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人類終結戦争   作者: phoenix
伝説の武器を求めて
38/67

零刀刹那・陰陽

俺は零二。今は瑛太、吉良、高斗の三人とパーティーを組んでいる。


「どうやら見つけたようね…………?!」


「どうした、吉良?」


吉良の目線の先には人がいた。その人間が持っていたのは死体の首だった。


「来るぞ」


瑛太が叫ぶ。間一髪でかわした。しかし、その攻撃の反動はすごく、半径三メートルの木が全部吹き飛んだ。


「なんていう威力だ………」


俺も吉良も唖然だった。だがやるしかないんだ………


「その姿はリーチの長い剣。今ここに表れ!」


俺は剣というより太刀を創造棒で作り出した。吉良は二本牙(ツイン・ダガー)で戦闘体制に入った。


「零二さん。右だ!」


俺は右から来る物体を斬った。しかし、斬ったのは丸太だった。


「おそい」


上から本体が俺を仕留めにきた。


「やらせるか」


吉良がコンタクトしてなんとか俺は避けた。


「さすがに一筋縄ではいかないか……」


そいつには理性があるように見えた。


「この零刀はすごくいい。力が解放されて、人を殺せと言っている。俺と意見が合うなんてね」


「貴様は何を言っている?」


「人間は死んで当たり前。結局死ぬなら殺したほうがましだ」


「本気で言ってるのか?」


俺はとても興奮しているようだった。こいつの考え方が許せなかった


「本気だよ」


「そうか………」


俺は太刀を創造棒に戻し、


「その姿は普通の剣…………手をださないでね」


「死ぬ覚悟は出来たか?」


「そうだな。死ぬ前に名前を教えてくれよ」


実里(みのり)(かず)。お前は?」


「零二。零二晴哉。貴様の最後に会った人間だ!」


このときの俺には怒りと憎しみしか生まなかった。だからこいつのことを殺すことしか考えてなかった。


「おそい、ぬるい。お前は言ったな………人間は死んで当たり前。結局死ぬなら殺したほうがましだと。なら貴様も………」


「や、やめて………やめてくれ………」


「死んで当然だな」



「彼の始末を完了しました」


「零二さん…………」


「どうした吉良?」


「……………したの名前晴哉って言うんですね」


彼女が俺の心情を考えて誤魔化してくれた。


「ハハハ………これからどうすればいい?」


「その零刀を握ってくれ」


俺は零刀刹那・陰陽を握った。その瞬間だった。俺は零刀に心を支配されてしまった。


「零二さん。そんな………」


「吉良!下がれ!」


理性を失った俺は暴れ始めた

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