再び会うとき……
会話が多いパートになっています。
「これで終わりだ!」
そう言い放って、このBF45のボスの身体を粉々にした。
あの日から、もう4年の月日が経った。俺は相変わらずソロプレイを続けている。今日は久しぶりに零二に会う日だ。
「久しぶりだな。高斗」
「そんなことないですよ。実際は、1ヶ月前に会ってますし」
1ヶ月前が、最近なのか?やはり、俺のコミュニケーション能力は駄目すぎる。
「今日はどうして俺なんかを呼んだんですか?」
「君のことについて話したくなったからな」
「俺のことですか…………」
俺の目は動揺を隠せないほど焦っていた。
「1つ頼みがあるのだが………」
「なんですか?」
「俺と、パーティーを組まないか?」
「……………………はぁ?」
零二に久しぶりにタメ口で喋ったが、凄い違和感だ。俺は顔を赤らめて、とても申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「す、すみません。すごく驚いたんで……」
「気にするなよ。で、パーティーを組んでくれないか?」
「なんで、俺…………なんですか?」
「理由が聞きたいのか?」
「はい。零二さんには、他のパーティーメンバーだっているはずですし、俺なんかと組むメリットがないですから………」
「明日行われるBF1でのイベントのこと知ってるか?」
「確か、新しい武器の実装を兼ねたイベントでしたっけ?」
「その通り。剣が長剣と零刀2つに。それから、斧、弓の追加。ただし、これだけではない」
「神豪剣と呼ばれる5種類の幻の剣のうち、零刀である『零刀刹那・陰陽』と呼ばれる武器が手に入るかもしれない。ただし、ガセかもしれないけど」
「わかってるなら、話が早い。その武器を手に入れるために、このイベントのみパーティーになってほしい」
「パーティーは組めないです」
「君の考えもわからなくはない。目の前でパーティーメンバーの死を考えたら……」
「でも、イベントは一緒に行きませんか?」
「ふっ、そう言うと思ったぜ!」
俺たちは、BF1に向かった。
「瑛太ぁ~。高斗くんがイベントに参加するみたいだけど~」
「普通に話せよ………ネロ。その話し方は気持ちが悪い」
「しょうがないな。で、1つ頼みがあるの」
「駄目だ」
「私はまだ何も言ってない」
「どうせ、イベントの様子を見るとか言って、弟と戦うつもりだろ」
「べ、別に。わ、私はそんなこと………」
「しょうがないな。わかったよ。少しだけな」
「さすが、瑛太。このイベントが終わったら付き合ってくれ」
「ぶっ殺すぞ(怒)」
「冗談だよ。でも、やっと会えるよ。君と同等の力を持った子に………」
(はぁ、こいつは何を考えてるのやら………でもね、高斗くん。君のこれからは君の想像こえる未来が待ってるよ。はやくおいで。はやくはじめたいんだよ。人類終結戦争を……)
BF1に着いた俺は、ある人を見つけた。
漆黒の黒髪で、長い髪の毛は顔を隠している。でも、どこかで会った気がする。
ふと気づくと、彼女は俺の目の前に立っていた。