家出少女?
「アイリス、冒険者になるため、皇都に行きます!」
そう高らかに宣言した私、アイリスはタート村に住んでる15歳です!
「なに言ってるんだい!あんたなんて冒険者になったところで大したことないんだから!大人しく村であたいの手伝いでもしてな!」
って母さんがいうけど、私は大したことなくない!
何だって、私は村で1番魔力が高いんだから!
どうやって測ったって?
村にある教会で、10歳になると魔力の測定が必須らしくて、実際に受けたら、神父様が私が今まで受けた人の中で1番高いって教えてくれたんだ!
実際魔法は使ったことないんだけどね!
話を戻して…
私は皇都に行きたいの!こんな小さい村でずっといるなんて退屈だよ!
「村にいたってつまんないよ!近くの街まで1日以上かかるし!こんな狭い中で生きていくなんてやだよ!」
「あーそう!こんな狭い村で悪かったね!
そこまで言うなら出ていきな!この親不孝ものが!
勝手にどこでも行きな!もう2度と帰ってくるんじゃないよ!このじゃじゃ馬娘が!」
「ふんだ!こっちこそ願い下げだよ!もう2度と帰って来るもんか!」
そう言って私は家を飛び出して村から出ていきました。