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人類終結戦争   作者: phoenix
覚醒する力
20/67

俺とルシファーと香………

よくやく、20話まできました。今回は少し違った感じで書くつもりでしたが、結局いつも通りでした(笑)


それから、リアルの友達に

「これ、ソード・アート・オンラインにそっくりすぎだ!」

って言われて、よく読んで見たら本当にそっくりでした(笑)


前書きなのに、雑談ばかりで申し訳ございません。この話で、香の正体が少しわかります。では、記念すべき20話です。

暴走しているルシファーは瑛太に傷一つつけることもできず、ただ力を無駄に使っているだけだった。

「ルシファー。君にもがっかりだよ。せっかく君を封印からといたのに…………」

「黙れ~~~~あんたに言われる筋合いはない」

鋭くて早い攻撃。だけど、何か無駄が多く瑛太には当たらない。そんなときだった。

「やめてください。あなたはそんなことをするために、ここにいるのですか?」

香は、ようやく意識を取り戻し、俺に話しかけてきた。いいや、俺というよりはルシファーに話しかけているようだった。

「確かに、あなたの過去には憎んでも、憎みきれない過去があります。だからって、自分を失ったら、あなたはあなたじゃない」

「我が自分を見失っているだと………そんなことは……」

「今、あなたはここにいるべき力も意味もない。だから、もう少し…………」

香は必至に説得した。



ルシファーも落ち着きを取り戻した。そして、

「香。いや、我の使いのジャスミンよ。もう一度、我に力を貸してくれぬか………」

「わかりました、ルシファー様。全身全力であなた様の力になります」

香は自分の姿を変えていき、少しずつ剣に変化していった。

「……………………」

そして、その剣をルシファーは握り、瑛太に矛先を向けた。

「………話はすんだか………」

「ああ………これからが、本当の戦いだ……」

先程とは、くらべものにならないくらい早く、鋭く、殺気に満ちた戦いだった。



俺は、ずっと怖かったのかもしれない。本当は逃げたくてしょうがないのかもしれない。だから、俺はルシファーの力に頼ったのかもしれない。だから、信じることしかできなかった…………俺の意識は実はもうはっきりしている。だけど、すべてをルシファーに任せている。情けない。無力な自分が………申し訳ない。自分の代わりに戦っているルシファーに………



力がほしい………力がほしい………力さえあれば……でも、こんな俺の考えは馬鹿なことなんだ………わかっていても、捨てきれない。力は、得るものではなくつけるもの。そんなことを誰からか、聞いたことがある。誰だっけ………とても笑顔が素敵で………時には勇敢で………誰よりも人思いで………そんな温かい人がいた。名前は……………………

「一緒に戦おう。高斗さん………いや、高斗お兄ちゃん……」

神風………香。何で忘れてたんだろう………


俺は意識を取り戻すと、そこには兄が立っていた。

「どうだったかい。苦痛だったかい?ダークエンドナイトの悪夢は………」

「すべて…………兄さんが見せた幻だったのか………」

「ちょっとだけ違うかな。ダークエンドナイトは、くらった人の過去や思いが悪夢となって見える。つまり、俺が見させたのではなくお前が自分で見たんだよ………」

「香は………」

「そうだよ………香は俺たちの妹さ……」

「じゃあ、ルシファーは…………」

「ルシファーは…………そのうちわかるだろう」

「でも、俺はルシファーと会話をした………」

「………………………」

「ルシファーは、本当に俺の中にいるのか?」

「ああ………いるさ。でも、ある力によって封印されている………」

少し沈黙な状況になった。そして俺は口を開いた。

「まだ続けるの………」

「その必要はない………俺は退かせてもらうよ」

「次は…………絶対に…………」

兄は、一瞬でいなくなってしまった。兄のダークエンドナイトの幻が、現実なのか、それとも作り物なのか、俺には考えられなかった。

よくこんな話が20話まで続いていますよね(笑)後1~2話ぐらいで香の話も終わると思います。これでようやく話の約2割が終了します。そしたら、総集編(番外編)を作ろうと思います。これについては、次の話の後書きにでも詳しい説明をしたいと思います。


それでは、多分次の更新は月曜日までには出せると思います。次回は・・・題名まだ考えてなかったよ(笑)。


改めて、次回をお楽しみに!

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