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人類終結戦争   作者: phoenix
伝説の武器を求めて
29/67

決闘《デュエル》 その1

久しぶりの投稿になります

闇はすばらしい。光を飲み込むことも、強調することもできる。俺と同じだ………


兄に向かう俺を止めたのは零二だった。

「まさか……君が発端の弟なんて……」

零二は俺に敵意を示し、剣を出して俺に向かってくる。

「そこをどいて下さい………」

「嫌と言ったら……どうする?」

「……どけよ………」

「………!?」

「邪魔だって言ってんだよ!」

俺にとって、澪野と零二は邪魔者でしかなかった。

「君たち兄弟の再会を邪魔するつもりはない。ただ、話がしたい」

「私も聞きたいです。高斗さんが、何でお兄さんをそこまで意識する理由を……」

怒り狂っている俺には、2人の言葉は右から左に抜けていくのだった。

「………………」

「………仕方ない。手荒だけど………吉良!コンビネーションアタックだ!」

「わかりました………零二さん」

零二は、一瞬で俺との間合いを0距離にして、俺の剣を弾いた。そして、2人は俺を挟み撃ちの体勢になり、澪野が俺の身体の右側を。零二が左側を同じスピードで対象の位置を正確に斬りつけていく。

「これが…………」

「私たちの…………」

『コンビネーションアタックだ!』

2人の速さはどんどん速くなっていく。



しかし、俺にとってこんな攻撃はぬるいものだった。対象に攻撃がくるなら、かわしやすい。それにスピードを上げすぎたから、威力がない。

「はぁっっ!」

「なに!?」

気合いだけで攻撃を俺は受け止めた。

「ぬるいよ………あんたも落ちたな………今のあんたに俺は興味は無い!」

呆然とする澪野のみぞおちに蹴りを入れて剣を奪い、零二に向かってゆっくり歩く。

「本当の戦いはこうやるんだよ!」

俺は左手で拳をつくり、零二の顔を力いっぱい殴った。反撃の暇を与えずに、奪った剣で零二の右腕を突き刺す。

「うぁぁーーッ」

「痛いだろ………苦しいだろ………俺の気持ちは変わらない………変えたいなら………強くなれ……」

零二は必死にもがく。澪野はまだ立ち上がれない。

「それぐらいにしとけよ。弟よ……」

瑛太がようやく口を開く。

「2人は君のことを知っている。そして……」

「こいつらが俺のことを知ってる………兄さんまでおかしくなったか?」

「知ってるさ。2人からは君と同じ力を感じるよ」

瑛太は語り始めた。

「君の苦しみは誰にもわからない。だけどね、誰もが同じではなくても似た体験をする。そして……同じ感情を抱く」

「……………」

「このイベントは、このゲームの攻略に大きく関わってくる。だからこそ………ゲームのクリアのできる可能性のある3人とパーティーを組みたいだけさ」

「……………」

「勿論、断ってもいいさ。だけど、俺が死なない限り断ることは……不可能さ……」

語り終えると、ゆっくりと俺との間合いをつめる。



「闇に堕ちろ!」

兄は飛びかかってきた。

「なんで俺たちは戦うの?」

「なんでか………………これはゲームだからだよ……」

俺の怒りが頂点に達した。俺は、神風丸を取りだし防御の体勢をとった。

「あんたはいったいなんなんだ!」

「………復讐者リベンジャーだ……」

瑛太を光が包みこんでいった。

ペースをあげないと、失踪しそうです(笑)


出来れば週2~3で投稿したいですね

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