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11.のんびり屋さんの魔法使い2  作者: ひろーら


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第4話 激突!闇将軍

登場人物紹介

セゼル  覚醒の魔法使い

ヨイチ  8代目伝説の弓使いの弟子

スバル  名刀使い

リンゼ  鎖鎌使い

ノルン  黄金の勇敢戦士

フレア  セゼルの師匠、伝説の魔法使い

ヨイチ  7代目伝説の弓使い、8代目の師匠

エルガ  闇軍団総大将、闇将軍


*登場する名称等は全てフィクションです。

フレアの指導で鍛えるセゼル。

突然村が襲われ、セゼルはヨイチと村を離れる。途中で仲間のスバル、リンゼと合流し進む所に闇軍団六人衆のサザビ、ミラン、バルと戦闘し倒す。

進んだ先にはムニルがおり、ノルンを抑え一行は斉賀洞に向かう。そこにはネッドがおり、何とか倒すが遂に闇将軍が現れる。


「その通りだよ、魔法使いセゼル!」

「やっ、闇将軍!」

「闇魔瘴を無くすなど出来んのだよ。」

「それでも私達はやらなきゃならない。」

「ノルンよ、お前も闇に呑まれたのなら分かるであろう。」

「闇将軍、いやエルガ。かつての栄光はお忘れですか。」

「ノルンよ、お前は変わらんな。かつて無敵将軍と言われ民より慕われたのも過去の話よ。」

「やはり共には行けませんか。」

「お前は闇魔瘴の真の恐ろしさを知らんのだよ。」

「真の恐ろしさ…。」

「かつてこの地は戦乱に満ちていたんだ。多くの争いの中で無念にも亡くなる兵士は数知れずいた。」

「私やムニル、ミランもあなたと参戦しましたね。」

「本当の恐怖はそこから始まったのだ。亡霊の魂は浮かばれずある一点に集まってしまった。」

「それが闇魔瘴なんですね。」

「恐怖や恨み、憎しみ、怒り。数々の負の集合体こそ闇魔瘴の本体なのだよ。」

「そのような物に人がかなうんでしょうか。」

「だから無理と言うのだ。排除を試みた我々がこうなったのを忘れた訳ではあるまい。」

セゼルが前に出る。

「それでも私は闇魔瘴を消したい。」

「成る程ねぇ。セゼルよ、覚醒したとてそう簡単に消せる程甘くはない相手だよ。」

「それでも...、それでも私はやらなきゃならないんです。」

「ならば、全力で私に勝つことだね。私すら倒せないようでは消すことなど不可能だよ。他の者は手出し無用だからね。」


セゼルとエルガが対峙する。

二人の気迫は凄まじい。

「さあ、セゼルよ。覚醒した力を見せてみなさいよ。」

「では行きますよ、闇将軍。」

セゼルの魔法詠唱で周囲の空気が震える。

「すっ、凄い魔力ですね…。」

「これなら倒せるんじゃないですか。」

しかし、ノルンは厳しい顔をしている。

「どうしたんですか、ノルンさん。」

「確かに六人衆ならこの威力で倒せるだろう。しかし、闇将軍にはまだ足りない…。」

セゼルがエルガに向かい魔法を放つ。

周囲が眩しくなる。

魔法はエルガに直撃した。

「やりましたよ。」

「直撃したな。」

暫くすると辺りは静まりかえり、エルガが仁王立ちで立っていた。

「あっ、当たりました…よね…。」

「ああ、直撃だがあの程度では無理と言わなかったかい。」

「ノルンさん、どうすればいいんですか。」

「セゼルの力は光、エルガの闇は強大なんだ。それに闇魔瘴となれば数倍だろうな。」

「やはり…倒せないんでしょうか…。」

「一つだけ方法がある。」

ノルンはうつむいた。

「ノルンさん、教えて下さい。私達はセゼルにかけているんです。」

「厳しい選択になってもかい。」

「私達はどうなってもいいです。セゼルにこの世を救って欲しいんです。」

「なら教えてあげるよ。闇の力は負の感情の集合体だ。ならばそれに対抗するなら…、分かるよね。」

「私達が聖なる力をセゼルに送るんですね。でもそれは同時に私達の命を削ることになるんですよね。」

「そう言うことだね。覚醒したセゼルなら聖なる力を吸収することは出来るはずだからね。」

ヨイチとスバルとリンゼは顔を見合わせる。

皆気持ちは一つだ。

「ノルンさん、私達は旅に出た時から命はセゼルに預けています。今更臆することはありません。」

「ならばセゼルに向け聖なる力を放つのみ。皆、セゼルを助ける気持ちを注ぐんだよ。」

3人は手をセゼルに向け念じた。

手から放たれた気はセゼルに向かい吸収された。

3人はその場に倒れてしまった。


「何か力がみなぎる!」

セゼルの魔力が増大し魔法詠唱に力が入る。

「闇将軍、これでトドメです。」

セゼルが極大魔法をエルガ目掛けて放つ。

魔法はエルガに直撃した。

「うっ…、ぐっ…。」

エルガはその場に倒れた。

駆け寄るセゼルとノルン。

「よく...やった...セゼル...よ...。」

「闇将軍…。」

「ノルン...後は...頼むぞ...、さあ...セゼルよ...手を...出す...のだ...。」

セゼルはエルガに手を差し出す。

エルガは残る力を全てセゼルに注ぎ息絶えた。

「エルガ...アンタ最期は英雄になれたよ...。」


暫くするとヨイチ、スバル、リンゼの3人も気が付いた。

「セゼル、やったのかい。」

「みんなのお陰だよ。」

ノルンが厳しい声で言った。

「闇将軍ですらやっと倒せた。みんなボロボロだ。セゼルもエルガの力を取り込んだが、正直その程度では闇魔瘴は消せないな。」

「じゃあ、どうすればいいんですか。」

「アンタなら分かるだろセゼル。」

「あっ、あの地ですね。」

「そうさ、あそこだよ。」

「はっ、何処へ行こうって言うんですか。」

「分からんのかい?」

「魔法使いにとって神秘の聖地と言えばヘブンズリーフじゃないか。」


第5話 予告

ヘブンズリーフに向かったセゼル一行。魔力を高め闇魔瘴に対抗する力を手に入れたセゼルの前に現れたのは?

次回 「新たなる強敵!」

やっと闇将軍は倒せましたが、まだまだセゼルちゃんに難題が?!

ではまた。

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