34話、魔族との戦闘
魔族が突進する準備をする様に構えた。
俺も構えた瞬間に奴はこっちを向いていた、間違いなく俺が狙われてる
極限集中をすると長く戦えないから無しだ
一手目を間違えるな、奴はどう切り掛かってくる?
奴が、構えて突っ込んできた
魔族が突っ込んで来たのに合わせろ!剣は下斜めからくるぞ!
キンッ!
闇の剣と魔族の剣が音を鳴らした
剣先は見えなかったが魔族の右手が身体に遅れるように見えたから俺から見て左下側に来ると踏んで助かった
しかし、くっそ!斬撃が重い!
思考を止めるな、次を考えないと遅れる
魔族はレンが後ろから切りつけようとしてるのに気づいたのか鍔迫り合いをしながら
後ろに来たレンを蹴飛ばした!
即座に反応してククリナイフで蹴りを防いだが少し飛ばされて体制を崩してる
魔族が切り付けて来る、剣先じゃなくて腕を見てなんとか凌ぐが防戦しかできない
今だ!敵が大振りになった瞬間に胴を切ろうと剣を突き上げた
ガキッ
魔族が左手に真っ黒な氷の盾をだして剣が当たったまま俺も魔族も止まった
魔族の盾が、闇の剣に当たった箇所で吸われるように黒さが透明になったり黒くなったりしている
「さいこうだぁぁぁぁぁぁ!」
叫ぶ魔族をみて、俺は困惑しかない
なんだこれは、黒いのを剣が吸っている?
「アキ!下がって!」
俺が飛び下がると
ミアの炎が魔族に当たる、その直後にミアの炎に被せるようにフレイルさんの炎が加勢をし魔族を包む業火になった。
フレイルさんは初めてであんなに合わせれるのか
ミアとフレイルさんの放った炎も氷の蒸発で魔族を守り、黒い水蒸気として上がる
「あぁぁぁ!なんて素晴らしいんだ!」
身体が少し燃えていたのに、笑ってる
この笑いは、苦しいじゃない
壊れた様にずっと笑っている
「もっとです!もっとぉぉ!」
ベイルさんは炎が減ったのを見計らってたようで、突っ込むのが見えた
すぐに距離がつまったが、だが魔族は笑いながらさらに下がる
「こんな事もしちゃいますよぉぉぉ!?」
魔族が後ろに回りながら俺の拳ぐらいの黒い氷柱の形をした塊を俺とベイルさんに飛ばして来た
ベイルさんが立ち止まって暴風のように斧を振り回して弾くと氷柱は黒いまま下に落ちる
俺が闇の剣で弾くと、黒い氷柱は透明な氷柱になった。
ベイルさんに氷柱を飛ばし、足止めを魔族はしている
こちらにも飛んでくるから弾く、進めない!
ベイルさんに気を取られてる魔族に地面を這うように背後からレンが駆けてククリナイフで切りつけた
だが、剣で受け止めた魔族は力任せに振った瞬間にレンがまた体格差もあって吹き飛ぶが不自然な速度の落ち方と体勢の整え方で着地した
まるで魔法で、フレイルさんが何か魔法で勢いを相殺したようだ。本のページが発光している
叫ぶような歓喜のような声で、俺が魔族に顔を向けると壊れたような笑い顔と声で魔族がこちらにさらに叫ぶ
「闇の聖女様ぁぁぁぁ!感謝いたします!」
ここまで、情緒がおかしいと逆に戦いづらいな!?
「して、その剣とバングルを渡した聖女様のお名前はぁ!?」
「セレン!」
少し遅れて、魔族に対する問いにミアの声がこちらにも届いた
その瞬間、魔族にも聞こえたようで
「あああああ!ワタシの身体が!喜びに打ち震えている!あぁ、闇の聖女様の中でも頂点におわせられるセレン様!なんと!ということは」
「お前らに、俺が本気になっても勝てない事が...わかった...なんと感激ぃぃぃぃ!」
嬉し顔の大号泣だよ、そんな嬉しいことなのか?魔族の情緒はこんなのか?勝てない事が嬉しい!?少し離れてるレンは知ってそうだし聞いてみるか
「ごめん!レン!」
「アーキ、なんだ!?」
レンも混乱してるようだな
「魔族は全員あんな感じか!?」
「いや・・・違う!」
レンは全力の否定をした。明らかに違うなら、こいつは闇の剣とバングルに原因があるな
「普段の皆々様は救いを求めてます!我らを救えるのは闇の聖女のみぃぃぃ!」
魔族は剣を回す、剣先から黒い煙がこちらに飛んで
違う!あれは全部氷、黒いヒョウだ
ヒョウの嵐がこちらに撒き飛んでくる
左に避けたフレイルさんとベイルさん、こちらに走ってきたミア
考えるよりミアの方向に足が駆ける!
「ミア!」
「アキ!」
走ってミアを庇いにいく。ついた瞬間にミアには当たらないようにマントで隠す
その瞬間、背中と足にヒョウが当たる。背中はマントが吸収したが足首に直撃した。冷たいのに熱い。だが軽い傷が入っただけだ。
これは、多分ダメージよりも広範囲の目眩しに使う技だな
「ミア、大丈夫か?」
「う、うん....?」
ミアが足元を見てるがまぁ大丈夫、絶対に守るから
「はぁぁぁ!」
ベイルがまた魔族に斧を振り回しにいっている、見立て通り暴風だ
その暴風を魔族は受けずに飛びながら避けてる
「のけ!ベイル!」
フレイルが白い光を放つ、避けたベイルさんの場所を光が駆けるが光を避けた魔族がとてつもなく嫌な顔をした
「光魔法だと!おのれ、我の救済を邪魔するとは!先に死ねぇぇ!」
「させない!」
ベイルさんを無視した魔族をミアの炎が進行方向を塞ぐようにフレイルと魔族の間に走るように広がった
魔族は退いて、ベイルさんと俺たちはフレイルさんと合流しすぐにレンも合流したが
「フレイル、守ってくれてありがとう」
「死なれたら困るからな」
状況はよくない、レンは構えているが切り掛かって吹き飛ばされた時に足をやられてるようだ
無傷のベイルさんとフレイルさんがいるがまたあの氷柱を連発で出されたらベイルさんもフレイルさんを守り切る自信はないしミアもあの魔法を連発は難しいだろう
短期決戦しかない
「まずいな、出口まで出ても追われて死ぬな」
ベイルさんの言葉に、決定打を作るために極限集中をするか迷うな
考えるな、状況を打破できて
ミアを守れたらそれで良い
「みんな、ちょっと無茶をする。道は作るから後は任せた」
極限集中、こめかみにデコピンをする
さぁ、第二回戦だ




