神は死んだ
神が死んだ。九十九代目の神が死んだ。自殺したんだって。責任? とか、罪悪感? から死んだんだって。んで━━━
「俺が神になったんだよね」
記念すべき、百代目の神に選ばれました! 世界の創造やら、設定とかを決めれるんだって! んじゃあ早速・・・
「人間の感情を消しましょか!」
感情があるから、責任やら、罪悪感やらが生まれる。なら元を消しゃあ良い話。
「ついでに価値観の統一だな」
バラバラの考えを持つから、他を否定し、争いが生まれる。なら、元を消しゃあ良い話。
「そんでもって、意思の剥奪~」
意思があるから、自身を保とうとする。周りを下げようとする。なら、元を消しゃあ良い話。
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「世界が滅びちゃった! てへぺろ★」
九十九代目の神は、選択肢を間違えたと勘違いし、自身を恨み海に飛び込み死にました。
が、神は死ぬことができないので、全人神防衛連合、通称 神連 の地下に閉じ込められています。
液体が詰まった、ポット的な物に浸けられて、精神の安定を促し、完全復活させようとしています。
完全復活した後は、初代から九十九代目の肉体と、心を繫ぎ合わせ、一つにし、完璧な神を作ろうとしていたところを、百代目がブッ壊しました。
完璧な平和をブチ壊した百代目は一人になり、今までの神を蘇らせようとしますが、失敗に終わり、キメラが生まれます。
感情も価値観も意思もないキメラに対し、百代目は責任と罪悪感を持って生き続けます。
荒廃した、ゴミのような世界で!
ん~ハッピー!