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ライブ

作者: 井上 みかん


今日はライブの当日だ。

今日やるのは人気バンド『まんじゅうこわい』のライブである。


ここで『まんじゅうこわい』を紹介する。


『まんじゅうこわい』のライブ方法は歌って話す。トークライブである。


「嗚呼、楽しみだな……」

男が言った。

「楽しみね?」

女が言った。


ライブは箱と言われるところでやる。ただ、箱は立場上飲食店である。

ただ、ここの箱、非常に飯が不味いのである。


「楽しみだけど……食べ物は不味いな……」

男は言った。

「そうね?ぬるいビールは泡が消えてるわ」

女が言った。


ただ、この箱すごい人気である。

なぜなら、『まんじゅうこわい』はこの箱でしかライブをしないからである。


『まんじゅうこわい』は『ユメ』という男と『うつつ』という女がバンドをしている。


「ねぇ?『まんじゅうこわい』は人気だけど食べ物は残してもいいものよね?だって、この唐揚げ冷凍食品みたいに冷たいのだもの」

女は言った。

「このシケたポテチも美味しくないな……ただ、残すのは悪いのではないか?」

男は言った。


他の客が言ってきた。

「君達、さっきからうるさいじゃないか!!!「嗚呼、飯が不味い」「嗚呼、酒が不味い」この箱や『まんじゅうこわい』に失礼じゃないか!!!」

そう、言うと男は飲み終わったビールの入った紙コップを男に投げた。


そういうとみんなが一斉にものを投げた。

小さい箱だが10人や20人が一斉にものを投げた。


「やめて!!!みんな、酷いじゃない!!!」

女は言った。

「仕方ないだろ!!!これは不味い!!!皆はこれを美味しいと言うのか!!!」

男は言った。


男女の会話は確かに酷いものだ。これは『まんじゅうこわい』が出るどころの騒ぎでは無い


「おい、お前!!!この店で1番美味いものを俺が納得するものをよこせ!!!」

男が言った。

「そうよ!!!こんなに迷惑かかるライブハウスは初めてだわ!!!美味しいものを出したら文句一つも言わずに出てってやるわよ!!!」

女は言った。


男女の2人が言ったあとに1つの『まんじゅう』が渡された。

「なんだこれは?ライブハウスで和菓子?しかも、『まんじゅうこわい』が出る日にまんじゅうを足すとはお前、お笑い芸人にでもなれるんじゃないか?」

男は言った。

そんなことを言っているとやはり周りからは文句を言われる。


男は『まんじゅう』を食べた。

「これは美味い!!!美味しいじゃないか!!!この美味しさ『まんじゅう』が『怖く』なりそうだ」

男は言った。

「やっぱり、ここのお店は『まんじゅう』が美味しわね?ユメ?」

女は言った。

「そうだな……うつつ」

男は言った。


『まんじゅうこわい』のライブはすでに始まっていたのだ。

他の客は美味しそうな焼き鳥やキンキンに冷えたビール投げてるものはなにも入ってない紙コップ


「嗚呼、まんじゅうこわい」

男が言った。

「私はみんなの叫び声や物を投げる時の『音楽』が怖いわ」

女が言った。




終わとがよろしいようで




「なぁうつつ……今度はなにが怖くなる?」

男は言った。

「ええ、ユメ……今度はお客さんの笑顔が怖いわ」

女が言った。



「ねぇユメ……あなたはなにが怖い?」

女が言った。

「そうだな……俺には怖いものなんてないんだ。1つだけ……たった、1つだけ怖いものを言うとしたら……」







いい結末が怖い



















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