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俺の呼び笛と君の呼び笛  作者: アルフレイム
交流と笛の村
13/87

11話、呼び笛

翌朝、意味のわからないテンションすぎて逆に寝れました、ただ、、宿代を支払ったら明日の食事代がない。どうするか相談しないといけないから入り口で待とうと思ったら


ミアリスさんは外で魔法の練習をしていた


一発打ったり、一定間隔で連写したり、遅い、早いなど変則的に練習してる


あ、上手くいったな。小さくガッツポーズしたりしてる


終わるまで待つか、いつからやってるのだろう。朝ごはん食べたのかな


しかし、ミアリスさんになんて話そう。なんて考えてたら練習が終わったのか昨日のことなんていざ知らずみたいにいつもの顔でこちらにきた


けど、店主のおかげでなんか距離感が近くなったような気がしてる

ミアリスさんも俺から見てだが警戒心がなんか無い気がする


「おはよう」


「おはよう」


短い挨拶だったが明らかに違う挨拶をした

柔らかいような、仲間にする挨拶に近かったかも?


こちらが話を切り出しタイミングを伺ってたらミアリスさんが申し訳なさそうに話してきた


「ねぇ、お金は残ってる?」


なんで!?いきなりこちらが話そうとしたら核心をついてきやがった!


えっと、、、素直に言うか


「正直に言うと、無い」


「私もよ、実は無いの」


、、、、え?


「ミアリスさんもないの?」


衝撃的すぎた、ミアリスさんがちょっと俯いて服を見ながらトーンが少し落ちる


「うん、服の修繕に少し使ったから。宿代は持払えたけど今日持つかどうかだし」


「俺も、今回の宿代でほぼ吹き飛んだ。明日のご飯代がない」


つまり、俺達今日のご飯代しかない

最悪、今日少量の保存食を買ってからすぐに出発してギリギリ食い繋ぐか?でも数日かかるはずだから足りないかもしれない

まだ手段はあるはず、、あれ?


ふと思った、俺たち所持金が一緒だったのでは?


「俺達、痺れ薬の収入とあの宿に居たんだし貯金が無かったら金銭も似るか」


「笑いたく無いけど笑えるわね」

笑えない冗談にお互いで笑って、さぁ、現実に戻るか


オカネ、カセゴウ


「依頼、見に行こうか」


「賛成、討伐依頼があったら良いな」


ミアリスさんと足早にギルドに向かう、あんだけデカいんだから討伐依頼とかあるだろ


ギルドに淡い期待を込めて行ったが、依頼書ない!冒険者居ない!報酬ない!あるのは現物報酬のみ!コレはまずい!


「無いな、、」


「ないね..」


2人で諦めに近い声が出しながらも一縷の望みで職員に聞いてみるか?


「職員に聞いたらなにかあるかも」


「そうしましょう、流石にここまで来て採取依頼はしたくない」


俺たちは受付に向かったけどさ


あー、やっぱ君はやる気はないね?職員さんや

せめて肘ぐらいは机から離して仕事してますアピールしてほしいが俺には関係ない


とりあえず聞くか


「他に仕事ないですか?」


気だるそうに職員が返答する


「うちは交易ルートじゃなからねー、そりゃあ、賑わってるように見えてみんな自分のことをするスタンスだから人も依頼も少ないさー」


「あっ、そうだー」


言い終わったらなにかに気づいて職員が書類を漁り出した。いちいち語尾を伸ばすのか職員さんよ!


「この依頼ならお金払えるし、なんなら前金ありだよー?」


渡された依頼書をミアリスさんと見るか、内容は、、


廃坑付近の調査、周囲に人が出入りしてないからの確認、居たら調査。斥候向け

人が居なくても報酬がでます


「斥候向け、かぁ」


俺向きではあるが、、だなぁ


「いいじゃん、受けよう?」

意外な答えに、俺はびっくりしてしまった


「けどミアリスさん、多分暇かもだよ?」


「人が居なかったら魔法の練習するだけだから」

「人がいたら練習できないよ?」

「1人よりかは全然良い」


うん、ミアリスさんを1人にはできないししたくないが押し負けたな。仕方ない



「…これ、場所が遠いわね」

ミアリスが依頼書を覗き込む。

「明日の昼まではかかるよ、野宿になるから前金で保存食とか買っておこう」

「そうね、でも何があるかしら?」


「俺もわからないから雑貨屋に見に行こうか」


ミアリスさんが頷く、そう遠くない場所に雑貨屋があった


「いらっしゃいませ」


受付に子供とお母さんがいる、店自体は小さいが保存食と民芸品を売ってるみたいだ


ふと、ミアリスさんをみたら民芸品に凄い興味津々すぎるようでキラキラした目で小物を見てる

これ、本来の目的を忘れてるようだ。そんなミアリスさんをみてたらなぜかニコニコしてしまった。


それに、なんか可愛いなと思ってしまった。顔が可愛いんだから笑った顔は見飽きないものだよな


笑ってるミアリスさんの左目、金色になってる


子供がミアリスさんに寄って来た後に、なんか一点を指さしてる


「あれ、おすすめ」


指を刺した先に、中指ほどしかない細い笛が2つあった


「これは何ですか?」


「恋人や仲間同士で安否を確認する手作りの笛です。一個一個、音色がちがうの」


最初になぜ恋人を持ってきた?何を想像してるこの子はまったく、、

目がキラッキラしてる目でミアリスさんをみてる


それを見ずに、、、ミアリスさんが凄いこれ良いなぁって顔して笛を見ている


表情を戻す意識を忘れてるな?


値段は、高くないな。保存食を買っても多分足りる


「これ2つください」


「えっ!?」


ミアリスさん驚いてる、お金は大丈夫なのか考えてるみたいだ

こっちは計算済みよ


「値段見たら安かった、旅の途中ではぐれたら合流するための物は必要だろ?」


「そうよね、合図は必要よね!」


買う理由があるから仕方ないよね!って顔をしてるがミアリスさん、さっきから左目がずっと金色になってるし声が嬉しいを表現してるよ?


会計場にいたお母さんが立ち上がった


「紐で首にかけれるようにしますか?」


首紐か、確かに良さげだな、けどミアリスさんの意見も聞かないとな


「紐で結ぶ?」


「無くしたくないから結びたい。」


俺の問いに食い気味に言ってきたな、そんなにほしかったし大事にしたいのかな?


「わかりました、ちょっと待っててください」


手慣れた手つきで笛に紐を通してくれてすぐに渡してくれた。

俺たちはそれぞれ首にかけると、何故かお互いに笑ってしまった


「これではぐれないね」


「うん、そうだね」


「代金は今から保存食を買うので一緒でお願いします」


「はーい」


お母さんの返答を聞いた俺たちは自然と保存食の方に足が向かう


ニコニコするのを隠さないミアリスさんと廃坑に行くための保存食を選びたいが


人によって好みの備蓄はあるから、どれにしようかな


「どれにしようかな」


「あっ、これ安いし良いかも」


ミアリスさんが取ったのは乾燥フルーツの詰め合わせだった。やっぱリーゴの時に察したが甘いもの好きなんだな


「いいと思う、俺はこれにするか」


俺が手に取ったのは果実がなる木を切り出した


口に入る小さい木の板、しゃぶれるから


「却下」


ミアリスさん!!

今まで見た事ない凄いスピードで奪われて即リターンされた、なんで!?


「なんで!?」

心が口に出たよ!?


「お腹が膨れるものにしなさい」


まるで風貌と言い方がお母さんが子供を躾けるような言い方をしてくるがこれしゃぶったら木の味の奥、超遠い所で果物が手を振ってるような味なんだぞ!?


「木の板は膨れないけど多分美味しい」


「それでもダメです。アーキしゃ、、アーキさんの生活が昨日のスープもあって不安になってきたわ、私がこっちも管理しようかしら」


「あれ、噛んだ?」


「うるさい、殴るわよ?」


ぼそっと管理宣言された上に軽い仕返しが重いパンチになりそうだからスルーしよう、俺は多分管理されても聞かないと思う


「じゃあ、これで」


俺が取ったものを見てミアリスさんはそれを見てよろしいみたいな顔をしながら納得する


俺が仕方なく手に取ったのは触ってわかる硬いショートブレッド

手のひらを突いたら保存食用だからか凄く痛いくらいに硬い


ショートブレイドが折れたらこれで泣きながら殴ってやろうかな?


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