第6話 暁の師弟対決
登場人物紹介
セゼル 覚醒の魔法使い
ヨイチ 8代目伝説の弓使いの弟子
スバル 名刀使い
リンゼ 鎖鎌使い
ノルン 黄金の勇敢戦士
ヨイチ 7代目伝説の弓使い、8代目の師匠
カリス2世 ヘブンズリーフの魔導師
フレア 闇の魔導師、セゼルの師匠
*登場する名称等は全てフィクションです。
フレアの指導で鍛えるセゼル。
突然村が襲われ、セゼルはヨイチと村を離れ、途中で仲間のスバル、リンゼと合流する。闇軍団六人衆のサザビ、ミラン、バル、ネッドと闇将軍エルガを倒す。
ムニル、ノルンの協力の元神秘の聖地ヘブンズリーフで修行をし、遂に究極魔法を修得する。そこに現れたのはフレアだった。
「セゼル、究極魔法を手に入れたようね。でもここで死んでもらうしかないわね。」
「えっ、フレア師匠!」
「なっ、何でフレアさんが!」
ノルンが前に出る。
「フレアさん、あなたも闇に呑まれたようですね。」
「たかだか闇軍団の下っぱ風情が何だね。」
「セゼルさん、気を付けて下さい。もう昔のあなたの師匠ではありません。」
「そんな...フレア師匠...。」
ヨイチがフレアに近づく。
「フレアさん、あなたは村で私の師匠と共に闇軍団と戦ったのではないんですか。」
「ヨイチの弟子か。お前の師匠など、あの戦いで死んだわ。」
「しっ、師匠が亡くなった…。」
ヨイチはしゃがみこんだ。
「さあ、みんなまとめて始末してやるよ!」
フレアが構える。
『セゼル、聞こえますか...』
あっ、師匠の声がする。
『ヨイチさんは私をかばい亡くなりました。私も闇将軍が召還した闇魔瘴に捕らわれてしまいました。』
師匠、ししょー!
『さあ、セゼル私を倒すのです。まだ私の意識があるうちなら出来ます。』
出来ません!師匠を倒すなんて…。
『闇の力は強大です。しかし、究極魔法を修得したあなたなら必ず闇魔瘴を消せます。私もあまり持ちこたえられないでしょう。』
分かりました、フレア師匠。
全力で行きます!
セゼルはフレアに向き合い構える。
「ほう、セゼル。やっとやる気になったね。」
「師匠、いやフレア!私はあなたを倒して闇魔瘴を必ず消す!」
「弟子に遅れを取る私じゃないよ。覚悟しなセゼル!」
フレアは魔法詠唱しセゼルに放つ。
セゼルも受けるが、吹っ飛ばされてしまう。
「くっ…、つ、強い…。」
「なんだい、大したことないねぇ。ならこれでおしまいさ!」
フレアが魔法詠唱し、巨大な魔力がセゼルに放たれた。
「うっ、ダメか...。ん?」
セゼルの前にはヨイチ、スバル、リンゼが立ちふさがり攻撃を防いでいる。
「みんなー!」
倒れる3人。
「おやおや、仲間に助けられるとは情けないねぇ。」
3人はセゼルに手を伸ばす。
「セゼル...私達の...ぶん...まで...頼むよ...。」
セゼルの中にヨイチ、スバル、リンゼの力が流れ込む。
「みんなの力、確かに受け取ったよ!フレア、アンタだけは絶対倒す!」
「やれるもんならやってみな。」
セゼルの頭に声が響く。
『セゼル、私の最後の力で闇を抑えます。さあ、放つのです!』
セゼルは魔法詠唱する。
周りの空間が震え出す。
「これで最後です、フレア!究極魔法、コズミックバースト!」
セゼルから物凄い魔力が放たれフレアに当たる。
「うぐっ...。」
フレアは地面に倒れる。
「倒せた...のかな...。」
セゼルはフレアに近づく。
「セゼル...よく...やりました...。さあ手を...差し出し...なさい...。」
セゼルはフレアの手を握りしめる。
セゼルの中にフレアの強大な力が入って来た。
「これで...あなたも...闇魔瘴を...消せる...でしょう...。」
「師匠、フレア師匠!」
「さあ...おいき...なさい...。平和な...世を...たのみ...ますよ...。」
フレアは息を引き取った。
ヘブンズリーフでフレア、ヨイチ、スバル、リンゼを弔いカリス2世の所を訪れた。
「セゼル、さあ残すは闇魔瘴のみだ。」
「ノルンさん...私...。」
「セゼルさん、ノルンさん、私も同行します。闇魔瘴は何としても消滅させなければなりません。」
「ヘブンズリーフは大丈夫なんですか。」
「闇魔瘴がある限り、いずれヘブンズリーフも滅ぶでしょう。今すべきは根源を消滅させることのみです。」
「カリス2世さん、あなたまで闇に呑まれることはありませんか。」
「私も賢者のはしくれ。闇への抵抗力はあります。それに万一の時の覚悟は出来ております。」
「分かりました。ならば3人で闇魔瘴のもとへ行きましょう。」
こうしてセゼル、ノルン、カリス2世はヘブンズリーフを出発した。
闇魔瘴、負のエネルギーを吸収し続け膨張する瘴気。
実態は無く、近づく者を全て闇に取り込む。
その周囲は荒野が広がり、生命の反応は皆無である。
負のエネルギーを察知すると協力に吸い上げるのである。
「あれが闇魔瘴ですか。」
「セゼル、常人ならばこのあたりですら闇に呑み込まれる。」
「見るだけでおぞましい感じがしますね。」
「カリス2世さんは大丈夫ですか。」
「はい、私ならご心配なく。」
「あんな空気の塊みたいなもの、どうやって消せるんですか。」
「闇の瘴気に対抗出来るのは、唯一聖なる気のみ。」
「私の持つ究極魔法で消し去るしかないんですね。」
「かつて闇魔瘴を消そうとして精鋭部隊が挑んだが、皆取り込まれ倒れていった。」
「これで最後にしましょう。闇魔瘴を消滅させます!」
第7話(最終話) 予告
ついに諸悪の根源、闇魔瘴の消滅に挑むセゼル。みんなの願いを1つにし、放て究極魔法!
次回 「闇の消滅、光の未来」
フレア師匠、立派な最期でした...。
そして、ついにファイナル。
果たしてセゼルは...そして未来は...。
ではまた。




