22話、贈り物と疑問
「ねぇ、アキ」
真面目な顔で、ミアがきいてくる
「な、なんだよ?」
わかってる、次に来る質問はわかるがせめて黙秘をさせてくれ!
「目の色って、変わってるの?」
あー、逃げ道がない。助けて、セレンはにこにこしながら見ている。やっぱり助ける気はないな!?
「、、少し」
ミアさん、よく見たらハイライト消えたような目になってない?気のせい?
「少しってどのくらい?」
視線を逸らすがミアの視線が痛い
「、、たまに?」
「たまにって何よ、知ってたの?」
知らないわけないだろ、あんなに色が変わったら
「、、うっすら気づいてた」
「なんで言わないの!」
「知ってるのかと思った」
「知らないわよ馬鹿!」
強めに肩を叩かれた、そのタイミングで左目が一瞬黒くなってまた戻った。
「、、今も変わった?」
「一瞬黒くなった」
ハッとなって聞いてきたミアの質問には正直に答える、嘘はつけない
「やっぱそうなんだ」
沈黙。セレンが口を開いた。
「ちなみに今のは怒りが収まったんですよ。左目は感情が強い時に変わるんです」
「後で教えてね?」
なんだろ、笑顔なんだけどミアの圧がすごい
「はい、、、」
逃げれない、そう思ったらセレンが楽しそうに笑う。俺、泣きそう
「それと、お二人に渡したいものがあります」
セレンがしたから二つの道具を取り出した。下、、何もなかったよな!?魔法か?
「こちらはあなたに」
俺に渡されたのは刀身が黒い剣だ。なんだろ、ショートブレイドのサイズで手に取った瞬間、不思議な感覚がした。しっくりくる
「闇の剣です。あなたに宿っている魔法と連動します。それと非実体系の存在を切ったり救済できますよ」
「俺に魔法なんてないが?」
「そうですか?まあ、それは後でわかりますよ。その時にどんな顔になるかわかりませんが」
セレンがふんわりと笑う。
「こちらはあなたに」
ミアに渡されたのは黒いバングルだ。
「闇のバングルです。闇の精霊と会話できたり、感情魔法の使い方を教えてくれます。色々、聞いてみると面白いですよ。それと、闇の剣を持った人が何かあった時にコントロールできます」
「コントロール、、とは?」
「その時になったらわかります」
ミアがバングルを見てから俺を見る。俺も見返す。
「、、、似合ってる」
ミアがバングルをつけてみせつけるように見せた
「ありがとう、アキもかっ、、良い感じだよ」
「ありがとう」
今、カッコいいって言ってくれたら。ちょっと嬉しかった、、、かも
「今から貴方方2人に個別にアドバイスしますね」
「まずはミアリスさんから、向こうで話しましょうね」
ミアとセレンが部屋の端に行った、聞くのは悪いから背中をさすって俺のバッグに入ってるショートブレッドを齧る、水分を抜いた非常食用だから硬いのは仕方ない
俺の背中を刺したやつじゃないけど悪いな、食われてくれや、ショートブレッドが食いちぎられて俺は黒いショートブレイドに似た闇の剣を手に入れた!
、、、自分で言ってて自分に飽き飽きする、馬鹿だなぁ
なんかミアが表情豊かになってる、手を振ったりなんの会話してるんだ?
我慢我慢、とりあえず現状を考えるか
ダグスは多分依頼と言っていだがハッタリの可能性が高い、
そもそも、セレンは何故きた?俺たちは何故こんな場所にこれてる?おかしい、この剣すら、作為的に感じてしまう
まるで、セレンを疑うなと言われてるようだ
なぜ、俺は今そもそもなぜ
初対面で呼び捨てにしてる?
剣を持ちながら考える
セレンは俺たちに、何をさせたい?
この剣は非実体の敵を切ったり救済と言ったな、救済とはなんだ?目的が見えない
俺の魔法ってなんだ?使った覚えがないのにセレンはしってるのはおかしい、セレンが言ってるのは極限集中か?もしくは索敵魔法を無自覚に?
「、、、ましたよー?」
それより、ミアは魔法がわかったとて感情が乗らないといけない魔法は扱いづらいのでは?
ミアが怒れない敵に攻撃できるのか?そんな状況になってほしくない
そもそも、俺に何ができるんだ
ぴぃぃぃぃ!
「ミア!?」
ミアに何かあったのかと思い思わず椅子からすぐに離れて笛の方向を振り返ると顔を真っ赤にしてるけど左目が金色のミアと、満面のしてやったり顔のセレン
「ほらね?言ったとおりでしょ?」
ミアから離れてこっちにセレンが来る
ミアは机に座ると思いっきり顔を伏せて足をドンドンし出した、待てなんて言われたんだ!?
「次は、貴方ね。こっちにきてね」
俺はセレンについていく、端くらいについた時にセレンが口を開く
「貴方が今思ってる疑問はもっともです、そして今から言う事は、まぁそうなったら程度でも大丈夫ですから」
セレンはまるで秘密ですよのポーズを取り語り出した
「わたしは闇の聖女の中でも予言の聖女と呼ばれる聖女なんです」
予言の聖女、つまり、闇の剣は何が使う場面があるってことか
「まず貴方の魔法は」
俺の魔法、なんだ?
「身代わり魔法、ミアさんのダメージを代わりに受ける前例のない魔法です。私は初めて見ました。分類不可です」
は?身代わり魔法、なんだよそれ
「なんだ、それ、、」
素晴らしいな
俺みたいなやつにぴったりの魔法じゃないか
「思い出してください、オオトカゲの時に、貴方は右腕の怪我、あれはミアリスさんが右腕に尻尾が直撃したからです」
うん、当たった覚えがなかったから納得してしまう、それならミアがあの時に無傷で良かった
「貴方は、ミアリスさんと出会う前から、出会ってからも自分を犠牲にしてしまう。他人の幸せに貴方がいない。」
当たり前だ、ミアが幸せなら俺の幸せなんて必要はない。ミアが笑ってくれたら俺の幸せのはずだから
「いいですか?ミアリスさんを幸せにしたいなら貴方も幸せになりなさい、必ずしも、いないが幸せではありません」
どういう事だ、ミアが幸せが俺の幸せじゃないって事か?
「大丈夫、いやでも痛感する出来事がきますから」
「闇の剣も、貴方には必ず役に立ちます」
「むしろないと、あなたは、、おそらく精神がさらに壊れます」
そんなの、壊れていいだろ
さっきから俺の、幸せってなんだ?
誰か、教えてくれよ




