ………」

彼女は人並み外れたスピードで俺に接近して俺の心臓を刺した。

「高斗さん!」


その頃、澪野と零二は……


「ここから先は行かせない。行きたければ私を倒してからにして!」

澪野は強く言った。

「そんなに気にしなくていいよ。今日の俺の目的は澪野。お前だからな」

零二は高斗のことは相手にしてないと言い切った。

「どうして……あなたは高斗さんを……」

零二は笑った。その笑いには恐怖さえ感じさせられた。

「今の高斗では勝負にならない。それだけだ……」

零二は零刀を取り出した。そのまま何も言わずに斬りかかった。澪野は胸ポケットからナイフを取りだし、零刀を弾いた。そのナイフは鉄刀に姿を変えた。

「そんなものもあったね……」

「あなたとはもっと別の戦いをしたかった。でもそんなことを言っている状況ではありません」

少しの間、沈黙が続いた。そして、

「いくぞ!」

「こちらこそ!」

この二人は戦いを楽しむ。そんな感じであった。


一方高斗は………


「チッ、外したか………」

「残念だったね。君は躊躇ったんだ。僕を殺すことを」

ナイフは心臓から数センチ外れていた。しかし出血は多量だ。それでも俺は平然と話を続けた。

「もうやめないか?これ以上命を奪うなんてするな」

「私は……兄さんのためなら神にだって悪魔にだってすがる。そして人を殺すことが必要なら殺す。それが零二麗奈の生き方だ!」

彼女を不吉なオーラがまとった。

「皆さん、ここは危険です。とにかく離れて下さい……さぁ!早く!」

そのときはすでに遅かった。

「私は止まることは許されないんだ~~~!番犬(ケルベロス)!」

俺はそのとき、とあるやつに怒りをぶつけた。

(くろがね)~~ッ!お前だけは絶対に許さないぞ~~ッ!」

俺は再び、ルシファーの力を借りるのであった。

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