another world FINAL 復讐の三銃士
誤字、脱字などあったら言ってください
俺の姿は変わっていった。
ルシファーと俺が本当の意味で1つになっていく。俺の背中から、羽根が生え始めた。髪の色は、黄色と白が混じった色に変わっていく。着ている服の色も、紫色に変わっていく。
すべてが、俺の姿から離れていき、ルシファーに近づいていく。でも、1つだけ変わらないものがあった。それは、俺の意思だ。姿が変わっても、俺の考えは変わらない。それが俺なんだ!
「君はこれからどうするんだ?」
ルシファーが俺に聞く。
「………ネロを生きかえさせる……」
ルシファーが笑いながら俺に言う。
「まったく……君らしいな……我の力を使うがよい。君の特別な力が我を呼ぶことなら、我はすべてを戻す力が我の特別な力だからな」
ルシファーは俺の考えがわかるようだ。だって、俺とルシファーは…………
「ストリップ・ワールド」
ネロのバラバラになった肉体と内臓はゆっくりと元の姿に戻っていった。
「これで、イーブンだからな………」
俺は、ひっそりとネロに話しかけた
「君は、すべてを知る権利…………いや、義務がある!私と二人で手を組みたいとは思わんか?」
「俺がお前と手を組む………悪くない考えだな。むしろ、こっちから頼もうと思ってたし」
「契約成立だな。それじゃ、早速ここにいる人間をすべて殺して……」
誰もが耳を疑った。ネロがそんなこと言うなんて思っていなかったから……
「……………無理だな………」
「ほーぅ。なぜだ?」
「ここに人間はいないからだ……」
俺は、すでに見破っていた。このすべてがネロと昭子の見せている幻覚だと言うことを
「ネロ。もう充分でしょ。彼のすべてがわかったんだし……」
「わかったよ。解放!」
ネロが言うと幻覚が消え、俺のいる場所は荒れ地で前には昭子とネロの二人だけだった
「これからどうするんだい?君は……」
「俺は復讐する。そのための仲間が欲しい。だから、ネロ。君たちの力が貸してほしい」
ネロの目は、また殺気に満ちた目になった。
「それは、私たちの復讐でもあるんだから当然OK。それが私たちソ倭の三銃士の使命だから」
俺たち三人は月がとてもきれいでありながら、雲に時々かくれることが多かった夜に誓いあった。
そして今……………
「見てるだけではつまらない……良い方法はないの瑛太くん」
「なら、今度会いに行こうか。俺の弟たちに………」
「彼の成長…………そして進化が私たちの復讐を大きなものにする」
「早くおいで。高斗………君のこころをぶち壊してあげるよ………」
俺は今日も高斗を待つ。
そういえば、高斗たちがどう生きかえたって?
俺が知るわけないだろ。全部知ってるのは、ネロでも昭子でも俺でもない。高斗自身だから………
読んでいただきありがとうございます
今回で、兄パートの終わりです。
新作の都合で、更新が遅くなると思いますが、これからもよろしくお願いいたします