21話、だいたいおもちゃにしてくる人の顔はわかる
とりあえず疑問をぶつけてみるか
「なぜ今までの経緯とか感情魔法を知ってる?」
セレンは少し驚いた感じを出したがまたすぐに笑顔に戻った
「闇の聖女ですから。魂の状態と、闇の精霊に聞いたらある程度わかるんですよ」
「魂の状態、、」
「先ほどわかりやすくしましたが基本、魂は無形成ですからね」
微笑みながらミアを見たセレンはなんというか見透かすような目だ
「ミアリスさんの魂はね、すっごく綺麗なんですよ。でも今は傷だらけ。それで闇の精霊さんに聞いたら経緯を教えてくれたの」
ミアは、確かにそうだな
倒れてたり、ダグスの言葉でああなっちゃったからね。しかし闇の精霊か、、どれくらい居るんだろ
「闇の精霊っていたるとこにいるのか?」
俺の質問にセレンが顎杖をしだしたな
「ええ、例えば亀と戦ってる時に転ばせたのも闇の精霊ですよ」
「あの時はありがとう」
俺が感謝を示すとセレンがニコって笑うが、、あれ?何故か悪巧みをするような悪い笑みをしたな?
「後、なんなら2人が野宿の時に」
言わせないぞ!流石にミアの前では見てたとか言わせん!
「ちょっとまとうか!?」
「ちょっとまちましょう!?」
「「えっ?」」
まて、ミアも何をした?お互いに合わせた声にえっ?ってなった
くっそ、セレンは言う気なかったなこれ!?
楽しむ為にわざと止めてやがる
だっておもちゃで遊ぶ笑い方してるから!
セレンがなんとなくわかってきたぞ
止まった空気を切り裂くようにセレンが「戻しましょうか。」と話し出した、俺は流せないけど流してセレンの声を傾ける
「心の傷は治りますよ。時間と、話す人次第かな」
またその笑顔で俺の方をチラッと見るのをやめてくれ。
「感情魔法の話に戻りますね。喜怒哀楽、それぞれが魔法の種類に対応してます」
「喜は強化、怒は攻撃、哀は回復、楽は支援、こんな感じですかね」
「そうなんだ...」
ミアが色々何か考えてるな
感情魔法って万能なんだなぁ
「ええ、あと複合魔法もありますよ。二つの感情が重なった時に出る特別な魔法です」
「複合、、」
「索敵魔法、使ってませんでした?無意識に」
ミアが目を見開く。
俺もびっくりした、マジか
「あれが怒と楽の複合魔法ですよ。タイズポートからずっと使ってましたよ。なんか気になるなーとかありませんでした?」
「あったけど、知らなかった」
確かに何故か見てる場面はあったな
「そうでしょうね。後あなた方は無意識に猛獣とか危険クラスの魔物をミアリスさんは無意識に、アーキさんは意図的に避けたから順調な旅だった。普通はあんな順調じゃないし練習で馬鹿スカ打てませんからね。」
確かに言われてみたら危険生物に旅の途中で会ったことがない。裏付けが出来てきてる
「話を戻すと、あなたは感情を押さえつけて数式で魔法を出そうとしてた。だからスランプになった」
ミアが見るからに落ち込みながら声を出した
「努力が無駄だったってこと?」
じゃあやっぱり、無駄なのか?
「違いますよ」
セレンがきっぱり言い切った。
「数式を覚えた努力は、感情魔法の理解を深める土台になってます。無駄な努力なんてひとつもない」
ミアが少し黙る。
「...そう」
「解決策は簡単ですよ。信じることです。自分の感情を、相手をね」
セレンの言葉に沈黙が続いた。
「、、簡単に言うわね」
「ええ、簡単なんです。難しくしてるのはあなた自身ですから」
ミアが少し俯く。
「でも、案外簡単そうですけどね」
あ、セレンが意図的に、やばい爆弾を投げるのがわかった。だってこっちをやっちゃいますねみたいなすごい笑顔でこっちを見てるもん!
さっきで理解した、この笑顔は人で遊ぶ笑顔だ
けど、どうしようもないのに心から悲鳴があがる
「アーキさんは見てるから知ってるでしょうが感情で左目の色が変わるから、わっかりやすいですもんね」
ミアがそうなの?って顔をしながらギギギと聞こえるような首回しで俺をみる
同時に、俺は首を上に上げて黙秘のポーズ
頼む、今は黙秘させてくれ




