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人類終結戦争   作者: phoenix
理想と幻想
45/67

私の想い

視点………澪野


注意。


誤字脱字は報告お願いします。



それらが平気な方はゆっくりしていってね

私は神風兄弟の前に零二と現れた。


「高斗さんも瑛太さんも相変わらずですよ……私たちをなんだと思ってるんですか」

「………なんにせよこれで全員そろった………誰が最初の餌食になるのかな……」

久しぶりに再会した高斗さんの声は、私の知っている高斗さんのものではなく、何かを背負い込んでいるようだった。

「落ち着けよ弟……そう簡単に始める理由もないだろう……」

「ですが………会話をする必要ももうないでしょう」

零二はそう言って零刀刹那・陰陽を握った。

「私たちのターゲットはあなただけどね」

私は銃口を高斗くんに向けて言った。彼はニヤリと笑った。

「ならまとめて相手をしてあげるよ……ヘヘヘ……」


不気味な笑いだった。私はその笑に恐怖を覚えた。


私は強くないんだ………ただ………君の姿を見ていたかっただけなんだ……だから自分のすべてを今まで戦いに費やしてきた。

私は彼に助けられたあと、ずっと追いかけていた。弱かった私は……


【強くなりたいんだろ。だったら契約をしようよ………】


あの日………


【君は彼の隣にいたいのだろう。さあはやく】


………悪魔に魂を売った。

私は……君と一緒にいたいだけなんだ……だから……


『もう戦いはここで終わらせる!』


零二は高斗に飛び掛かった。高斗はまだ動かない。彼のいあいぎりはきれいに決まった。しかし、高斗には傷ひとつついていなかった。

「おめでたいやつだ。攻撃は、こうやるんだよッ」

「下がって、零二」

私の言葉と同時に零二は下がる。

衝撃壁(リフレクト)

私は高斗の強烈な斬撃をバリアで防いだ。

「なかなかやるね………だったら……」

零二の零刀が高斗の肩をかすった。

「なめるな~」

零二は攻撃を続ける。高斗はそれを紙一重でかわし続ける。

「邪魔を……するな~」

高斗は零二に腹パンを喰らわした。見事に決まったように見えたが、零二は高斗の腕を掴んで止めていた。

「捕まえたぜぇ………歯を食いしばれよ…」


バコーン……


大きな音が響いた。

「今のはさすがに効いたぜ………お返しだぁッ」

高斗は大剣を右手に、神風丸を左手に持って飛び掛かった。私は全力で走った。

「やぁーーーッ」

間一髪で零二さんの救出に成功した。

「瑛太さん。二人っきりにさせて下さい」

瑛太さんはにやりと笑った。

「早まるな。吉良、二人でやればなんとかなる」

「零二さんには悪いですけど………ここからは私の戦いです」

瑛太さんは零二の身体の自由を奪った。

「あとは頑張りなよ。白虎(ホワイトパルサー)よ」

そう言って零二を連れて瑛太さんは姿を消した。

「私は吉良澪野。そして………コードネームを白虎(ホワイトパルサー)。光の騎士の右腕にあたる獣だ。闇の騎士を………」

私はごくりと唾を飲み込んでから言った。

「倒す!」

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