another world その4 正義は復讐とともに……
更新が遅くなりました………っていうか、友達に催促されただけです(笑)
誤字、脱字などあったら言ってください
俺には、今までにないほどの強大な力と絶対的な正義に満たされていた。
「アッハッハーー。面白いな………だから捻り潰したくなってきたよ。アッキー。下がって。私が力を試すから」
ネロの顔から笑顔が消えて、殺気と復讐と悲しみに満ちた表情だった。
「永遠の絶望をお前にくれてやる。君はいつわりの正義だ」
「正義にいつわりなどない」
「じゃあ、君にとっての正義とはなんだ!」
「そんなの………」
言葉が口からこぼれる前に、何とか話すのを止めた。
『みんなの平和』
そう言いたかった。でも、俺の正義はみんなの平和のためにあるものではない。
「君の正義は一つだろ」
ルシファーがささやく。
「俺の正義………それは……」
ルシファーが俺に合わせて続く。
「お前たちへの復讐だ~~ぁッ」
俺はためらいを無くし、ただネロを殺すことを考えた。
「お前を………ぶち殺す……」
「いい目だね~~。それぐらいじゃないとやりがいがねぇからな~~ぁッ」
剣と剣が交わる。お互いの目は、相手を殺すことだけ考えている目で、自分の身体のことなんて気にしてなかった。
俺の左手がもがれる。大量の出血と痛みがはしる。俺は反撃して、ネロの右足を切り落とす。でも、どちらの表情も全く変わらず剣を降り続けるだけだった。
「ネロ………これ以上は……」
「うるっさいなぁ~~。いいところなんだから邪魔しないでよ(怒)」
「瑛太。これ以上の戦闘は命にかかわる……」
「お前も黙れ!復讐の時点で俺の命なんかとうに捨ててるよ!」
誰から見ても、この二人は化け物にしか見えなかった。お互いに、ただ目の前の敵を殺すためにすべてをささげることなんて、回りにいる人々には出来なかった。だからこそ、この二人はソ倭の人々にとって希望の光のような存在なんだ。
「これで終わりだ~~~」
俺の剣は、ネロの心臓を貫いた。
誰もが予想をしていなかった結末だった。ネロは倒れて俺が立っている。俺の復讐は終わったんだ………
「違う………」
俺はつぶやいた。そんなボロボロの俺に昭子は、剣を持って俺に向かってくる。
「ネロの敵。死ね~~~ッ」
「ルシファー。力を貸してもらうよ」
「やっとその気になりましたか……では、我と瑛太を1つの存在に……」
「シンクロ・リンク」
俺とルシファーが二人で声を合わせて言うと、俺の身体は光のオーラにまとわれていった。
「な、なんだ」
読んでいただきありがとうございます。
テスト前なので暇だったら更新します(笑)